ゴールデンウイーク後半から中国雲南省北部標高2400メートルに位置する表記の街を訪問。北京経由でほぼミヤンマーの上くらいに位置する地方都市。
この麗江という都市は中国でも数少ない旧市街が世界遺産として認定された街で、街自体が大変美しくて雲南省内でも最も人気のある観光地。街の背後には13の峰からなる標高5,596メートルの玉龍雪山(ぎょくりゅうせつざん)がそびえている。
昔にチベットの馬と雲南の茶葉などを運んだ「茶馬古道」の中継地として栄えた街で、石畳の道や瓦屋根の建物、街を巡る水路が独特の風情ある街並となっていて今はカフェやゲストハウス土産店が立ち並ぶ。
そしてこの街の人口の過半数を占めるナシ族には、トンパ教という宗教が伝わっており、その経典では今もトンパ文字という象形文字が使われていると聞き及ぶ。私が中国語の個人レッスンをしていただいているスウ先生も今年の3月に家族で訪問されとてもよかったと言っておられた。
超有名な麗江古城から4キロくらい離れた束河古鎮(ここも世界遺産)にグローバルに事業を展開する私の友人が経営する『客桟』(民宿)があり今回はここを拠点にいろいろと観光をする。
到着して荷物を降ろし、街中にあるモダンな四川料理店でウエルカムパーティーをしていただく。ワインセラーが壁一面にあって広い中庭でたき火ができるオサレなお店。
鶏肉と豚肉はとても新鮮。。。市場で見たけど肉の塊から湯気が出ていた。。野菜も有機栽培なのでどれもが甘い。。
ジャガイモの炒めはとてもサッパリして美味しい。。。
日本でもおなじみの唐辛子と鶏肉の炒め。。お酒がとってもすすむ君。
米の粉で作った麺は普通に美味しい。。。
豚肉のスペアリブ。。。しっかりした味付けが特徴。。辛いけど美味しい。。
中国野菜の炒め。。こちらは葉野菜を生で食する習慣がないようである。
ブロッコリーの炒めのトマトと玉子の炒め。どちらもサッパリとして口直しにぴったり。ビックリしたのはご飯は中国産のコシヒカリ。食味もよくてご飯の上におかずの乗せてモサモサ頂くと日本の丼のよう。
中国のこんにゃくのようなものの炒め。。。食材がやっぱり豊富である。。朝には街中でとれたての野菜の行商が立ち並ぶ。。果物も毎朝食したがとっても甘くておいしい。
お店は間接照明がしっかり効いていて大人な感じ。。。
物価は日本よりも少し安い感じであるがオーストラリア産のイエローテイルワインが5000円と輸入品はかなり高いみたい。このあとライブハウスのようなところで2次会。。。中国人の友人たちとはじけまくる。。思っていたような反日感情は全くない。
翌日は早朝に朝ランをして屋台のような店で朝食。
ジャガイモがたくさんこの時期取れるようで麺状にカットしたものを揚げたものや串に刺して焼いたものなどいろいろ。
とりあえず麺を所望。鶏ガラ系に肉のミンチが入ってスープはスパイスいろいろの複雑なテイスト。。野菜もたっぷり入って結構はまる味加減。
納西豚肉といって干した塩辛い豚肉を戻したものを炒めたもの。。パンケーキのようなものにはさんで食する。。あまり食べたことのない味なので興味津々。少数民族のナシ族料理と呼ばれるものらしい。
麗江ババといわれるクレープのようなもの。地元では主食となっており薄く伸ばした生地が何層も重なっいて「千層餅」とも呼ばれている。小麦粉、卵、黒砂糖の甘いあんのバージョンとネギ、ハムなどが入った総菜風のあんのバージョンがある。
昼は馬に乗って山道わたるハイキング。レンタル自転車のように気軽に馬をかりて移動が出来るのに驚く。昼ご飯は山の麓のほったて小屋でいただいた納西鍋。
いろんな野菜に塩漬けした豚肉が入る。。唐辛子をつけていただく。。この料理もビールを大量に頂きながらでないと食せない。。オープンエアーの食堂がとてもここちよい。
その日の晩ご飯は800年以上の歴史が残る麗江古城のレストラン。丘の上から街全体をのぞむ瓦屋根の広がる風景は素晴らしい。
城というよりは小川沿いにある民家のあつまりのような街で、入り口には大きな水車があり、小さな溝みたいな川が流れていてその周りに商店が無数に立ち並ぶ。この地では景色のいいライブもある有名な麗江料理のお店。
この地は植物の宝庫といわれ秋口には特に食材としてキノコがふんだんに使われるらしい。
この日もオオシロアリタケ、ポルチーニのようなもの(ヤマドリタケ類)、マツタケ(この日はなし)などがいっぱい食材に使われていた。
だいたい山菜、野菜、キノコを茹でたり炒めたりした料理が多いように感じる。。
見た目はイマイチだけど美味しくて栄養満点。スペアリブの燻製もとても人気があるようである。
野菜のたっぷり入ったスープもとっても美味しい。。。滋味深くて五臓六腑に沁み渡る味加減である。
どれもがヘルシーでローカロリーな食事となっている。。ホントどれもが身体に良さそうな感じ。
納西豆腐の煮込みは辛味でちょっと酸味があり。白いご飯と一緒に食す。
店を出ても街中が屋台のようになっているのでお腹いっぱいだけど片っ端からいろんなものを食す。
パイ生地の間に粒の細かい小豆のような餡が薄く入っているお菓子やヨーグルト系の甘いドリンクなどお腹がはち切れそうになるくらいこの日はいろんなものを食べた。
続く・・・