週末は高知マラソンに参加。前日は高知市内で地元の名店を廻る。いろいろな方に聞いておすすめの表記の店は貝焼きの専門店。
貝好きの私はかなり嬉しい。同伴した友人と2人で訪問する。貝焼き以外にも地元の食材を使った高知を代表するかつおのタタキ、カツオの腹んぼ、伊勢海老、ウツボの唐揚げ、鯨などの料理がたくさんある。
この日は一番廉価の貝めし膳2850円を所望する。内容によって価格もいろいろ。アラカルトメニューも豊富。
突き出し出しは地元の貝と青い魚の酢の物。
カツオの叩きは切り身が分厚い。。塩たたきが最近の高知のブームと聞き及ぶ。私はあまり好きではないので鰤、烏賊、いさきの三種盛りに変更してもらう。
そして貝焼き登場。。。
皿に盛られた生きた貝の盛り合わせはとっても豪華。すべてが地元産でパカパカ動いている。これをお姉さんが入れ替わり立ち替わり焼きにきてくれる。
まずは牡蠣の味噌焼き。小振りなんだけどこれはこれでいい。しっかりと焼いてぐつぐつと煮立ってきたらカキと味噌を一度まぜていただく。この頃には高知の地酒あけまくり。
回りの味噌が少しこげてかなり香ばしくて美味しい。濃厚な味噌の味と牡蠣の旨味と日本酒が渾然一体。口の中がカオスにつつまれる。。
串に刺さったエビも地元産。香ばしく焼き上げると皮も柔らかくて旨味も深くどれもが日本酒にぴったり。焼いてくれるお姉さんとの会話もとても楽しく焼酎消費日本一の県の女性はどれだけお酒を飲むのかという話で盛り上がる。
長太郎貝。檜扇貝ともよばれる。見た目はホタテそっくりなんですが、色合いや味が全く違う。今日のは赤い色でしたが、青かったり黄色かったりと色とりどりの貝があると言っていた。
貝が開いた時点で店員さんがきて貝殻を半分に分けたら片一方は醤油をたらし、もう片一方は汁の上にネギを添える。。
貝から出る出汁をネギに移しながら焼く。ネギがしんなりしたところで食すとしっかりと貝の味と磯の香りが移ってとっても美味。
ホタテはふわふわした美味しさなんだけどこの貝はしっかり焼き込んで醤油をたらしながらいただく。醤油で煮詰めると味が深くなって
“長太郎はよく焼いて煮つめると甘みが増します 出汁でおねぎを焚くと相性抜群の状態を味わえます”とのこと
口が開くと貝から出る水分を出汁にしてネギを焚くとなるほど塩気と磯臭さがとてもいい感じ。
地元産のピカピカのハマグリはおいしすぎて写真を撮ることを忘れる。マテ貝を追加する。。この貝もしっかり焼き込んで食せば日本酒にぴったりすぎてどんどん飲み過ぎてしまう。
お店のご主人が鮑をすすめてくれる。これ一杯で1000円なり。少し元気はなかったが焼き物なので充分。。
最後の〆は貝ご飯。いろんな貝のへたを入れて作ったもの。。これはこれでとっても美味しい。。ごちそうさまでした。。。
高知市廿代町6-8
088-873-1732
営業時間:16:30~23:00 ■定休日:日曜・祭日