生の猪肉が解禁になったので丹波篠山の表記の店を半年ぶりに訪問。大阪駅から快速で1時間。篠山口駅からタクシーで田んぼと畑の農道を通って30分の鄙びた場所に位置する。
茅葺屋根の店は風情満点。お店はいつも満席で完全予約制で訪問日の1カ月前から予約ができる。名物の猪鍋は猪猟可能期間の11月から3月までで食事中も予約の電話が鳴りっぱなしだった。
創業は、今から40年ほど前に現店主の父親の先代が、この場所が気に入って家族の反対を押し切って飲食店を始め、厳選した一頭買いの猪肉を冷凍ではなく生で提供する事に拘ったのが始まりとのこと。
店の入口には大きな猪の剥製が鎮座。店内にもいくつかの猪の剥製が飾られる。板張りで床暖房の入ったの大広間は大小の囲炉裏が点在し囲炉裏を囲んで食事をするスタイル。
ほとんどの客がこの時期ならではの「ぼたん鍋5400円」を注文する。
最初に突き出しの篠山名産の黒豆の枝豆が提供される。栗とともに篠山の秋の名産となっている。猪肉(写真は7人前)は子供を産んでいない3歳のメス猪を一頭買いして提供。鍋の野菜も地元のものを使用。山芋や田舎こんにゃく、黒豆豆腐など珍しいものも入る。
最初に猪肉を全て味噌鍋へ投入。続いて山芋や大根等の根菜類を投入する。ひと煮立ちしてからは葉野菜や葱等を投入して、更にひと煮立ちすればいただけるとのこと。
サイドメニューのアマゴ塩焼き800円を所望する。串刺しにされたピクピクと動くアマゴを囲炉裏で焼き上げる。片面25分ずつじっくり炭火で焼き上げると骨までいただけるとのこと。
数種類の味噌を合わせた出汁は全くアクが出ず、煮詰めても辛くならないのが不思議。
あっさりした味噌出汁と旨みたっぷりの脂身を纏った猪肉との相性が抜群。いくつかの部位の猪肉は癖などは全くなく柔らかく脂身も全くしつこさを感じない。カロリーも牛肉の半分くらいでビタミンBが豊富で高タンパク低カロリーとのこと。野菜のおいしさは特筆もの。
最後は自分の田んぼで作るコシヒカリを使ったご飯が供される。丹波産のコシヒカリはブランド米で価格もトップレベルらしい。汁の残った鍋の中に生卵を入れ2分くらい煮立てて半熟になったところを白いご飯の上に乗せていただく。猪肉と野菜のエキスが染み出た味噌味の黄身ご飯は驚くくらい美味しい。春は地元でとれる山菜鍋がお勧めです。
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兵庫県篠山市火打岩495-1
079-552-0702
営業時間 11:00~20:00
定休日 4月~9月(毎週木曜日)10月~3月(無休)






