北浜にある表記の伝助穴子料理専門店を友人と訪問。地下鉄堺筋線の北浜駅4番出口から徒歩5分。堺筋の一筋東側に位置する。今年の6月に初訪問で今回は2回目。前回に提供いただいた料理があまりにも美味しくて腰を抜かしそうになった記憶がある。
店内はカウンター7席のみ。ご主人とホール担当の女性2名のみで切り盛り。今回は18時半一斉スタートで伝助穴子料理と美味しい日本酒を楽しむ。アラカルト料理もたくさんあるけどおすすめの穴子料理が全て入ったコースがおすすめ。
伝助穴子料理コースは6600円、7700円、8800円の3種類。料金の差は品数の差。今回は前回同様に7700円のコースを所望する。8800円のコースは食べきれないくらいの料理が出ると聞き及ぶ。ランチタイムも同じコースをいただくことができる。
最初に穴子を焼いた骨と昆布と塩だけで作った穴子の潮汁が供される。エキスたっぷりのしんみりとした味わい・・・
2品目は蓋物で「とろろ蒸し」。とろとろの汲み上げ湯葉、焼き穴子、焼き茄子の上にすりおろされたとろろ芋と菊花を合わせた銀餡が掛けられる。天盛りには梅干しと山葵、実山椒など。とても細やかな仕事と味わいで料理の技量の高さが伺える。
続いて伝助穴子の刺身3種。薄造りは芽ねぎと練り七味唐辛子と一緒にいただく。あっさりした白身なんだけど脂がしっかり乗っていて咀嚼すると旨みが口の中に広がる。皮目を焼いていくらを乗せたもの、骨切りをしてぶつ切りにしたものなどを醤油とポン酢でいただく。この美味しさは比類がないレベル。
本日使用の伝助穴子のプレゼンテーション。この日は岡山産の1.7キロサイズのものを使用。
カウンターの目の前で焼かれる炭焼きは白焼とタレ焼きを選ぶことができる。この日は白焼を選ぶ。皮目はパリパリで身はしっとりで甘い脂が迸る。塩と山葵。自家製の海苔で味変をして楽しむ。これは日本酒との相性が抜群。。
続いての石焼は穴子の上に酒盗を乗せたものでとても香ばしい。素材の良さもさながら味のバランスがとてもいい。
焼いた穴子を巻き込んだだし巻き登場。「う巻き」ではなく「あ巻き」と呼ばれる。(こちらのご主人が名付けられたとのこと)
卵も穴子もふわっふわで持ち帰りのリクエストも多いと聞き及ぶ。
このお店のオリジナルのあなご酒はこんがりと焼き上げた穴子の頭に燗酒が注がれる。時間を置くごとに旨みが染み出して濃くなる。旨みとエキス炸裂で生臭さ等は一切ない。出汁を飲んでいる錯覚に陥る。
伝助穴子の天ぷらは分厚い身がホクホク食感。穴子の骨の唐揚げが添えられる。あしらえは蓮根とべにさつまとズッキーニ。
炭の入ったコンロの小鍋仕立てで「伝助あなごのしゃぶしゃぶ」。食感や味の甘さなど完全に鱧しゃぶを超えていると確信。添えられた冬瓜やきのこ、オクラ、小芋も美味しい。
残った出汁で煮麺にしてくれる。しっかり炊き込んでいるので麺に味が染みまくる。卵も入っているのでとてもいい味わいになる。
食事は土鍋で穴子ご飯 残ったご飯はおにぎりで土産にしてくれるのが嬉しい
デザートは桃とシャインマスカットと白玉餡。桃のスープも美味しい。
お酒も色々。好みの美味しい純米酒をたくさんいただきました。会計は一人1万円。ごちそうさまでした。。お店が小さいので予約必須。まさに北浜の宝のような店。今回も友人ともども感動しながらお腹いっぱいで店を出る。
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大阪市中央区平野町1-8-5
050-5570-6343
営業時間 12:00-14:00、18:00-22:00
定休日 日曜、祝日