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花外楼【大阪市 北浜】

北浜の表記の老舗料亭にて昼食をいただく。明治から続く名店でこちらの本店以外にもホテルニューオータニと近鉄百貨店ハルカスに支店がある。

明治維新の元勲たちが1875年(明治8)に大阪に集まって立憲政体の樹立を約した会議の場所として有名。
この会議の成功を祝って「木戸孝允」より贈られた屋号が「花外楼」と聞き及ぶ。
以来政界や官界の大立物が、続々と出入りされることとなったらしい。

この日は新しいビルに生まれ変わった店内を見学させていただき昼の会席コース15000円を所望する。

最初に八寸が登場。

矢羽根の器に盛り込まれたミニ稲荷寿し、厚焼き卵、菜の花サーモン、驚きの柔らかさの鰯の土佐煮。かなり分厚い数の子出汁漬け、紫蘇で色をつけた煮梅、合鴨の真空煮、一寸豆、蒸し鮑、穴子昆布巻き、からすみなどが綺麗に盛り込まれる。これだけで日本酒が2合くらい飲めそうな感じ・・・・

煮物椀は蟹真薯、蓬麩、ホウレン草軸、梅にんじん、大根、松葉柚子。出汁はかなり濃いめでしっかりとした味わい。

刺身は鯛、中とろ、鰤の3種盛り。

炭火で丁寧に火入れされた鰆木の芽焼きはしっとりした食感で水分も抜けてなく、思わず唸るずワンランク上の味わい。あしらえはフットボールトマトの浅漬け。

炊き合わせはカブラと筍、河豚梅煮、蕗など

食事は干し貝柱ご飯。。これもかなりいい味わい。

苺のムースタルトでフィニッシュ。。

玄関ロビーのお雛様は昭和のもの。

桂小五郎、伊東博文、大久保利通の揮毫。。昔の人は字が上手。ごちそうさまでした。。。

大阪市中央区北浜1-1-14
06-6231-7214

花外楼 あべのハルカスダイニング店日本料理 / 天王寺駅前駅天王寺駅大阪阿部野橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 北浜 和食

ガーブコスタオレンジ

淡路島の西海岸沿い県道31号線沿いの通称「淡路サンセットライン」と呼ばれる日本の夕日百選に選ばれた海岸線沿いにある表記のイタリアンレストランを訪問。

運営会社は大阪や東京で多数店舗を展開しているバルニバービという会社。

倉庫のような洒落たお店は3階建て約300席の大箱でオーシャンビューのテラス席から瀬戸内海が眺められることで有名。故にテラス席は常に満席状態。海を眺めながらのカップルシートや木目の2人席、ゆったりしたソファー、シックなイス席、もたれかかれるレジャーイスなど様々なシチュエーションに合わせた席が用意されている。

客のほとんどカップルか女性グループなのも納得。

この日は屋根のあるテラス席に案内いただく。遮るものの何もない空間で穏やかな波の音と風が吹く音が最高のBGMとなる

こちらのお店のシェフは、大阪天神橋のミシュランイタリアン「イル・チプレッソ」の高島朋樹さんが務めているとのこと

メニュは淡路牛、淡路ポーク、淡路玉ねぎ、魚介、野菜など地元食材をベースにしたトラットリアメニューや薪窯による15種類の本格ピッツァや淡路麺業による6種類の生パスタなどがある。

玉ねぎのフリット550円は見た目は悪いけど驚くくらい甘くて美味しい。。

淡路の朝獲れ野菜2種類のソース1300円。。いろいろな根菜系の生野菜をバーニャカウダとオーロラのソースでいただく。

モッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、タレッジョ、リコッタチーズの入ったクアトロフォルマッジ1850円。。キッチンにある大きな薪窯でピザを焼き上げている。生地は突き抜けた美味しさ。

昼間はリゾート感あふれるマリンブルーの景色で夕方になると水平線に映えるオレンジ色のグラデーションが眺めることができる。息を呑む美しさ・・・

看板メニューの淡路で採れた海の幸のズッパディペッシェ3960円はかなり濃厚な味わい。。車でしか行けないのでお酒が飲めないのが残念。。しかしながら淡路を代表するいい場所です。。

兵庫県淡路市郡家1033-1
0799-85-1000

ガーブ コスタ オレンジカフェ / 淡路市その他)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

イタリアン 兵庫県

悠伝 1月【大阪市 谷町九丁目/上本町】

谷町9丁目駅から徒歩3分の表記の店を1年ぶりに訪問。昨年ミシュラン1つ星を取得。店主の西村悠也氏は日本橋の福喜鮨とリッツカールトン京都で修行。

店内は樹齢160年の檜の一枚板のL字型のカウンター8席のみ。ご主人と日本語と英語ペラペラの台湾人の調理補助の男性で営まれる。

お願いしてミシュランの盾を見せていただく。これが無料ではなく3万円の実費とのこと。ミシュランビジネス恐るべし。

刺身は明石の鯛と皮目を炙ったかます。

そのあとはしばらくあてが続く。最初は蕪の蟹あんかけ。太刀魚の塩焼き。大ぶりの牡蠣の煮物、甘海老の麹漬け。。。

この日は最初から日本酒をいただく。いろいろなタイプのものを飲み比べして楽しむ。

鮟肝を裏ごしして細かく切った沢庵と合わせたものもお酒が進みまくる。煮だこ、河豚白子の醤油焼き、唐墨餅と続く。。。

握りの扉は細かく包丁をした剣先烏賊から。続いて皮目を炙った甘鯛、九州の脂が乗った鯖、鮪の代わりの白魚、平目、小肌と続く・・・・

中国産の赤貝、北海道根室の雲丹、湯がきたての車海老、身厚の煮穴子、赤貝のひも巻き、すり身の入った玉子でフィニッシュ。。

残ったネタを使ったげんこつ2つ分くらいの大きさの巻はお土産用。。これだけで7000円とのこと。。。ごちそうさまでした。。

過去の悠伝はこちら

大阪市天王寺区上汐3-8-25
06-6796-8883
完全予約制

 

大阪市 谷町九丁目/上本町 寿司