土佐堀の表記のリストランテで会食。肥後橋駅から徒歩7分くらい、土佐堀通りの一本北の通りに位置する。
赤煉瓦の建物は大正15年(1926年)に造られた元大阪産業信用金庫の本店をリノベーションしたものらしい。1階は玄関ホールと厨房で2階が大きな広間で結婚披露宴等にも使用されるとのこと。3階は個室が4部屋で3人乗りの小さなレトロエレベーターで移動する。金庫室だった地下はワインセラーになっているとのこと。
スタートのスパークリングは有名ワインインポーター会社の会長からプレゼントいただく。大川を眺めながら本格イタリアンをレトロモダンな空間で楽しむことができる関西では稀有なお店。
スタートはフランス産のフレッシュキャビアを山形産の枝豆のムースの上に乗せたもの。濃いめのスパークリングとの相性はとてもいい。
続いて小豆島産の放牧豚を使った生ハムはかなりフレッシュな味わいで味も濃い。和歌山産のいちじくと合わせる。下にはイタリア産のプラッターチーズが敷かれていて一緒にいただくととてもいいバランスとなる。
魚料理は静岡産の金目鯛は淡路島産のプロスペロッサ(丸茄子)とサンマルツァーノ(イタリアのトマト)のあえもの。さっぱりとしたソースがいい暑気払いになる。
手打ちひら麺のタリオリーニには宮城産の渡り蟹の身がたっぷり。ソースも濃厚で自家製パンで刮いで蟹味を楽しむ。
肉料理は鹿児島産の黒毛和牛サーロインステーキ。バターナッツ南瓜を裏漉したしたものが添えられる。飾り付けもとても繊細で随所にハーブが効果的に使われる。
ドルチェは山形県の白桃と淡路島のビーツシリンドラの氷菓子。アーモンドアクセントに添えられる。どの料理も美味しくて接客も丁寧で素晴らしく、とても贅沢な時間を過ごさせていただきました。
大阪市西区土佐堀1-6-18