2024年07月

せんば自由軒 本店【大阪市 本町】

来年55周年を迎える船場センタービルにある表記の店を訪問。昭和の香り漂う飲食フロアはどこも人だかりで700円くらいで色々なランチをいただくことができる。どこでいただこうか迷っていたところこちらの店だけ客がいなかったので入店する。店内には創業明治43年、伝統の味と書かれていた。

名物インデアンカレーのエビフライプレートランチ1210円を注文する。

しばらくして着皿。カレーはしっかりとスパイスが効いていてルーの中に野菜や肉が溶け込んでいるような感じ。どちらかといえば自宅のあっさりしたカレーに近いように思える。卓上のソースをぶっかけて卵を潰して味変をしていただくのがおすすめとのこと。ラードでカリッと揚げ込まれたエビフライはかなり硬めで衣の量が7割くらいの最近あまり見かけないタイプ。パン粉好きの方にはいいと思う。ごちそうさまでした。。

大阪市中央区船場中央3-3-9B-203 船場センタービル9号館地下2階
tel06-6251-3428
営業時間11:00-15:00/17:00-21:30
定休日日祝

 

大阪市 本町 カレーライス

釜揚げうどん 一心【大阪市 長居】

長居にある表記の釜揚げうどん専門店を訪問。たまにどうしても食べたくなる。地下鉄長居駅4番出口から南に徒歩2分のあびこ筋沿いに位置する。界隈にコインパーキングあり。

八尾一忠で修業された方の独立店。時間帯を問わずいつも行列で麺が無くなり次第閉店(13時頃が多い)なので開店間際の早い時間の訪問がお勧め。

店内はカウンター5席で6人卓のテーブルが2つと4人卓が3つで30人くらいのキャパ。ご主人と女性スタッフさんの5人で切り盛り。

お店の入り口が製麺所となっていてご主人が一心不乱に生地を練って伸ばして大きな包丁でカットする姿が目の前で見ることができる。作り置きせずに機械を使わずに打ち立てにこだわられていることにいつも敬服する。生地を伸ばしてカットしてそれを熱湯に入れて引き上げるところまでを全て一人でされる。うどんを作りながら他の店員さんへの指示も飛ばしまくる。

メニューは「釜揚うどん」のみで
・大(太) 800円
・大(細) 800円
・特大 1000円
・特大(細) 1000円
・白波(4〜5人用) 3500円
・ザルうどん大 800円
・ザルうどん特大 1000円
・おにぎり 100円

この日は太麺の大を所望する。最初に青葱と生姜が出てきて客は生姜をすりおろしながら出来上がりを待つ。薬味は、すだち汁、すりごま、昆布の佃煮、おかか、七味、天かすなど。

しばらくして着丼。麺はツルツルでモチモチで柔らかめの食感で食べやすい。小麦の香りもとても良い。汁も醤油の角が取れていてとてもいりこではなく昆布がよく効いた優しく柔らかい味わい。薬味の生姜を入れると体が温まる気がする。

最後に残った汁にうどん湯を足していただいて完食。ごちそうさまでした。

過去の一心はこちら

大阪市住吉区長居東3-4-21
06-6697-9141
11:00~16:00
火曜定休

大阪市 長居 麺料理

丸元 7月【大阪市 難波】

千日前の表記の老舗寿司店を友人と訪問。35年前からずっと定期的に訪問しているお気に入り店。表向きは寿司店だけどほとんどの客がすっぽんコースを注文する。創業は70年前で今は創業者のご主人の次男と娘さんと板前さんで切り盛り。

1階はカウンターとテーブル席と小上がり席。2階は座敷になっている。店のファザードも店内もメニューも何もかもが昭和感が溢れている。

すっぽんコースは数年前までずっと5000円だったけど一昨年値上げして今は6500円。関西で安くて上質のすっぽんをいただける稀有なお店。

冷たい生ビールと刺身の盛り合わせを最初にいただく。カンパチの腹部分、赤貝、甘海老、鱧など好みを知っていただいているのがありがたい。すっぽんコースはポートワインで割ったすっぽんの血から。すっぽんは注文を受けてから調理するので鮮度は抜群。

すっぽんの湯引きは腸とエンペラ(甲羅の端)を使用。味があまり無い部位でフグの皮のような感じ。焼酎との相性は抜群。お酒は瓶ごと供されて量り売りなのもいい。

続いてすっぽんの内臓のお造り。蕩けるような肝臓と卵、一匹に一つしかないピクピク動く心臓と腎臓も添えられる。苦いために丸呑みをする胆嚢は胃が悪い人にオススメらしい。別添えの焼き海苔に包んで塩をかけていただく。この時期のすっぽんは卵がたくさん入っており、殻付きもあってそれぞれ食感が異なっていてかなり美味しい。

メインのスープは鍋ではなく一碗ずつ取り分けて供されるのがこの店流。スープの美味しさは比類なきもので、後からじんわりくる旨味がすっぽんならでは。塩分控えめで生姜の絞り汁が入った透明感のあるスープは史上最高の味わい。

お椀の中の具は白菜、椎茸と白玉餅、すっぽんの色んな部分が入る。赤身肉でゼラチン質身は部位ごとに味わいが異なり、希少な首の部分や後脚の部分などの弾力のある肉が特に好み。2杯目はガーリックパウダーと唐辛子を入れて味変をして楽しめる。

締めの押し麦の入った雑炊は玉子と米だけの潔さ。炊き具合も完璧で絹のような舌触り。毎回ずっと同じものをいただくけど全く飽きない・・・心も暖かくなるお店です。。

過去の丸元はこちら

大阪市中央区千日前1-9-9
06-6211-2298
16:30〜23:00
日曜定休

大阪市 難波 寿司