東京吉祥寺で赤身肉のみのコースが大ブレークし、現在も予約半年待ちの有名肉料理店の支店。こちらを含めたフランチャイズ店舗が全国で8つ。こちらのお店は阪神福島駅から徒歩2分のビルの2階と3階と4階に位置する。完全ノーサインのファザードのために店の存在は通行人には全く判らない。
この日は3階のちゃぶ台のようなテーブル席に案内いただく。料理はお任せ税別5,000円のワンコースのみ。
瓶ビール648円を注文して待っていると最初にサラダとキムチと肉のパテ(すべて3人前)が登場。すべてを食べ終わる間もなく「内もも肉のタタキ」(ひとり3切れ 写真なし)が運ばれる。かなりレアな仕上がりで生肉が苦手な人には厳しいかもしれない。すべての肉は岩塩のようなものがかけられていてそのまま食す。薬味としてチリマスタード、柚子胡椒、辛味噌が添えられる。
続いて此方の店で「てんまる」と呼ばれる後ろ足の付け根部分。これもかなりレアな仕上がり。肉の旨味はあまり感じない・・・和牛だと思うのだが肉の説明等は全くなし。高原価業態なので客回転で勝負なのは判るが雑でバタバタとした接遇が残念。さっさと食ってはよ帰れオーラ満載。。。
豚のローストもレアな仕上がり。チリマスタードなどを付けていただくとなんとか完食出来る感じ。この肉を食べすすむあたりで口が飽きてくる。料理はすべて調理場で焼かれて盛りつけて提供されるためにシズル感や熱々な感じは特にない。
ドリンクはハイボールがすべて864円で全般に高額設定。飲み放題は別途4600円(合計税込10000円)とのことだけど5杯以上飲む客は飲み放題の方が安くなるという仲間由紀恵もビックリの飲食店トリック。客層はほぼ30代から40代で客単価1万円を覚悟した裕福な顔つき。
超巨大な満願寺唐辛子。どういうわけかこれもレアに焼かれていてポリポリと独特の青臭さを感じながら齧る。少し悲しい・・・
外モモ肉が登場。これには練り山葵が添えられる。筋が多くて顎の筋肉が鍛えられる。更に悲しみが深くなる。隣のテーブルは女性2名だけどガンガン食べまくっている。
豚カツ登場。スタッフの女性がめんどくさそうに小声で説明してたけど理解不能。豚トロ部分であろうか不思議な歯ごたえあり。
生の胡瓜のサラダ。漬け物だったら良かったけど特にどおってことはない。
かなりレアに仕上げられた外モモ肉。ここまでレアに焼かれた肉の味の異なりを判る客がいるのであろうか・・・結構ガシガシした食感で肉の旨味を除いた味。あえて低い等級の牛を使用しているのであろうか。焼き上げて時間が経っているのかアミノカルボニル反応やメイラード反応による旨味や風味はほぼ感じない。隣の客は「赤身肉だからヘルシ〜!」と喜んでいる。
このあと更にラフにカットされたランプ肉登場(写真撮らず)。肉のきめは細かくて柔らかいんだけどどうしても口の中でモソモソする。立ち食いのいきなりステーキの方が口に合う。
最後はカレーか卵かけご飯か選べるんだけど私はカレーをチョイス。大きな肉が入っている以外は普通の業務用な美味しさ。蟹の出汁が入っていると表記されていたが全く判らず。お店はオープン以来大繁盛と言っていた。こういったガッツリハード系の食事を楽しむには馬齢を重ねすぎたのかと帰り道で内省する。
大阪市福島区福島5-8-12丸市ビル2F
営業:19:00〜21:30(2時間制)
電話:080-4932-2929
料金:お任せコース 1人5000円(飲み放題付きコースは1人10000円)