ニンニン亭

不動産物件視察のため車で神戸を周った帰りに長田神社すぐの路面にある持ち帰り専門の豚まん店で豚まんをテイクアウトして車内でいただく。店の前の窓から注文していただくシステム。

お店はタメ口の中国人のおばさんのワンオペで自分で作って自分で売る。たまに無人のときもある。豚まんは1ヶ130円(税込)。餃子は6ヶ250円(税込)。

すぐに食べる場合は熱々で、土産は冷めたものを入れてくれるのが優しい。

熱々の豚まんをビニール袋に入れてくれる。薬味や醤油等は一切不要。川にラードを練りこんでいるのか薄めの生地はモチモチでフカフカだけどオイリーな感じ。豚ミンチと粗めにカットした淡路産の玉ねぎで作られた餡がかなり美味しい。甘みが強烈に感じられて中国の香辛料も本格的でいいアクセント。できたてはやっぱり美味しい。。この日は一度に2ついただいた。ごちそうさまでした。。

帰りにガストに寄ったら配膳はロボットなのにびっくり。世の中かなり進んでるね・・・・

神戸市長田区五番町7-8-10
TEL:078-575-1833
営業時間:10:00~19:00
定休日:無休

ニンニン亭肉まん / 長田駅(神戸市営)高速長田駅上沢駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

その他料理 神戸市

大西亭 6月【大阪市 野田/玉川】

1995年創業の表記の元祖ガッツリ系本格フレンチビストロを友人と訪問。「バリュー&ボリューム」の新時代を拓いた有名な店で上品かつ力強い料理の数々にいつも圧倒される。店は阪神電車の野田駅から徒歩5分の住宅街にある奥まった古い長屋の1件をリノベーションしたもの。

店内は厨房の見えるカウンターと4人掛けのテーブル席が一つ。調理からサービスまで全て大西シェフのワンオペ。食事は6500円のコースのみで主菜の種類によって料金が変わる。支払いは現金のみなので注意が必要。

店のファザードはとてもおしゃれでいい雰囲気を醸し出している。

アミューズはレーズンパンとカマンベールチーズとサラミワインの品そろえはブルゴーニュを始めかなり多く値付けはかなり良心的。前菜は普通盛りか大盛り(+1000円)かを選んでそれと数種類のメインディッシュを選ぶプリフィクスのスタイル。

前菜はシャンパンとともにしっかりと酸味を効かせたニシンの塩漬けが皿の中央に鎮座。ふわふわ食感でいい脂ののった北海道産7キロサイズのキングサーモンのパートフリックは食べ応え満点。その他にスプーンに盛り込まれたかぼちゃムースとフォワグラはとても濃厚。付け合わせのラタツゥーユ、野菜サラダ、クスクスもとても美味しい。この一皿をいただいただけでお腹いっぱいになる。

パケットの提供スタイルも豪速球。パリパリ、もちもち食感でとても美味しい。
ロイヤルホテル出身の大西シェフはコンベクションオーブンは一切使わずフライパンだけで火入れはいまだに手の感触と串を差し込んで唇に当てる方法のみで測っておられるのに敬服する。一品ずつ仕上げるので提供時間はかかるけどワインをゆっくり飲みながら待てば問題なし。

主菜は丹波黒鶏とオマール海老のパートブリックを所望する。ほぐしたオマールを鶏肉と一緒に春巻の皮のようなもので巻き込んで焼いたもの。下に敷かれているのは玉子と粒マスタードとオリーブオイルと香味野菜で作ったソース。かなり美味しく大口でむしゃむしゃいただく。でもスーパーボリュームなのでたいらげるのにかなり苦労をした。

友人は滋賀木下牛(近江牛)のフィレステーキ(+5000円)を所望。半分しかたべれなかったので残りは持ち帰り。

食後酒はマールブランデーを所望。たくさん種類はあるんだけど、どれも1600円という良心価格。

チーズ盛り合わせは手前の山羊が酸味が微かにありとても美味しい。

デザートはスパーフードのパッションフルーツにバニラアイスを添えたもの。最後までボリューム満点。今回もお腹がはちきれそうになりながら店を出る。。定期的に訪問したいお店です。

過去の大西亭はこちら

大阪市福島区鷺洲1-9-18
06-6451-0740
定休日・月曜、第3日曜
営業時間・12:00~13:30、18:00~21:00

大阪市 野田/玉川 フレンチ

稲家 6月【大阪市 梅田/JR大阪】

年間予約している北新地の表記の和食店を友人と訪問。北新地駅11-23出口から徒歩1分、ステーキロンの裏側の北新地プレイスというグルメビルの7階に位置する。お店はカウンター8席のみ。

18時一斉スタートで20時15分には食事が終了となるようにされている。2回転目は21時スタート。メニューはおまかせコース 19800円(税・サ別)のみでお酒を入れて支払いはだいたい3万円くらいになる高級店。

場所柄ホステスさんとの同伴客が多い。この日も老舗クラブのママが偶然隣に座る。三宮のミシュラン和食店「植むら」で修行をされた向井理に似た店主が作る素材感を活かした喰い味のある料理が口によく合う。

店主ご挨拶のあと一斉に食事スタート。とうもろこしの玉じめに醤油を塗って焼いたとうもろこしを乗せたもの。。醤油の焦げた香りととうもろこしの食感の異なりも面白く、独特の旨味と甘みが乾いた胃を刺激する。

煮物椀は炭火で炙った高級魚のヤイトハタとカブラ、あしらえに金時草というシンプルなもの。魚の脂が汁に溶けてえもいえぬ美味しさ。

向付は明石産の伝助穴子の表面を炭焼きにしたもの。脂たっぷりで旨味が放物線状に口の中に広がる。池西剛の皿も窯変が美しくシンプルな盛り付けによく映える。

茄子と鯨さえずりは鯨の脂が深くてとてもいい。純米大吟醸との相性抜群。

焼き魚は楓の平皿で供される。金目鯛の若狭焼きとクラゲ酢の物。身の脂はしっかり残して皮目はパリパリ火入れ。

酒肴盛りは水茄子の辛子漬け、焼きアスパラガスと炙ったバチコ、白芋茎胡麻和え。

この日いただいたお酒。口説き上手のこのジャケットはこちらの店のオリジナルバージョン。

この時期だけのスペシャリティの「鮑コロッケ」。柔らかく炊いた鮑と肝を練りこんだベシャメルソースがかなり美味しい。完成度がかなり高い逸品。

河内鴨を使ったつくねと九条ネギ。ふわふわ食感でみんな大好きな味わい。

鴨団子の出汁で一口ラーメンが供される。

食事は最初に蒸らしていない炊きたてのアルデンテ白ご飯が一文字で供される。続いて長野天竜川の鮎を焼いたものと揚げたものを合わせてて万願寺唐辛子と混ぜたご飯。最後に作りたての牛しぐれ煮ご飯と続く。

甘味は新生姜のシャーベットに宮崎マンゴーのペーストを乗せたもの。接遇も丁寧で美味しくて楽しくて今回もいい時間を過ごすことができました。。

帰りはすぐ近くのバー瀧のカンカン(高濃度のジントニック)を昭和のジュークボックスのレコードと一緒に楽しんでから帰宅する。

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-317

大阪市 梅田/JR大阪 和食ラーメン