五源大喜 2月【大阪市 昭和町】

昭和町にある表記の串揚げ店を貸切で訪問。予約の取れない人気店として有名でこの日も1年前の予約(現在も1年待ちとのこと)。昭和町駅から徒歩2分。30年以上続く繁盛老舗店で私も25年前くらいから定期的に訪問している。

お店は揚げ場を囲むカウンター12席のみ(最近減席したとのこと)。定刻一斉スタートで現在は17時からと19時半からの2回転制。この日はお任せで揚げていただく。

この日いただいた串カツは
鉄板の美味しさの「牛肉」、上品な「キス大葉巻き」、「帆立貝柱」、海老反りになった「車海老」、ふわふわクリーミーな「鱈白子」、炊き込んで味付けされた「竹の子」、醤油味で炊いた「こんにゃく」、名物の極太の「アスパラ」、「蟹爪」、柔らかなバター醤油味の「鮑」、「ネギまぐろ」、「しめじ」、水槽で泳ぎまくる「アマゴ」、ぽりぽり食感の「子持ち昆布」、サクサク食感の「蓮根」、毎回口を火傷する「餅」など・・・

夏は稚鮎も参戦する。。

車海老は特に好物。お酒もたっぷりいただいて一人5000円くらいの支払い。。また来年の予約を取って店を出る。

過去の五源大喜はこちら

大阪市阿倍野区昭和町1-9-21
06-6629-4576
営業時間 [月~土] 18:00~23:00
     [日・祝] 17:00~23:00

大阪市 昭和町 串料理

ひろせ 2月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

心斎橋の畳屋町筋の表記の和食店を訪問。開店以来毎月欠かさず行く個人的にお気に入りのお店。難波・心斎橋方面の日本料理では一番美味しいと思う店。カウンター6席とテーブル2卓の小体な店だけど西心斎橋のミシュラン店「ゆうの」で修行されたご主人の喰い味とけれんのない素材感重視の仕事は、お酒をいただきながらの友人との食事というカテゴリーでは最高のレベルと思う。当然カウンター席がお勧め。

コース料理は月替わりの12000円のみ。しかしながら大阪の人気店の18000円くらいの料理に匹敵かそれ以上の内容のものが常に提供されるハイコスパ店。こだわり抜いた食材を最高級の炭を使って焼き上げる料理が秀逸。

この日記の読者さんもよく来られるらしく、多くの方が常連になられていると聞き及ぶ。女性のグループ客も多い。

最初に麦焼酎のソーダ割りに柚子の皮を入れてもらったもので乾杯する。座付はパリパリ食感の旬の「ワカサギの香草春巻き」、白和えの素が秀逸の「うるいの白和え」、走りの食材の穴子の稚魚の「のれそれの漬け」の3種盛り。

続いての刺身は大葉を射込んだ「細魚昆布締め」、甘々の「白ミル貝」、コリコリ&トロトロの厚みのある「ヒラメ」には「あん肝」が添えられる。この日、ご主人がかなりいい仕入れをしたと豪語する熊本産の「真鯵」は炙りで供される。しっかり塩を効かせて仕上げた「鯖きずし」も日本酒が進みまくる。フグ皮の煮こごりもかなり美味しい。この盛り合わせの一皿で日本酒2合は飲めそうな感じ。

蓋に梅花の象嵌の入った煮物椀は河豚の上身と卵豆腐が入る。あしらえは菜種と新わかめと生青のりが添えられる。青のりの香りがとてもいい。しんみりとした味の出汁は昆布がかなり上質なのがいただけばわかる。

蓋物は旬の上質な「ずわい蟹」をたっぷり使ったひろうす。焼いた蟹殻を使ってエキスを取った蟹味噌餡と一緒にいただく。。これも日本酒が進みまくる。

脂が乗りまくった千葉産の金目を炭火で焼きあげたもの。皮はパリパリで身はふわふわ 。。火入れの妙に敬服する。。コクのある鱈白子の餡で供される。。唐墨のおろしたものが掛けられる。

肉料理は小サシの入った和牛のランプ肉の炭焼き。こちらも火入れが完璧。表面をカリカリに仕上げて中は綺麗なロゼピンク。よく焼けたところの厚みは1mm以内という職人技。蕗の薹味噌と一緒にいただく大人の味わい。

あしらえの野菜は「こごみ」と「芽キャベツ」の炭火焼とさっぱりと炊いた丸大根。

食事は河豚の身皮と大豆の炊き込みご飯。。河豚の出汁が効いてかなり美味しい。。

甘味は酒粕味のブリュレ。。残った日本酒と一緒にいただく。。

この日も好みの日本酒を2銘柄頂戴する。ソムリエ資格を持つご主人が選ぶワインも秀逸。肉料理にワインを合わせる客も多い。何度訪問しても飽きることがない。。気取らずに本当に美味しい日本料理をいただける稀有な店。小さい店なので予約必須。ペロペロ日記を見たとお伝えください。

過去のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食

酒肴 哲【大阪市 難波】

日本橋の裏通りの路地にある表記のおでんのお店を友人と訪問。ファザードはひっそりした感じだけど店内は意外に広くて10数席のカウンターと個室。大人の高級居酒屋といった感じで客も年齢層が高い。

この時期は予約が取りにくく毎日満席が続く人気店。カウンターの前でご主人が料理を作る割烹スタイル。焼酎を注文して好きなものをアラカルトで注文する。メニューには値段が書かれていないのでカジュアルな接待にも利用できる。

最初に全ての客が注文している名物の「どて焼き」はココットを使って最後にバーナーで焼き目を入れたもの。柔らかく煮込まれた上質なすじ肉とブレンドしたコクのある味噌がいい塩梅で濃いめの味付けと香ばしさが秀逸。

鱈の白子の醤油焼きもいい仕事をされていて焼酎にドンピシャの味わい。ここで純米酒に切り替えてもろみ味噌に漬けた豆腐をいただく。ビジュアルもとても美しい。。続いて口直しに出汁に漬けたトマトとクリームチーズを合わせたものを所望。名物のローストビーフは赤身肉だけど細かなさしが入っていてアクを抜いた辛子とソースでいただく趣向。

酒肴をいただいた後はおでんをいただく。最初の扉はこの店のレコメンドメニューの大根から。ピカピカに光って艶やかな大根は食感も残っていて絶妙の仕上がり。和食のおでんの中では完璧なものといえる。続いて焼き穴子と牛蒡のおでん。注文が通ったら一つずつ小鍋を使って仕上げられる。食材によって出汁の味をすべて変えられるのが素晴らしい。

いわしのつみれは鰯感をしっかり残したもので癖や臭み、練り物感は全くない。さっと火入れした牡蠣は宮城県産を使用。たっぷりのねぎとの相性がとてもいい。

最後は人気のベーコンクリームチーズ。ポトフから発想されたとのこと。これ以外にもコロやさえずりなどもいただきたかったけどお腹がはちきれそうなので次回の楽しみにする。お酒をいただいて一人10000円の予算です。この店の夏のおでんも個人的には大好き。

大阪市中央区日本橋2-7-27
06-6633-3899

大阪市 難波 関東炊