地下鉄あびこから徒歩10分の場所は辺鄙なんだけどとてもお気に入りの焼肉店。25年前に南住吉にあった頃に仕事が終わってよく訪問した。当時は優しいお店の奥さんと頑固を絵にしたようなご主人。肉の産地にこだわっていて甘くて美味しい肉を味噌タレにつけてご飯と一緒にザブザブ食べると全身に力がみなぎる。当時の私の元気の源だった記憶がある。
その店もいつの間にかなくなり、お店の記憶も風化し、ご飯と焼き肉を一緒に食する習慣もなくなった50歳を目前にした私はこの地にその店が移転していたことを発見。昨日に普段お世話になっているお酒を飲まないデザイン会社女性社長と訪問する。
以前も同じような記事を書いた気がするがデジャブであろうか。店前にはテイクアウトも出来るようになっていて界隈ではホルモンが新鮮で美味しいので有名と聞き及ぶ。
ビールで乾杯をしてまずは塩タン700円を所望する。一人前なのにこれでもかという量である。強烈なサシがあって軽く炙って食すと口の中で溶ける。いくら食べても減らないのが嬉しい。
メニューはロース650円、バラ500円、ハラミ450円、タン450円、上ミノ、塩ミノ450円、ココロ450円、キモ400円、センマイ400円、ホルモン380円、ビビンバ450円。とにかく安い。
この日はシマ腸450円、上バラ600円、上ロース700円も別メニューとしておすすめと言っておられた。
とりあえずロースとバラとハラミと並ミノ、小テッチャン、焼きセンマイを所望する。私はあと当然のごとく御飯大(100円)と卵スープ250円
それぞれが一緒くたんになって盛られて登場。肉がピカピカ光って宝石のように感じるのは私だけか。片っ端からジュージューと肉を焼きながら昔の思い出と一緒に味噌タレで食す。店の奥さんに「お母さん25年前から全く変わらないですね」というと「あなたも全く変わっていないわよ」と誉め合いをして気分が上がる。
同伴した肉食女性デザイン会社社長もいつもながらバクバク食べる。ビビンバも同時に食べる強烈な食欲である。この店の味噌付けタレは私の焼き肉の原風景であり「食べてホントに美味しいねえ」と声に出るもの。濃いー感じなんだけど見た目よりもあっさりして肉の邪魔をしない。普通の事なんだけど当然どの肉もとても新しくて柔らかくて癖もない。今は産地にこだわらずにおいしい肉をご主人が肉市場から仕入れてますとの事。しかしすべて黒毛和牛にはこだわっていますと奥さんは言っておられた。
口の中で溶けまくってうますぎる肉が超低価格で食せる希少なお店。大体界隈の店の半額なり。。。この店もあまり人には教えたくないな。。。気分よくてお酒も飲みまくってお腹いっぱい食べて一人3000円くらいだったな。
大阪市住吉区苅田7-3-26
06-6694-9541 火曜日休み