南森町の行きつけのカレー店。この辺りには聞く所によると50以上のカレー専門店が立ち並ぶ激戦区らしい。その中で本年で10周年を迎えるこちらのお店は界隈でも有名な繁盛店舗。ランチタイムはひっきりなしに客が入る。真夏の冷やしカレーは毎年テレビで紹介される名物商品。最近はガチインドやスリランカ系のカレーをあちこちで良く見かけるがこちらのカレーはスパイスはしっかり効いているけど界隈の会社員がスタンド形式でさくっと食べて帰れるような比較的スタンダードなもの。
メニューは
ブレーンカレー720円
鍋焼きスープカレー820円
ビーフカレー820円(王様のみ)
ハーブチキンカツカレー800円
辛口チキンカツカレー820円
季節の野菜820円
ミックスカツ930円
ヘレかつ1030円
など
プレーンのカレーは2つの味から選ぶ。看板商品の王様ベースはスパイスがっつり系。スパイス苦手の方はオニオンベースのマイルド系玉ねぎの優しい甘味。店主は40才過ぎと推測される、お店では「あっちゃん」と呼ばれる天海祐希系の女性オーナー。
この日はシーズナルメニューのスープカレー820円を所望する。
最初にフレンチドレッシングがかかったコールスロー登場。女性オーナーのちょっとした気配りが嬉しい。
スープカレーは鍋焼き仕立てになっていてテーブルでグツグツと音をたてながら美味しそうな香りを漂わせる。スープの中で大きく鎮座するのはじゃがいもの塊。柔らかく煮込んでから一度油で揚げて更に煮込んでいると言っていた、その横にはカボチャと人参、鍋の底にはトロトロに柔らかく煮込まれた大きな手羽元が2本入る。
スープカレーのルーは王様カレーでカルダモンが強烈に効いたもの。クロブやコリアンダーの香りも後から鼻に抜ける。辛さはあまりないけどスパイスの刺激が頭皮に駆け上って額から汗が出る。小麦を使っていないのでどんどこ食べすすめることが出来る。チェーン店にはない上質感は丁寧な仕事の裏打ちであることは一口いただいたら判る。
食べ終わるとぽかぽかと身体の芯から温まっているのに気づく。これからの寒い季節にはドンピシャの逸品。近所には30分200円のコインパーキングがたくさんある。駐車料金を払っても行く価値はあると私は思う。梅田の百貨店のスタンドでこのカレーを提供出来ればいいのにな・・・と店主と笑って話す。12月から相生の坂越の牡蠣を使ったカキフライを出す予定らしい。
明日から師走か・・・・
大阪市北区西天満5-11-4
電話 06-6362-8028
営業時間 [月~金 ]11:00~15:00 17:00~21:00 [土]11:00~15:00
定休日 日曜・祝日