西天満にある十皿さんを訪問しました。地方裁判所のすぐ近く。L字型のカウンター8席と奥には個室があり。淀屋橋の駅から徒歩7分
天満の名店「スフィーダ」で約13年間、料理長を務めた真野純シェフが新たに築いた和食とイタリアンを融合させたフージョン料理。
店内は木、土、和紙などをうまく使った和モダンの空間。
お箸以外のカトラリーは引出しに収納。
今回はカウンターのお席で10000円(税抜)コースを所望。
十皿(とさらは)季節の食材と粋な器、ワインのマリアージュをどこまでも楽しんでいただく場です。私の故郷・淡路島の豊かな風土が生み出す素材と今この瞬間、これは美味しいと感じるものを日本各地から厳選し、和食とイタリアンの感性を、融合した10皿で表現いたします。今日より明日は、さらにおいしく。常に成長し続ける「十皿」を、どうぞ末永くごあいようくださいませ・・・真野淳と書かれたメニューを見ながら料理をいただく。
一皿目は熱々のすっぽんのスープ。身と卵とおこげ風にあられを付けたエンペラ部分の食感も楽しい。
この日合わせた白ワインはムルソー。それぞれの料理に合わせたペアリングセットもある。
二皿目は琵琶マスの燻製の手まり寿司風。寿司酢で味をつけたマッシュポテト 腹身部分の塩焼きで供される。
三皿目は和食器で供されるガスパッチョのジュレ。夏らしい酸味の効いたさっぱりとした味わい。底にはクスクスと足赤海老、上には柑橘の泡。。
四皿目は若鮎のカダイフ焼きサラダ仕立て。肝のペーストを塗り込んで焼き上げたもの。パリパリの食感と鮎の柔らかな身がほろ苦くてムルソーと相性がとてもいい
五皿目はゴルドラッシュ種の玉蜀黍の冷製スープに揚げたフォワグラを浮かべたもの。玉蜀黍の新芽を添えている。玉蜀黍の甘みと風味がしっかりと主張。
六皿目はライムの香りの毛蟹のスパゲッティ。ソースがしっかりと乳化して麺としっかり絡んでとても美味しい。久しぶりに美味しいと思うパスタを食べた。。モロヘイヤの粘りも夏っぽい。
七皿目は淡路島の鱧とナスのヴァボーレ。茄子とドライトマトと鱧の上に山芋を乗せて蒸し揚げている。鱧の皮の揚げたものと穂紫蘇をトッピング。色々な味と香りのするスープは鱧の骨で取ったもの。
八皿目は宮崎牛のクリ部分を使ったステーキ。何度も休ませて余熱で火入れ。藁で燻して香りをつけている。時間をかけて火入れした玉ねぎ添え。肉の下にも熟成させた酸味のある玉ねぎが敷かれている。
九皿目の食事は土鍋で炊き込まれた金目鯛と満願寺唐辛子のご飯。。
最後の十皿目はエスプレッソとともにパイナップルのかき氷と宮崎マンゴー
ランチタイムは夜でも出しているメニューが七皿出てきて、5000円とのこと。。。
ごちそうさまでした。。
食後はワインとジャズを楽しみに東天満のおしゃれな某店でリラックス。真空管のアンプから奏でられるレコードの音色に癒される。
大阪市北区西天満2-7-26
06-7709-1283
月~土 12:00~15:00,18:00~23:00
毎週日曜日、祝日