急遽仙台出張。。。宮城在住の友人の車で被災地(名取市)を視察。。がれきはなくなっていたが復興にはまだまだ時間がかかることを自身の目で見た。。その晩は創業文政5年(1822年)という190年の歴史のある老舗の鰻屋さんで会食。。
この店は昔は遠藤屋という屋号であったが明治2年に現在の場所に移転し青葉城がよく見える絶景であったことから「大観楼」と屋号を改めたそうです。
この店は料理によって鰻の産地を代えているほどこだわりがあり静岡、愛知、千葉の産地から取り寄せた活鰻は、店内の井戸にて2日ほど身を締めて生きたまま裂かれて蒸されて焼かれると聞き及ぶ。
前菜は鰻巻き、枝豆、蛸の酒盗漬け、川海老、もろキュウリなど。。ビールがすすむ。。
吸い物も正統派。。焼き茄子、白魚、芽ネギ。。。鰻屋のすまし汁。。最高。。
名前のとおりこの店はとても大きい。。
コンクリート造りの3階建てで1階がテーブル席・2階がテーブル席とカウンター席、私たちが通された個室や大広間など。。。全部で200席以上あるであろう。。
価格も決して安くはないのにこの店の規模はよほどの上等の固定客がついていると推察される。
造りもかなり新しかった天然ヒラマサ、活ホタテ、中トロ、活蛸。。この店のご主人(私と同じくらいの年齢)と少し話をさせて頂いたが若いときは今はなき船場吉兆で修行をされたとのこと。。
そしてメインイベントの鰻登場。。。蒸がかかっているが全く水っぽくはない。タレは甘みが少なくあっさりしたドライ系。。上質感満載の最高級鰻。この日は飲食店経営の私が食すということで千葉産の坂東太郎という小振りのブランド鰻と聞いた。
ホント恐縮である。。でも旨い物は旨い。。ご飯を持ってきてもらって急遽丼にして食らふ。。熟れた醤油の辛さとご飯の相性が抜群。。
うってかわって冷たくてあっさりした炊き合わせ。。冬瓜と鶏のつみれ、トマトの酸味もさっぱりして美味しい。。この辺りがプロの仕事。。
揚げ物はミョウガとホタテ貝の五目揚げ。。。いろいろな物が食せて感激。。地元の日本酒もいただいてお腹いっぱい。
酢の物はモンゴウイカの酢〆と卯の花を寿司にしたもの。。。さっぱりして心地いい。。
最後は地元の冷やし麺。。。かなり美味しくて。。。久しぶりにええもん食べたという感じ。仙台の友人の接待とその気持ちにに感謝。。。
宮城県仙台市青葉区一番町3-9-5
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翌朝は東北大学のキャンパスまでランニング。そのまま青葉城址。。。伊達政宗公が仙台の町並みを見下ろす姿をみて広瀬川をひた走る。。
青葉城恋歌の「時わぁ~巡ぇぐぅ~り~また春ぅが~きてぇ」というフレーズが頭の中をリフレインする。。
空港で時間があったので牛タンを食す。。思ったより旨いので感激。。こんな小さな喜びを感じることが最近多い。。年齢を重ね過ぎか。。。