有馬十八番

六甲山登山の帰りに有馬温泉で汗を流して表記の明石焼きの店を訪問。比較的最近できた店で何をいただいても美味しい。

店内はカウンター席のみ。。

最初にざるどうふ460円。山椒のみが乗っているのが特徴。

そしてメインの『有馬焼』700円はどこからどう見ても明石焼にしか見えない。
壁のメニューには明石焼に有馬山椒の白醤油煮が入ったものと記されている。しかし特別どおってことはない。。

焼き餃子400円は餡に神戸ポークと神戸牛が入っていて食べ応えもあってとても美味しい。神戸らしく味噌ダレでいただくんだけどその味噌ダレに山椒の実が入っていてとても美味しい。食事には物足りないけど虫養いにはぴったり。

神戸市北区有馬町1183
078-904-0218
月~日 11:00~18:00

有馬十八番明石焼き / 有馬温泉駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

その他料理居酒屋 未分類神戸市

イルポーペロディアヴォロ 8月【大阪市 大国町】

大国町にある魚に特化した私が個人的に大阪で一番美味しいと思う表記のイタリアンを訪問。場所は木津卸売市場に隣接する阪神高速の高架下のグルメゾーン「なんば木津まち横丁○(エン)」の中のトラットリア。店名はイタリア語では「可哀想な悪魔」という意味。

今年35歳のシェフの羽田達彦さんがイタリアのエミリアロマーニャ州トッリアーナにあるミシュラン一つ星の店「Il Povero Diavolo」のスーシェフを3年間務められ同じ店名を冠して7年前に独立。

旬の魚介に旬の野菜を組み合わせたオリジナリティ溢れる料理が続く。食器はすべて暖かみのあるイタリア製の「ヴィルジニア カーサ」を使用。

最初にグリッシーニがきてぽりぽり食べながら最初の皿を待つ。

一皿目は鰯の新子と自家製バターを高菜で包んだもの。ピリッとした高菜の味わいが胃を刺激する。

2皿目は鱧の身と鱧出汁をミキサーにかけて冷凍したものに自家製のフレッシュチーズとゴーヤとブロッコリーのサラダを合わせたもの。温度差の妙にびっくり。

続いてスプーンで供されるのはトキシラズを細かく叩いたものとその筋子を合わせてみかんの皮のピューレとビネガーを合わせたもの。

フレッシュな剣先烏賊を叩いたものと火入れした葱、万願寺唐辛子を合わせて上にとんぶりを添えたもの。烏賊のスープと一緒に味わう。

この日はワインのペアリングで所望する。シャンペンから始まってオレンジワイン、ガメイのビオワイン、バルベラ、綺麗目のネピオーロ、ピノノワールなどタイプの異なるワインを料理に合わせて出していただく。

通称おじさんと呼ばれるヒゲのある魚の稚魚の「ヒメチ」とその内蔵で作るソースの逸品。パプリカのみじん切りを挟んで赤タマネギの素揚げとカポナータをペースト状にしたものを合わせる。上にはペンタスの花が添えられる。魚が美味しいのはもとより全ての料理が一つの芸術品のように味の調和を見せ、かつ複雑に様々な味わいが舌の上で主張する。

北海道産のトウモロコシと粒貝、ミニトウモロコシ、とうもろこしのヒゲを牛の脂で合わせたものに上に昆布出汁にポップコーンの香りを移して泡を作り合わせたもの。味の層が幾重にも重なってとても複雑な美味しさを醸し出す。

フレッシュのシラサエビを使ったサラダはフルーツトマトのピクルスとスモモと卵で作ったマヨネーズで合わせられる。風味づけに桜海老の乾燥パウダーと木の芽などが添えられる。

ソテーした鮎に稚鮎をペーストにしたソースを纏わせた料理。自家製の柴漬けやアメリカンチェリーが添えられる。ソースは鮎の内蔵のソース。

レアに火入れした真鯛のソテーは茄子のピューレとともにいただく。添えているのは賀茂茄子の焼き茄子に韮の発酵したものをソースがわりにしたもの。

お店はシェフとサービスの方2人で運営される。

しっかりと乳化されたアサリと鱸のパスタは酸味と甘さのバランスにびっくり。トマトコンソメを魚の出汁で煮詰めたものをソースがわりに使用とのこと。

メロンのシャーベットはカルダモンなどのハーブのシロップづけとともに。

ドルチェは杏仁豆腐をチョコでコーティングしたものでこの店のスペシャリティー。白桃が添えられる。。

酸味のあるアプリコットのケーキとエスプレッソでフィニッシュ。ご馳走様でした・・・今回も大満足で店を出る。

過去のディアヴォロはこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317 なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 大国町 イタリアン

ひろせ 8月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

ミナミの畳屋筋の雑居ビルの1階にある表記の和食店を訪問。毎月一回メニューが変わるたびに訪問して数年になる。ミシュラン店の「ゆうの」で修行されたご主人の丁寧で創意と工夫に溢れた大阪料理は何を食しても美味しく、行くたびに発見と驚きがある。カウンター6席とテーブル席が2つ。月替わりの献立はコース10000円のみ。

最初にビールをいただいて先付けは北海道の毛蟹と白桃、アボガドの白酢(豆腐を裏ごして作ったもの)掛け。。ソースの美味しさは比類なきもの。

豪華な前菜盛り合わせはバイ貝の木の芽バターエスカルゴ風はバイ貝の火入れの妙でとても柔らかく仕上げている。生ハムでいちじくを巻いたものにゴマだれをかけたもの。稚鮎の南蛮漬け、鴨ロース、枝豆の春巻きと鱧の骨を挙げたもの。どれも手がかかっていてお酒が進みまくる。

刺身盛り合わせは今が旬の石陰貝、淡路産の生雲丹と皮目を炭火で炙った鱧、大きく包丁をしたつぶ貝。鯛の昆布締めと大きな細魚の大葉鋳込み。コリコリの食感のメイチ鯛の7種盛り。。

煮物椀は昆布だしが効いたしっかりとした味わい。。旬の皮目を炙ったのどぐろ、松茸、冬瓜、白木耳などがはいる。

焼き魚は旬の鱸のオイル焼き。炭火で魚に油をかけながらじっくりと火入れをする。。焼き茄子を裏ごして調味した香ばしいソースでいただく。添え野菜はミニトマト、ズッキーニと万願寺とうがらし。

枝豆の冷製すり流しは穂紫蘇と秋田の蓴菜、胡瓜、湯葉豆腐が添えられる。スッキリした味わい。。

肉料理は自家製のパン粉をつけてレアに火入れされた和牛マルシンのカツはとても柔らかい。ケチャップの風味のクリームソースとスパイスの効いたウスターソースでいただく。

食事は旬の玉蜀黍ご飯。鱧の炊いたものが添えられる。

デザートはすももにソルダムゼリーをかけた夏らしい酸味のあるもの。今回もボリューム満点で大満足。。次回9月が楽しみです。。。

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

過去のひろせはこちら

 

 

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食