ステーキハウス キッチン飛騨

乗鞍岳登山の前日に仲間と岐阜の高山にある有名ステーキハウスを訪問。高山駅から古い街並みの方向に徒歩9分。まもなく創業54年を迎える飛騨牛を専門に扱う地域1番店と言われる老舗ステーキ店。通りから路地を入ったところにひっそりと位置する。
店内は昭和感が残り、入り口にはステーキのソースや冷凍ハンバーグなどの惣菜が販売されている。さっそくテーブル席に案内いただきグラスワインをいただきながらメニューを見る。

こちらのお店のステーキは飛騨牛の部位別におすすめのリブロース、サーロイン、フィレ(フィレの部位別に価格は3種類ある)を選び、それぞれ肉の量とA4かA5の等級を選べるようになっている。

メニューにこちらのお店のステーキの焼き方が書かれていた

①玉ねぎを炒めて肉をその上に乗せる
②蓋をして弱火でプレゼ(肉の中心まで温まるように蒸し焼き)する
③別のフライパンでバターを溶かして肉をソテーし焼き色をつける
④肉をひっくり返して塩胡椒
⑤大分産カボス果汁、ニンニク、醤油、赤ワイン、最後にラム酒でフランベ
(フライパンに残った肉のエキスと合わせてジュを作る)
⑥皿に肉を盛りつけて肉のエキスを吸った玉ねぎと肉のジュをかけて完成

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今回は脂が気になったけどせっかくなのでA5サーロインの150gを所望する。

しばらくして着皿。一緒にパンとサラダのセットも注文。気になる脂身は全て外しておられるのはさすが。
まずは何もつけずにそのままいただく。脂の融点が低いので噛み締めるごとにジュワッと口の中で肉が解ける感じがする。
歯が不要なくらいの柔らかさ。一緒に添えられたステーキソースをつけると想像以上に美味しかった。濃いソースなので肉の味を消してしまうかと思っていたがキレとコクがあって肉を一層美味しく感じさせる。このソースは飛騨牛のすね肉と香味野菜を使って仕上げたブイヨンスープに数十種類の調味料香辛料を加え最後に諸味醤油を加えて冷蔵庫で寝かしてから使用していると記されていた。これだけの精度のステーキをフライパンだけでたくさんの注文を一気に仕上げる技術に敬服。

サービスで添えられたカレーソースも秀逸。とてもまろやかでコクがあって程よい甘味もあって本当に旨い。炊き立ての白米と最高の相性だと考える。さすが50数年の歴史と独りごちながら店を出る。ごちそうさまでした。

岐阜県高山市本町1−66
0577-36- 2911
11:30~15:30
17:00~20:30
水曜定休

洋食 東海地区甲信越地区

かなえ寿司 10月【大阪市 大国町】

大阪木津卸売市場内にある表記の寿司店をランチタイムに訪問。大阪メトロ大国町駅、南海高野線今宮戎駅から徒歩3分。卸売市場なので無料駐車場も完備(市場内の宝くじ売り場で駐車券を精算する仕組み)。卸売市場の寿司店なので朝(以前は5時開店だったけど最近は9時に変更)から午後2時くらいまで年中無休の営業。市場の裏側にあるので知らないと場所は分かりにくい。朝は市場の客が中心で昼は界隈の常連客が多い。

カウンターの中で高齢の3代目とそのご子息の4代目が切り盛り。4代目がネタの切りつけを行いそれを高齢の3代目が握って盛り付ける。

こちらのお店は45年以上前から通っていてL字型10席の激渋のカウンターに座って4代目と世間話をしながら寿司をいただくのが楽しい。

今回も苦手なマグロ・鰹等の赤身抜きの3000円の握り盛り合わせを所望する。醤油は昔ながらの刷毛でネタに塗るスタイル。片方は練りわさびが入っていて片方は生醤油。ネタによって使い分ける。

握りは市場寿司ならではのほろ温いシャリを掴んでふんわりとネタと合わせるつかみ寿司の手法。酸味の効いたシャリは柔らかめで個人的には好み。

握り寿司は2皿に分かれて供される。北海道産の高級ブランドの小川の雲丹、淡路産の鱧はかなり大きく切りつけたもの、いくら、生鮑。

2皿目は皮目を炙って塩を振った甘鯛、湯掻いた皮と共に供されるイサキはねぎポン酢で、鯨の尾の身部分、皮を焼いた真魚鰹など多種多様に美味しいものばかりを選んで握っていただき大満足。ごちそうさまでした。。

過去のかなえ寿司はこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-8 木津卸売市場内
06-6649-1308

大阪市 大国町 寿司

旧ヤム邸 本店【大阪市 谷町六丁目】

谷町6丁目の空堀商店街にある表記のスパイスカレー店を久しぶりに訪問。関西スパイスカレーのパイオニアとも言える存在で開店当時は立地含めてマスコミで大きく取り上げられていた。現在は東京にも進出され店舗拡大されておられる。

スパイスカレー店なんだけど馴染みのある日本の食材を使用し和風出汁を使ったりされるのでとても食べやすく食べ慣れていなくてもハードルはとても低い。女性スタッフで切り盛りされ客層も女性が多い。

この日のカレーは「玉子とカニカマのタイ風キーマに小エビのソムタムのせ」「ラッサムチキンカレー」「きのこと味噌のダルかけ 大根と鰹で煮込むスパイシー豚キーマ」で2種1150円、全部かけ1300円とのこと。ほとんどの客が全部かけを注文していたけど私は2種を所望する

しばらくすると着皿。ご飯は少なめでカニカマの入ったキーマは思ったよりも穏やかな味わいでとても食べやすい。チキンカレーは王道の味わい。途中で混ぜ込んでいただくとおても美味しい。副菜も日本的なものばかりで他のスパイスカレー店とは一線を画す。
最後にアイスチャイをいただいて店を出る。ごちそうさまでした。

大阪市中央区谷町6-4-23
11:30~L.O.14:00 / 18:00 ~ L.0.21:00
月火定休

大阪市 谷町六丁目 カレーライス