清粥小菜 明 (ちんぞうしょうさいめい)【大阪市 江坂】

江坂にある表記の人気中華料理店をいつもの英会話教師と訪問。駅から徒歩7分のかなりわかりにくい場所に位置する。ファザードは小さな小窓に表札が出ているだけで店内はカウンター6席とテーブル席がいくつかある。落ち着いたシンプルな内装は店名の如く、清らかな空気感が漂う。

この日は特別コースをお願いして作っていただく。

座付は自家製のザーサイから。特製の食べるラー油をかけていただくと食欲がぐんぐんと湧き出て来る。

色出しをしたゴーヤとブランドミニトマト、長崎産の赤雲丹を合わせたものに摩り下ろして調味した冬瓜をかけたもの。フィンガーライムを絞っていただく趣向。

ルイロデのブリュット。ワインセラーには高級ワインが並びまくるけど値付けはかなり良心的。

加賀野菜の五郎島金時を揚げたものを金柑のソースと雪塩で供される。仕事がとにかく丁寧でかつ手早いので見とれてしまう。

活鱧と山口産の松茸の春巻きは鱧のふわふわの食感と松茸の鮮烈な香りにノックダウン状態。和食のような繊細な仕事なり。

北海道仙鳳趾の真牡蠣は湯掻いて油通しをすると破裂しそうに膨らむ。スクランブルエッグを敷いて葱ソースで供される。料理としては完璧な逸品。シャンパーニュと最高の相性を見せる。

こちらのお店のスペシャリティーの大根とフカヒレ姿の土鍋煮込み。こちらのシェフは香港出身の福臨門一級点心師の方に師事して来られたとのことなので最近の大阪にある人気中華料理店のどこにも似たところがない。

シェアしていただいたらこんな感じ。金華ハムや丸鷄を使用した上湯スープに自家製ラー油、腐乳などを加えピータンで塩分を足してコクをつけた感じ。フカヒレは箸を入れるとほろほろと崩れ、ピリ辛のソースに絡まってなんとも言えないバランスの良い美味しさを醸し出す。今まで食したフカヒレとは次元の異なる味付けと味わいである。ちなみにアラカルトでは1人前1万らしい。。

続いては脱皮したての殻の柔らかい伊勢海老のプレゼンテーション。ソフトシェルクラブはよくみるけど伊勢海老のは初めて。

尻尾部分の身は湯がいて油通しをしてレタス包みにして供される。殻の一部はパリパリの唐揚げで・・・

頭部分は唐揚げにして甘酢餡にて供される。海老好きなのでマンモス嬉しい。

先ほどのフカヒレのソースを使った中華リゾット。山盛りのトリュフの香りに卒倒しそう。

宮崎産のヘレ肉を火入れしたものにオクラおろしと中華しょうゆをベースにしたソースをかけたもの。肉が柔らかいのとさっぱりしたソースが秀逸。

名物のお粥には活の鮑のスライスがたっぷり入る。こんな贅沢なお粥は初めて。。。

デザートはすいか・・・

杏ゼリーで口直し。支払いはびっくりする値段でした。。。

ワンランク上の突き抜けた料理はどこよりも美味しいし、お店の雰囲気もサービスのスタッフも文句なし。ご主人は物腰も柔らかく、丁寧に料理のことを色々と説明いただきとてもいい時間を過ごすことができました。
  

吹田市江坂町1-21-39 土泰第1ビル 電話:06-4861-7228

<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2706/A270602/27074751/?tb_id=tabelog_d53febeb44c8631683cfe2c7eb28ab82349bda4c”>清粥小菜 明</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC030101/”>中華料理</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2706/A270602/R1436/rstLst/”>江坂駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2706/A270602/R6856/rstLst/”>豊津駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
</p>

 

大阪市 江坂 中華料理

海鮮丼専門店 木津魚市食堂【大阪市 大国町】

今年の4月3日に木津市場にオープンした表記のお店を訪問。
海鮮丼の専門店。以前は超繁盛店だった、うどんの「大和」の跡地。

メニューは以下の通り
市場の海鮮丼 1,500円
本まぐろの鉄火丼 1,800円
うに・いくら丼 2,500円
ウニ海鮮丼 2,500円
こぼれマグロ丼 3,500円
こぼれウニ丼 3,800円
など・・・全てにあら汁と漬物が付く。

この日はウニ海鮮丼2500円を所望する。

大きなボタンエビ、サーモン、カンパチ、帆立貝、蛸、穴子、国産雲丹、カニ身、イクラが入った海鮮丼が着丼。温かいご飯と新鮮な魚介の相性の良さは言わずもがな。あら汁の塩梅もちょうどいい。特に雲丹の状態がとてもいい。甘くてミョウバン臭さもなく次回はウニ丼をいただこうと思いながらお腹いっぱいで店を出る。

大阪市浪速区敷津東2(TEL 06-6632-1017)

大阪市 大国町 どんぶり和食

又三郎 8月【大阪市 長居】

ヘビーユースする長居の表記の店を新進気鋭の和食店店主と訪問。関西の肉マニアには垂涎の焼肉店でほとんどの客が熟成肉のコースを注文されるという今や大阪飲食店の奇跡と言われているお店。最近は働き方改革のため週休2日にされたせいもあり予約が一段と取りにくくなった。

和食店などの料理長やシェフの来店も多く皆がこの店の熟成肉のクオリティーとその火入れの確かさに絶句すると聞き及ぶ。店に入ったところにある巨大な熟成庫には部位別に大きな枝のままドライエイジングされている肉の塊を見ることができる。

この日いただいたのが熟成肉を部位別、牛種別に楽しめる熟成肉を楽しむコース8800円。1頭買いされる岩手県の黒毛和種の外ヒラ部分と最近では全国的に人気が出すぎて希少となった高知産土佐赤牛のサーロインの食べ比べ。それぞれの肉を客席まで持って来てくれてのプレゼンテーション。

この日選んだワインはカリフォルニアのシェイファーのメルロ−2014年。少し若いけどしっかりとした味わい。

前菜はトマトとスイカのジュース。熟成肉を練りこんだミニハンバーガーとソーセージ。アボガドとズッキーニ。

熟成肉の入ったミートパイ。サクサクの食感と濃厚な肉の味わいがとてもいい。


肉を何度も休ませながら店のマダムの荒井氏が時間をかけて焼き上げる。焼いている合間も客との絶妙なウイットと年齢を重ねた熟成感のある会話もこちらのお店のシグニチャーとなっている。

時間をかけて焼き上げた肉をシェフが切り分けて供される。それぞれの牛の個体差や部位の異なりによって味がここまで違うのかとびっくりする。しかしながらどちらも茶豆のような熟成香とアミノ酸が凝縮した肉の旨味は界隈の熟成肉を売りにしている飲食店とは完全に一線を画している。

締めはミニカレー。。この日の昼間もカレーを食べたことを忘れて所望する。梅茶漬けも選択可。最近は物忘れが激しくて10秒前の出来事を忘れたり同じ話を何度も繰り返したりしているらしい。

デセールはメニューにあるものをなんでも注文していいらしい。自家製のこだわり粒あんの入ったミルク金時でさっぱり。

スタッフさんの接遇も厳しいマダムに鍛えられていてとてもいい時間を過ごすことができます。(普段は優しいんだけど仕事モードになると鬼と言われるくらい恐ろしくなると聞き及ぶ・・・でもその情熱が飲食店繁栄の唯一の力の源である)

大阪市住吉区長居2-13-13
営業時間:11:30~14:00
17:30~23:00
定休日:日曜日・木曜日

過去の又三郎はこちら

大阪市 長居 焼肉