又三郎 9月【大阪市 長居】

前回の訪問から2週間しか経っていないが中毒症状のために表記の店の訪問。この日は友人との会食で無理をお願いして唯一確保できたカウンタ−席でお任せコースを頂く。金髪のロシア人こと大森シェフの手さばきを見ながらスパークリングを頂きながら友人とともにいい時間を過ごす。

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前菜盛り合わせは大きな木のプレートに乗って登場。カットしたてのパルマの生ハム。熟成肉のリエット、熟成肉を使った自家製サルカッチャ、夏野菜のガスパッチョ(トマトの冷製スープ)に水茄子、無花果、オクラ、ブロッコリー、ベビーコーンのフリット、オクラの花をあしらえたもの。焼肉店の前菜としては群を抜いたレベルの高さ。

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次に登場は熟成肉のうちひら部分を使用したカツレツ。油に入れるのではなくフライパンを使用してロゼピンクに仕上げる火入れはさすが。おろしたてのパルメサンチーズがかかる。見た目よりもしつこくなく味の余韻の長いのが特徴である。

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オーナーの荒井世津子氏が書くブログの最新号で、どうして彼女が熟成肉を扱い、どうして「又三郎」を開店したのかということを書かれているのでここで少し紹介。

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子供の頃からの肉好きが高じて「焼肉なら素人でもできるかも・・・」と、世間知らずの甘い考えで、又三郎を1989年に開業。
以来、12~13年!?「鳴かず飛ばず」の状態。コテコテの焼肉屋をしながらも、「焼肉という食べ方」に拘るつもりが無く、
「牛肉の美味しい食べ方」を心のどこかで探していました。

開業した時は、職人さんにも1年ほどは居てもらいましたが、給料を払えるほど儲かってなかったのと、その職人さんの作る料理が気に入らなかったこともあって、自分で調理全部をやろうっと思い、辞めてもらいました。焼肉の仕込みを見よう見真似でやっているだけでは物足らず、20数年前に淀屋橋に出来たばかりの料理教室、「ル・コルドンブルー」のフランス料理・基礎に1年間通ったり・・・。

ソースやフォンの取り方とかが参考にならないかなぁ~と、もともと、フレンチやイタリアンの洋食が好きだったので、洋食に目が向いていきました。この「専門料理」を手にした2003年頃は、新たに職人さんを雇い入れることが出来るようになったので自分の時間が少し出来ました。

「このまま、1頭買いとか部位別に売るとか他の店がしていることの二番煎じをしても、有名店に追いつけないだろうな~」レースで言えば、「又三郎」はすでに先頭集団から大きく水をあけられた周回遅れ。そんな思いから、「又三郎独自の牛肉の美味しい食べかたは?」がいつも、頭の中に有りました。

この「専門料理」の北島シェフ(北島亭)の「ステーキを焼く  ふっくら、ジューシーを実現する火入れは」を読んで、「カッコええなぁ!!」と心を掴まれました。「こんなん、してみたい!」1㎏以上ある肉の塊をフライパン1つでミディアムレアに焼き上げる技術と理論に魅了されました。

この本を見てから2年後にNYで初めてドライエイジドビーフに出会い、「黒毛和牛で熟成させたらどうなるんやろ?」と始めました。
改めて、この2003年の7月号見てみると、「NYのステーキ事情」として、ピーター・ルーガーなどが紹介されていました。当時は何も気に留めずに読んでいたのにそれが頭の中にヒントとして残され、2年後にすべてのパーツが繋がって行くことになりました。 (続く・・・)
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自家製の冷菓をいただいて口直し。

この日も関西肉本という雑誌で2ページに渡り彼女とお店が特集で掲載。テレビ番組などでも最近しょっちゅう紹介されるので現在予約を取るのは至難の業。

現在は特注設計の熟成庫を店内に設置し実際の肥育環境まで自分の目で確かめ、今では自分で熊本系の繁殖牛のあか牛を肥育を行ない、自身で生産地や流通の経験値を積んで行くと言う荒技に果敢に挑戦されている。そこまでせんでもええのにということをちゃんと行なって積み重ねることが業界トップランナーの責務ということであろう。

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(年齢は不詳・・・)

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この日は岩手産の黒毛和種雌のウチヒラ肉とこの店の熟成肉の代名詞とも言える高知産土佐あかうしのサーロインの食べ比べ。オーナー自らカウンタ−横で繊細火入れを行なう。演出力も満点で焼いては冷まし焼いては冷ましを繰り返す。詳細は過去ブログを参照ください

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焼き上がった肉を大森シェフが素早くカット。一つの皿に黒毛和牛と土佐あかうしを並べて交互に頂くと言う贅沢な食し方。久しぶりに頂く土佐あかうしは旨みが強烈に凝縮されていてナッツのような山形の茶豆のような熟成香があり「本当に美味しいねえ」と言う言葉がいつもつい口に出てしまう。

黒毛和牛はモモ肉なんだけど程よい脂がとても甘く熟成の香りと和牛の香りのテクスチャーがとても素晴しく感じる。

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デセールはメロンとアイスクリーム。。何ともゴージャスな取り合わせ。この日もお腹いっぱい胸一杯。同伴した友人も新たな味覚体験が出来たと大喜び。なかなか予約は取れないけど今なら早い時間か21:30以降なら比較的とれるとおっしゃっていました。

さすが食べログ大阪No.1店・・・・予約が取れれば決して訪問して損はないよ・・

大阪市住吉区長居2-13-13長居パークホテル1F
TEL 06-6693-8534
予約必須
11:30〜14:00
17:30〜23:00(L.O.22:30)
定休日 木曜日

大阪市 長居 焼肉

大城 9月【大阪市 鶴ヶ丘】 【大阪市 長居】

日曜日の朝から長居公園でランニングをしたあとヘビーユースする表記の店を訪問。いつも時分時は満席になるのでこの日は開店直後の11時に入店。場所はJR鶴ケ丘駅付近あびこ筋の一筋東に位置する。

ひっそりと佇む一軒家のお店は小さな表札だけでまるで料亭然とした感じ。店内に入ると蕎麦を作っている大きな石臼のある厨房がありしばし見学が出来る。木調のハイセンスな和モダンな店内は蕎麦屋のそれでは全くない。

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日曜日の昼間は知人遭遇率も高く、その他にも品のいい家族連れ、老夫婦の来店が目立つ。カウンタ−に案内いただき生ビールといくらおろし800円を所望して一息つく。これがまさに至福の時間なり。

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この日も前栽が見えるカウンター席に案内いただき一幅の絵画を思わせる秋の気配を感じる窓からの風景とともに2杯目のビールを頂く。
前回は蕎麦と天丼のお昼のセットメニューを頂いたのでこの日はお蕎麦と釜揚げしらす丼950円のセットを所望する。

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杉の板に載せられた盛りそばはボリュームも満点登場。曳きぐるみの玄蕎麦は野趣あふれていて山葵だけをつけていただくと蕎麦の甘味と風味がしっかりと感じられる。飲込んだあとの後口がとても爽やかで瑞々しい蕎麦の香がフワッと鼻に抜ける。

この日は長野産との説明。きびきびと動く美しいスタッフはマダムを入れて3名。すべてマダムの高校の後輩と言っておられた。(私も同じ学校です)

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しらす丼はふわふわでクセは全くない。これは最高の御馳走である。シラスというのはとても劣化しやすくて生食はかなり難しい。淡路島で生しらす丼の名物店がよく紹介され並んで食する方が多いと聞き及ぶが生臭くて食えたもんじゃないと言う知人の声もよく聞く。

食後はお店の女性スタッフさんと記念写真を撮っていただいて店を出る。その頃には大量のウエイティングの列。。仕事を止めちゃってごめんね・・・

大阪市阿倍野区西田辺町2-6-13
06-6691-0046
営業時間 11:00~14:00 17:00~21:00
定休 火曜日 第2第4月曜日

大阪市 鶴ヶ丘大阪市 長居 蕎麦

アジアンバー・ラマイ 大阪あびこ店【大阪市 我孫子】

打ち合わせの前に表記のスープカレーの店に一人で訪問。地下鉄あびこ駅の東徒歩3分。

札幌に本店があって、旭川、小樽、千歳、苫小牧、函館、横浜、大阪の8店舗展開中。
店内はそれぞれのテーブル席に仕切りがあって半個室のような感じになっている。価格はすべて1000円オーバー。。。客層はいろいろだけど女性グループも多い。メニューはヤサイ、チキン、ポークなどの定番から海老天などの変わったものもある。普通のスープカレーと異なる酸味のあるスープカレーもある。

ライスの量や辛さも選べるようになっていてカイエンペッパー系のスパイスの量で1〜10まであり3ぐらいからが辛口と言われるらしい。前回はチキンカレーの4を頂いたので今回は7に挑戦。

生唐辛子を使ったスパイスは有料で「スカ」「チョバ」「プダス」「ルビー」「パリン」「デヴィ」「デヴィフジン」と言う順で辛くなっている。デヴィフジンは「神をも恐れぬ辛さ」という意味らしい。

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レンコンやナス、アスパラ、カボチャを素揚げにしたもの、その他にもピーマン、ニンジン、ジャガイモ、キャベツなどの野菜がゴロゴロと入る。ウズラのタマゴも2つ入る。
スープは野菜の甘味が溶け合ったものにピリリとしたスパイスが脳幹を突き刺す。辛さ7でもヒーヒー言うほどの物ではなかった。しかしインパクトはしっかりとある。ライスはパサパサ系でスパイスの香りがする。スープの底にはやわやわに炊き込まれたチキンが入る。スプーンで簡単に解れる。スープに深みやコクがあるかという言えば疑問。しかしながら野菜をたっぷりととるランチとしてはにはちょうどいいかと思う。

大阪市住吉区苅田7-12-5
電話番号/06-6657-7196
営業時間/11:30〜21:30(L.O.21:00)

アジアンバー・ラマイ 大阪あびこ店スープカレー / あびこ駅我孫子町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0

大阪市 我孫子 カレーライス