閃(3月)【大阪市 我孫子】

今やあびこを代表する有名飲食店と言っても過言ではない表記の中華そば店を一人で訪問する。2011年の秋にオープンしたので創業からあっという間に5年が経つ。最初に伺ったときには個人的にドンピシャ好みだったのでよく通った。しかしながら最近は食べログ等の高評価等、人気があり過ぎでいつも長蛇のウエイティング状態。並ぶのが苦手なのでしばらく足が遠ざかっていた。この日は近くに用事があり11:30の開店とともに飛び込む。

店内はカフェのような白を基調としたおしゃれで清潔な感じ。5年経ってもあまり変わらない。メニューは醤油ラーメン・塩ラーメン・つけ麺,最近よく見る油そば(唐辛子入りもあり)の4種類。

2016-03-01 11.40.00

この日は煮たまご醤油中華そば 850円をいただく。カウンタ−の端には煮干しの入った大きな瓶が鎮座する。

過去に何度もこちらのお店には伺い、すべてのメニューを食しているので商品の内容も味も頭にイメージすることは容易い。周辺の同業者(ラーメンやうどん店)とビジネスモデル比較をすると立地は目的来店が主となる街はずれで中華そばと言う定番商品。常連客の利用頻度は2ヶ月に一度くらいか。価格はランチのポピュラープライスゾーンを遥かに超えているが払える価格。商品のストーリー性もあり、きちんと商圏ニーズに対応しているので今も繁盛が続いているのであると推測する。

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しばらくして出来あがった小振りの丼に入った蕎麦は表面に油が浮いてキラキラしている。ぱっと見た目はかなり地味だが美しい。スープは丸鶏・ガラ等で採った出汁に、数種の煮干しを水出しした魚介出汁を合わせた清湯に二年熟成天然醸造醤油等3種をブレンドした醤油のない醤油を足したもの。レードルですべての調味料を正確に分量を量って作られる様にいつも見とれてしまう。

品のある煮干しの香りが咥内に広がり、ナチュラルでまろやかで深みとコクのあるスープはかなり上質。見た目ほどの濃さと辛さは感じない。具材は赤身肉のチャーシュー・メンマ・味玉・刻み葱・海苔。穂先を使ったメンマもコリコリしてかなり美味しい。麺は低加水のストレート麺。しなやかなで押し返すような食感が特徴。

個人的には大好きな大人の中華そば。女性客も多いよ・・・

大阪市住吉区苅田7-6-15
06-6608-5001
営業時間:11:30~14:30
18:00~22:00
月曜休み

大阪市 我孫子 ラーメン麺料理

アベノ珉珉【大阪市 天王寺/阿倍野】

日曜日は久しぶりにランニングをしたのであべのキューズモールの北側にあるあべのウオークB1の一番奥まったところにある表記の店で晩ご飯。阿倍野再開発の前から「あべの銀座」と言う怪しげな通りの路地裏で営業されていてそのとき(35年前くらい)からよく通ったものである。こちらは昭和28年創業の千日前にある珉珉本店ののれん分け店で私たちの世代であれば王将ではなくこちらのお店が下町中華の雄である。昭和33年ののれん分けなので当然王将よりもずっと前から餃子を提供。

昔は壁も床も油でべとべとで怪しげな路地は昔の香港映画を彷彿させるローケーションだったけど今は明るくて清潔でこざっぱりしている。いつものようにとりあえずビールと餃子を所望。

2016-02-28 20.01.12

昔よりもインパクトは少なくなってかなり食べやすい感じ。モッチリした皮と口に入れたときに感じるジューシーさが特徴。たぶん背脂等が入っているのだと思う。豚肉、羊肉、国産ニンニク、淡路の玉ねぎなどの18種類の食材が入っていると聞いたことがある。餃子だけは直営店、のれん分け店すべて同じレシピと聞き及ぶ。

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香ばしくあげられた豚の唐揚げはヘレ肉を使っているのでとても柔らかい。ビタミンB1たっぷりなので疲労回復にちょうどいい。

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カリッと揚げた鶏肉を唐辛子と一緒に炒めたもの。ビールがすすみまくり。高タンパク低カロリーを心がけるんだけどビール飲み過ぎで健康的でなくなってしまうのがたまにきず。固い焼きそば(フライ麺)や麻婆豆腐がのっかった蒙古麺も私のお薦め。数人でワイワイと楽しく食事をするのにぴったり。

3月3日はみんみんの日で餃子半額デー。皆でレッツラゴー!!

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 ヴィアあべのウォークB1F
電話:06-6649-5926
営業時間:11:00~23:00

大阪市 天王寺/阿倍野 中華料理

丹甫【大阪府 堺市】

阪堺電気鉄道の宿院駅東にある堺でナンバー1と評される中華料理店を訪問。お店は店主とその奥様、スタッフ2名で切り盛り。料理はほぼご主人だけで作られている。最初にビールを所望して7000円のお薦めコースいただく。その他に廉価版の5000円、数日前に予約が必要の9000円のコースがあるらしい。

最初の前菜盛り合わせはプチトマトの杏酒漬け、豚トロのチャーシュに鶏肝のローストを乗せたもの。ワカサギのフリット、ピータンの粒マスタード添え、くらげ酢の物、すね肉の煮込み。スタンダードなものをどれも丁寧に作っているんだけど上品過ぎてボリューム不足。

鶏と鴨でとった出汁をベースに人参のすり流し仕立てのスープ。中にはフカヒレが入る。コラーゲンスープと説明いたただくんだけど口の中が脂でべとべとになって気持ち悪い。。塩分が強すぎるのとあわせてこれは閉口・・・・

サゴシの蒸したものを香港ソースでいただく。広東料理ではポピュラーな料理。これも塩分が強く喉が渇く感じがする。どの料理も丁寧に作られるので提供時間がかなりかかる。時間を気にせずにたくさんおしゃべりをする食事会には最適である。

2016-02-27 11.13.54

牛テールのXO醤煮込み。あしらえはA菜。甕出しの紹興酒と一緒にいただく。蟹爪にすり身とパートフリックを巻いて揚げたもの。甘酢をつけていただくが特にどおってことはない。デザートは白玉の入った胡桃ぜんざい。常連客はアラカルトを注文しておられた。世間相場の倍の価格くらいコスパは良くないけど家庭的な雰囲気で気軽に高級中華を食すにはぴったりのお店・・かもしれない。

堺区大町東2丁目1-27
072-223-1181

中国料理 丹甫中華料理 / 宿院駅寺地町駅大小路駅

夜総合点★★☆☆☆ 2.5

大阪府 堺市 中華料理