肉和食 月火水木金土日【大阪市 福島】

3月末にJR福島駅前にオープンしたばかりの表記の店を訪問。
駅をでてすぐ右側の高架下のお店でよく似た肉料理の店が4軒並ぶ。その中でもかっこいいスタイリッシュな造作はナチュラルで温かみがある間接照明を使用したハイセンスなお店。ここ最近で訪問した和食店では一番かっこいい店だと思う。

料理は月替わり6000円税別のワンコースのみ。オープンキッチンで料理を作っている職人さんが見える白木のカウンターに案内いただく。

前菜はほうれん草のお浸しの上に牛肉の火入れしたものとイクラを乗せたものとウニを乗せた肉の手毬寿司。器もビジュアルも共にとても美しい。

この日は日本酒で最後まで楽しむ。大好きな秋田の新政酒造のNo.6のレギュラーとスペシャルの飲み比べ。生酒ならではの凝縮された旨味と柔らかな口当たりが特徴なんだけど飲んだ後はキレがあってスッキリした感じ。。こちらでは日本酒やワインのこだわったものが良心的な価格で提供されている。

肉八寸と呼ばれる丸盆に乗った端正な料理が登場。とても柔らかで癖のない上ミノを湯引きしたものはもやしと一緒にいただくと旨味満点。熟成したラム肉フィレ肉のレアカツはとても柔らかで臭みや癖は全くなし。鶏ひき肉で作る松風、鶏肝のしぐれ煮、ふわふわの牛タンの柔らか煮などどれもワンランク上の手のかかった和食ならではの仕事ばかり。

お造りは熊本産馬刺しでバラ肉のフタエゴ、脂部分のたてがみ、赤身肉の3種を甘い醤油で食す。。それぞれを食べ比べると味にコントラストがあってとても良い。

黒毛和牛もものタタキは肉の旨味と炭火の焼き目の香ばしさが秀逸。晒したミニ玉ねぎと一緒にいただくとさっぱりしてより肉の甘みが感じられる。

ここで新政の亜種のエクリュと亜麻猫を飲み比べで所望。生成色を意味するエクリュは純米酒なんだけど大吟醸並みの40%精米。名前の通りナチュラルな口当たりで嫋やかな甘味と酸味が心地良くて若干の爽快感のあるガスを感じる。

亜麻猫は通常の清酒用麹に焼酎用麹(白麹)をも用いているために日本酒にあまりない酸味が特徴。日本酒と泡盛のハイブリッド版のようなお酒。

魚料理は赤甘鯛の鱗焼きと紅芯大根のおろしをあしらってに菜の花を付け合わせたもの。皮目に熱した油をかけて鱗を揚げ焼きのようにするのは伝統的な和食の仕事。パリパリサクサクの鱗とふわふわの鯛の身のコントラストが最高に良い。

この料理は獺祭と黒龍の純米大吟醸を合わせる。

メインの肉料理は熊本産のA5プレミアム和王牛の炭焼き。20分くらいじっくりと時間をかけて何度も肉を休ませて焼き上げる。表面はカリッとしていて中はレアなんだけどドリップは全くない。丁寧で完璧な肉の火入れに感動。

味は見た目通り。。。赤身肉なので肉の繊維が詰まっているけどとても柔らかい。旨味も濃厚で薬味をつけると味わいもまた変化する。

肉はスペインのメルローと共にいただく。滑らかで静かな味わいで肉との相性とても良い。

締めの食事は土鍋ご飯とともに黒毛和牛赤身肉の卵黄と出汁しゃぶすき肉が登場。
湯通しされた肉の真ん中に龍の卵というブランド卵の黄身を落として濃いめの出汁をかけて、全てを絡めて肉をいただく趣向。柔らかい肉と濃厚な卵と醤油ダシの取り合わせは天下無敵なり。途中で卵かけご飯にしたりご飯の上に肉を乗せていただいたりして楽しむと時間を忘れてしまう。ダイエット中だけど思わずご飯をお代わりしてしまう。

土鍋ご飯は白米ではなく出汁を入れて炊き上げたもの。これも目から鱗のアイデアなり。

甘味はいちご大福が中に入ったわらび餅。もっちりしながらにょろーんと伸びて、こしあんといちごの相性も抜群。酸味と甘みのバランスが良くてこれもぺろっと平らげてしまう。気がつけば2時間半経過・・・ここまでコスパのいい肉料理は初めて。。来月再訪間違いなしなり。。。

大阪市福島区福島7-1-7
JR福島駅 徒歩1分 高架下
月-土17:00〜26:00日・祝17:00〜23:30

<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/27103990/?tb_id=tabelog_bd2176bdc1c6542d6d62944f66d9e51c27072551″>肉和食 月火水木金土日</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC980502/”>牛料理</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/R8708/rstLst/”>福島駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/R5287/rstLst/”>新福島駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/R11301/rstLst/”>中之島駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
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大阪市 福島 和食

生ホルモン処 おさむちゃん【大阪府 堺市】

堺にある伝説の焼肉店を友人の貸切で訪問。1日3回転で予約は常に3ヶ月待ち。7時からの予約は半年待ちという予約困難店。外観は見ての通り。この日は4時半からの入店。。


JR阪和線 津久野駅より徒歩10分程度。鳳駅からタクシーでワンメーター。運転手さんに「おさむちゃんお願いします」といえば黙って連れて行っていただける。

店は3・3坪の8席狭小店。コブクロや有名芸能人のサイン色紙が飾られる。先週は金本監督がコーチと来店。この日は「今ちゃん」の取材が来ていた。。

目の前でささっと作るもやしのナムル、自家製のキムチ(チーズ、くるみ、アボガド、宮崎の金柑、イチゴ、胡瓜、白菜)は秀逸。チーズやイチゴのキムチは初めていただいた。

まずは熊本産和王の鞍下のハネシタ部分でA5のマーブリング12の最高級部位をさっと炙って供す。突き抜ける脂の甘さと美味しさに椅子から落ちそうになる。さっぱりしたドライマッコリも秀逸。

肉は全ておさむちゃんが焼いてくれる。

センマイの穴の部分から顔を出してベロベロバーをするおさむちゃん。最初はレモンだけでさっぱりといただき次に酢味噌をつけて食す。臭みやくせは全く皆無。甘みが感じられたセンマイは初めて。よっぽど鮮度がいいのであろう。

続いて千本筋と言われる超希少部位。カットすると肉の中にゼラチン状の筋が入っていて焼くと幽けき歯ごたえと深い赤身の旨味が感じられる。米沢牛なので赤身でも口の中で解ける脂分が感じられてびっくり。

名物のハラミも米沢牛の雌とのこと。肉の塊のプレゼンテーション(一斉に撮影会となる)の後、薄切りと厚切りで供される。ステーキのような厚切りのハラミは上質の脂全開であっさりとしたタレにとてもよく合う。

この日は特別に和王のメスのヘレ肉のシャトーブリアンを焼いていただく。絵に描いたような美しい肉をミディアムに焼き上げてハサミでチョキチョキカットして供される。柔らかくて脂分も感じられて肉の味も堪能できる最高部位。

おさむちゃんの「よっしゃ〜そろそろ行くで〜!!」の掛け声とともに名物のタン登場。これも熊本産で雌なのでサイズは小さめらしい。これも牛の舌先をぺろぺろ動かす有名なプレゼンテーションの後で和牛ならではの黒い皮を一気に剥いて根元のサシのある部分だけを塊にして細かく蛇腹に目を入れてそのままじっくりと焼き上げる。

1枚目はレモンではなく柔らかな酸味の自家製の梅ダレでいただき、2枚目は静岡産の本ワサビでいただく。弾力のあるむちむちシャクシャクした食感と上質な甘い脂は今まで食べてきたタンの概念を覆すくらいのもの。

続いては脂をしっかりと纏った「ミノサンド」これも塩焼きなんだけど臭み等、癖は一切なし。ホルモンの旨味をしっかりと楽しむ。

細かく包丁目が入った「ウルテ」はタレがしっかりと絡んでとてもいい。このウルテもかなり新鮮であることは一口いただいただけでわかる。

「まだまだ行くで〜!」と言いながら「てっちゃん」の塩焼き。しっかりと包丁しているので全く固くない。脂はしっかりあるけど甘くてくどさはない・梅ダレとの相性が抜群・・・おさむちゃんはギャグを飛ばしながら仕事をするんだけど手がとても早いのにびっくり。

赤センマイも細かく包丁をしてタレ焼きにして供される。噛めば噛むほど旨味を感じる。朝屠畜したものらしい。

締めのとろみのあるクッパも絶品と呼びたいくらいに素晴らしい。おさむちゃんが何度もスープの味見をする。野菜の甘みや肉の旨味などいろいろな味がしてとても繊細で滋味深い。記憶に残る初めてのクッパなり。


会計は飲んで一人約1万円。今年で10周年を迎えるらしい。帰りのタクシーは一人で余韻を楽しむ。ここ最近では突き抜けた感動的な素晴らしい店でした。。

堺市西区鳳北町8-33-4
080-5322-0036

<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27052134/?tb_id=tabelog_1167189cf989ef9c1cf51f989d10f37db7b4e5c2″>生ホルモン処 おさむちゃん。</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC130101/”>焼肉</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/R6362/rstLst/”>津久野駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
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大阪府 堺市 焼肉

鮨 伊吹【大阪市 肥後橋】

靱公園北側にある表記の店を訪問。入口に前栽があって雰囲気があり。
L字の白木カウンターと個室座敷。寡黙な店主と奥さんで切り盛り。今回はお任せでいただく。

加太産の鯛の造りからスタート。続いて皮目を炙って熟成させた神奈川産の鰆と続く。皮ごと焼いた一寸豆、若芽と筍の炊き合わせ、酒盗入りの茶碗蒸し、愛知産の大きなタイラギ貝の磯辺焼き(別注文)を一気に平らげる。

千葉産の6年ものの大きなハマグリは焼き物でいただく。

ホタルイカの生とボイルの食べ比べと富山産の白えび。

握りの扉は長崎産の剣先イカから、続いて鯛、鰆、北海道産のきんき、加太産の釣りの鯵、淡路産の細魚を一気に食す。シャリは辛口の固め。。

加太の活蛸は思いの外柔らかくて上質、軽く火入れした分厚い身の活とり貝は旬の真っ只中で不味い訳が無い。唐津産の赤雲丹も走りの美味しさ。壱岐産のマグロは苦手なのでパス。

締めは長崎産の穴子。フワフワに蒸されていて塩とタレでいただく。お酒をしっかりいただいて一人15000円の会計でした。ご馳走様でした・・・

梅田から乗ったタクシーの運転手が信号に引っかからないルートにこだわりすぎの暴走タクシー。。細い道を縫うようにハイスピード。スリル満点で3回くらいぶつかりかける。昔の韓国みたいで少しドキドキ。

大阪市西区京町堀1-12-5
17:30〜24:00入店

<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27007947/?tb_id=tabelog_9e0a12f06da2c54062111db8911d7e11c266f154″>伊吹</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC010201/”>寿司</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/R8386/rstLst/”>肥後橋駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270106/R9135/rstLst/”>本町駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/R10518/rstLst/”>淀屋橋駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
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大阪市 肥後橋 寿司