友人から誘っていただいて天王寺の茶臼山にある表記の肉割烹店を訪問。最近インスタグラムでもよく見る大人気の予約困難店。天王寺駅から谷町筋沿いを北に一心寺の方向に10分ほど歩いたところに位置する。小さなビルの階段を降りると地下に落ち着いた雰囲気のこじんまりとした空間が現れる。お店はL字型のカウンター10席のみでコース料理は6500円。この日は18時スタートの一斉スタートの席で4人でいただく。。
最初にこの日使用する食材のプレゼンテーションから。木箱の中に色々な部位の肉が取り揃えられている。目の前に鉄板が置かれていて店主のアドバイスに沿って自分で焼いていただく設えになっている。
ビールで乾杯して最初の前菜は歯応えもいい牛アキレス腱をポン酢で和えたもの、牛すじを使ったコクのあるテリーヌ、荒くカットした赤身肉を使ったユッケにウズラ卵とおろしたチーズとトリュフオイルを添えたものがガラスの器で供される。
続いてメインの焼肉が続く。切り立ての肉を一部位2切れずついただける。最初に薄くスライスしたツラミはネギに巻いていただく。続いて昆布で3日間締めたクリという肩から前足の部分の赤身肉。脂たっぷりのミスジは3回さっと炙るだけが美味しいと目の前でアドバイス。笹ミスジの西京漬(写真なし)と続く。どれも漬けタレなどはなく全て下味がつけられて供される。焼き加減はどれもレアがおすすめとのこと。
合肴として薄くカットした上ミスジと柔らかく炊いた大根にスジで取った熱々のスープをかけたもの。
続いて赤身のミスジを使った肉寿司が登場。シャリは40℃くらいで酢は玄米黒酢を使用。なかなかパンチのある味わい。
ご主人は前職が江戸前寿司の職人だったらしく寿司はお手のもののよう。
ワインも色々なタイプのものが取り揃えられる。
肉寿司の2貫目はクリという部位を昆布締めしたもの。噛み締めた時に昆布の香りが鼻をくすぐる。続いて酢橘ポン酢で下味をつけたクリの芯部分を叩きにしたものと続く。
温物は銀餡をかけた牛すじの茶碗蒸し。カツオと昆布不使用の肉料理店らしい出汁の味わいに敬服。続いて焼肉のとうがらし(肩と腕の希少部位でとても柔らかい赤身)は醤油麹に4日間漬け込んだものでとても香ばしい。
ホルモンは5時間ボイルした白と黒のハチノスとハート。ハチノスは柔らかくてとても美味しい。最後にスジ出汁で作ったかき氷をかけたレモンとコチジャンの入った冷麺で終了。
途中でこちらのお店の名物の牛肉100%のつなぎなしのミニサイズハンバーガーが供される。中にはレッドオニオンと甘くて辛いサルサソースと油カスとレタスが入る。柔らかいパンも美味しくて一気にいただくことができる。会計は予想の半額くらいでびっくり。最後まで楽しく美味しくいただけました。ごちそうさまでした。
帰りは近くにある老舗のスコッチウイスキー専門店で一休み。
大阪市天王寺区茶臼山町1-11 池田ビル B1F
06-6777-7567
12:00〜/18:00〜/20:30一斉スタート