私の会社が経営する葬儀や法事などの食事の専門店。現在は北区、平野区、大正区、東大阪市でありがたい事にどれもがお客様に喜ばれまくりの繁盛店となっている。今回は義理の母の初盆で大正にあるお店を利用させてもらう。
この店の料理長は30才すぎの若手であるが仕事熱心でセンスがあるので昨年に料理長に抜擢。
この日は税別4980円の月替わりのお斎会席を予約する。
先付けは 枝豆を裏ごしたものを吉野葛で固めた枝豆豆腐。上に乗っているのは枝豆とジャガイモを千切りにしたものをコクを出す為にバターで軽く火を通したもの。出汁に抹茶を合わせた抹茶餡を敷いている。ジャガイモのシャリシャリした歯触りと枝豆の滋味深い味が相性がいい。
お造りは縞鯵と剣先烏賊、生マグロの3種盛り。どれもが新鮮で美味しい。あしらいの莫大海と菊のゼリー寄せが涼しげでいい。盛りつけも嫋やか。。
一見茶碗蒸しのように見えるものが自家製の蒸し豆腐。国産の豆乳とにがりを使って作る。具は精進ものばかり。生姜餡で食す。夏場はサッパリしてこういった料理が美味しいと感じる。
炊きあわせは合鴨ロース煮、南京、冬瓜、手まり湯葉、絹さやなど。叩いた海老の入った餡掛け。振り柚子がいい香り。しんみりした味付けでとても美味しい。
稲庭うどんのぶっかけは緩めの温泉卵、焼き穴子、紅生姜の天ぷら、みょうが、オクラでさっぱりと頂く。どおって事ない料理だがこの日のお客様には結構人気があったようである。
鯛のけんちん焼きはタレに漬け込んだ鯛の切り身の中に豆腐を裏ごして調味し、こんにゃく、椎茸、人参をあわせた物を鋳込んで焼き上げたもの。地味な料理であるがかなり美味しい。付け合わせのほおずきに入ったものはクリームチーズに卵黄と塩、砂糖で味を合わせた和食ならではの自家製のチーズ。プチトマトのワイン煮は赤玉ポートワインを使用して味を合わせたもので多くのお客様に人気の逸品。
ここで揚げたての天ぷらが登場。プリプリの活海老とししとう、こんにゃくに味を付けてフライにしたもの。すべて抹茶塩で頂く。
天ぷら第2弾は活帆立貝柱に長芋、へちま、もずくと夏野菜が満載。揚げたてを20秒以内に持ってくるので熱々でかなり美味しい。
夏蟹と活蛸の酢の物は涼感たっぷり。少し酢の酸味が不足なので料理長に指摘する。
〆の御飯は徳島産のコシヒカリと合わせ味噌仕立てのみそ汁。御飯が思いのほか上質なのは嬉しかった。
デセールは名物の大根で作るババロアと西瓜のあわせたもの。ジンジャーのジュレとの相性は抜群。価格から言えば充分な内容。親戚の方も大喜び。接遇担当の着物の女性もしっかりと教育されており担当マネージャーをしっかりと誉める。送迎バスも用意してあり至れり尽くせり。たまには客の立場で頂かないといけないなと再認識する。
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