生来カレーが好物で週に2回くらいランチで食することが多い。私のオフィスの近くで口に合う店、数店を定期的に訪問。その中の一つの本格インドカレーのお店。昼食にしたら少しお高いんだけど本場のコックが作るインドカレーにはまるお客が多いと聞き及ぶ。
しかしながらこの店のカレーはいろいろなブログに乗っているように半端なく甘くて死ぬほど辛い。。。辛過ぎていつも完食出来ないくらい。生卵必須のカレーと言うのも珍しい。一口目はちょっとびっくりするくらい甘い。フルーツ系の甘さで口の中がいっぱいになる。
しかししばらくするとスパイスの辛みがジンジンと襲ってくる。インディアンカレーのように甘くて辛いカレーは日本人好みなんだけど、この振れ幅が半端ではない。口から火を吐く辛さではなく頭の奥から辛さを感じるようなまさに自身の業のカルマが目の前に現れるような辛さである。
料理を作る人、運ぶ人みんなインド人なんだけど皆さん人が良くて世間話をよくする。カレーを注文するとすべての人に「辛いけど大丈夫ですか~」と聞かれる親切さが心に響く。大丈夫じゃないんだけど大丈夫と言わざるを得ない。頭の毛穴がすべて開くカレーは体調と相談しながらの訪問となる。
ランチはカレー780円のほかにインド焼き飯¥780、チリチキンランチ¥850があるのだけど新メニューのランチセットが出来たようなので早速所望する。
料理長は毎回注文が通ってからチキンやナンを焼かれる。とても丁寧な仕事ぶりである。ガラス越しにこちらに向かってニコニコしながらナンやチキンを窯で焼かれる。お餅のような生地をぺたんぺたんしながら手の中で薄く伸ばして窯の内側にぺたんと貼付けて作る。一度やらせてほしいなと思いながらいつも言い出せない。。。
お店の壁に小さく貼っているワニカレーと言うポップがとっても気になる。気になるけど注文する勇気がない。料理長の名前はライクワルクンジラルといいインドのカジュラホ地方出身でインド各地のVIPパーティーには必ず料理長として迎え入れられるらしい。
窯の中を見せてもらったりしながら出来上がりを待つ。どうしてこのインド料理店が二角と言うのかも長年の謎。
大きくて分厚いナンと一緒に出てきたカレーはルーの中に木の屑の様な香草やスパイスが入りまくり。こんな複雑なカレーはあり得ないというくらい。。 チキンも仲間で味が染んでいてとってもおいしい。カレーはチキンと野菜が選べるので私のお勧めは野菜カレー。。
最後は甘々のチャイのサービス。辛さがやわらいでほっこり。。ごちそうさまでした。
大阪市住之江区中加賀屋3-5-3
06-6685-5518
11:00~14:00、18:00~21:40
定休日 火曜日