しゃぶ亭 かっぱ横丁店【大阪市 梅田/JR大阪】

梅田で一人で肉を食べたい時によく利用する表記の店を訪問。現在キタとミナミに2店舗ずつあるとのこと。

店内は25のカウンター席が厨房を囲むように配席される。席毎に1人サイズの底の深い銅鍋が1つずつ用意されている。メニューは牛肉と豚肉のどちらかのしゃぶしゃぶをチョイス(ミックスも可)。肉のランクによって価格は変わる。注文ごとに冷蔵庫から凍った肉の塊を取り出してスライサーで超薄切りにカットする。今回は上牛豚しゃぶジャンボコース¥3,089(税込¥3,397)を所望する

しばらくして着皿。かなり薄くカットしているのであっという間に火が通る。脂身もしつこくなくて柔らかで円やかな食感。濃厚で甘味と酸味を感じる胡麻だれにつけていただく。野菜はポン酢を使用。卓上にあるネギ、ニンニク、一味を投入するとさらに味がしっかりする。

最後に極太の〆のうどんが出されてフィニッシュ。 太いけど柔らかでもちもちしてとても美味しい。一人でも気兼ねなくお腹いっぱいしゃぶしゃぶをいただけるいいお店です。

大阪市北区芝田町1-7-2
06-6373-0739
11:00~23:00 (22:00 L.O) (ランチ16:00まで)

大阪市 梅田/JR大阪

洋食 三久食堂

このブログをいつも見ていただいている読者様から連絡をいただいた西成のおすすめ洋食店を訪問する。環状線の芦原駅から近く、なにわ筋沿いに位置する。店の裏手にコインパーキングあり。

暖簾のかかった店のファザードはかなり昭和感あり。店内は壁に向かってカウンター4席と4名テーブルが3つ。かなり高齢の奥さんが接客担当で自ら柔らかい店の空気を作られている。厨房では40代の男性と女性で切り盛り。

11時過ぎに訪問したが店は満席。店の前や壁にもメニューが掲示されていたけど詳しい内容がわからないので周りの客の食べているものを観察する。

ポークチャップ900円
Aランチ    850円
Bランチ   700円
海老フライ  750円
ハンバーグ  450円
ビフカツ   450円
ミンチカツ  450円
ハムエッグ  450円
オムレツ   450円
ハムサラダ  450円
野菜サラダ  450円
うどん    200円
目玉焼き   200円

Aランチ850円はとんかつにミニ海老フライとハンバーグの豪華3点盛り。今回はハンバーグ500円とメニュー外なんだけどほとんどの客が注文している「黄そば200円」を所望する。

しばらくして着皿。ハンバーグは小さいけどきちんと手作りされていてかなり美味しい。醤油の入ったデミグラスソースもいい。玉ねぎや肉の旨みもしっかり感じることができる。固めに焼いた目玉焼きの下にはパスタが隠れている。

名物の「黄そば」は中華麵のような縮れタイプではないストレート麺。スープは濃いめで甘く、うどんの昆布出汁のような感じ。七味唐辛子をしっかりかけていただく。海苔が溶けてさらに旨味を醸し出す。

何度も水を入れてくれるホールの奥さんの懸命なホスピタリティには涙腺が緩む。食事のおいしさや安さもだけど、客へのちょっとした声がけに心が入るいいお店です。ありがとう(涙)

大阪市浪速区塩草2丁目4-19
10:00〜14:00
06-6561-3959

*いいお店の情報お待ちしています
→ shatyo@nori-net.jp

洋食

北アルプス 雲ノ平山荘

早めの夏休みを取って山岳会の仲間と4日間、北アルプス縦走をして昨日帰阪しました。テントで3泊して雲ノ平にある表記の山小屋で1泊しました。

日本の最後の秘境と言われる雲ノ平は北アルプスの最奥部、黒部源流域の標高2,600m付近に忽然と広がる溶岩台地で登山口から2日かけてやっと辿り着く場所。草原の向こうには水晶岳が悠然と聳え立ち、谷を隔てて三俣蓮華岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳、薬師岳、立山連峰などの名だたる山々が周囲を取り囲んでいる風景は圧巻。

オンシーズンなので宿は満室(といっても個室ではなくいくつかの大きな板の間に布団を際いて寝るスタイル)。1泊2食で14000円の宿泊料。昔の山荘のイメージを覆すような、清潔でこざっぱりとした設えにびっくり。掃除は行き届いていてスタッフさん達はとてもフレンドリー。壁には新進作家のアートが飾られていて食堂にはBGMでジャズが流れる。

こちらは山深い山荘なので水・食材・調理に使用する全ての材料や燃料等の物資は全て気象リスクとコストの高いヘリコプターで運ばれると言っておられた。

発電機等の燃料の限界があるために冷蔵庫も最小限で冷凍庫もわずか。それゆえにふさわしい食材や献立・メニュー開発・調理方法を余儀なくされる。食糧計画や小屋運営のみならず自然環境への負担なども重視しておられると言っていた。

こちらの山荘では食材は特にひじき・切り干し大根・麩・海藻・春雨などの乾物を多く使用されると聞いて納得。栄養も豊富で軽くて長持ちでいいとこだらけ。生鮮食品は根菜類や常温で日持ちのする卵も多く使用されるらしい。

この日の夕食は名物の石狩鍋。保存のきく根菜類をメインに冷凍で搬入されたと思われる大きな鮭の切り身が入る。味噌と酒粕の風味もよくて歩いて疲れた身体に染み渡る美味しさ。

翌日の朝食は5時から。質素だけどきちんと手作りされて上質で美味しい。出発時はスタッフさん全員がお見送り。自然がもたらす豊かな精神性を享受出来て、心からリラックスできる「人間の居場所」というか昔の日本の原風景を見るような宿でした。

富山県富山市有峰黒部谷割
046-876-6001

その他料理 甲信越地区