2019年07月

ホーチミン7月 ②

今回もホーチミンではたくさんの和食店を視察しました。まずはベトナムではナンバーワンの人気店「北海道の幸」はベトナム人経営で大型展ばかり8店舗くらい出店。完全にベトナム人向けの和食なんだけどメニューも豊富でどの店もいつも大繁盛。

マグロの刺身や生牡蠣、鯛の薄造りやお造り盛り合わせなどを所望する。レベルはそんなに高くはないけど仕入れの困難さを考えるとかなり良くできている。スタッフもたくさんいて注文するとすぐに提供されるのは嬉しい。

最近開店した日本人オーナーの美北海道は毛蟹やタラバガニを提供することで有名。今回注文した寿司は日本から直送の白身魚3種盛りは天然のシマアジ、キンメ、マハタ。外国にいることを忘れるくらいの美味しさなんだけど価格は1貫450円とかなりいいお値段。

東京をはじめ日本で200店舗以上展開するちよだ寿司も内容は完全にローカライズ。カリフォルニアロールや写真の鮭の皮を揚げて巻き込んだサーモンスキンロールなど日本ではあまり見ないものもたくさんラインアップ。スパイシーなチリマヨネーズ醤油がパンチがあって美味しい。豊洲から直送の大きな穴子はふわふわの仕上がり。価格は1200円・・・

インターコンチネンタルホテル横の会コンテンポラリーはずっとベンチマークしている和食店。前回との異なりは7000円くらいのコースメニューと天然石鯛を日本から仕入れて提供しているようだけど繁盛していないのが残念。

レタントントいう日本人街で見つけた居酒屋。店名と手書きの暖簾がとてもいい。みんな目先がよく効くことにびっくり。


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ホーチミン7月 ①

数ヶ月ぶりにホーチミンを訪問。長期滞在していたので日記も休刊してました。。最初のランチは現地の富裕層知人の案内で地域ナンバーワンのフォーの店。豚肉をカリカリに揚げたものはレモングラスの葉の唐揚げと一緒にいただく。

一見どこにもあるようなフォーなんだけど麺とスープに書ききれないこだわりがあるとのこと。スープ自体はあっさりしていて日本のお吸い物のようなんだけどそこに様々な種類のチリソースなどの香辛料薬味を加えて複雑な味を楽しむのが現地流。

暑い国なんだけど鍋文化も発達していてディナーに招待いただいたのは薬膳鍋のお店。最初にあわび茸、マコモダケ、絹傘茸、しめじ、エノキ、マッシュルーム、椎茸など10種以上のキノコをスープに入れてエキスを抽出するのが特徴。最初は透明なスープが黄金色に変化していく様は見事。

クタクタになったキノコを食べながら途中で肉をしゃぶしゃぶしていただく趣向。全てお店の方がサーブしてくれるのがありがたい。スープに溶け込んだキノコの旨味がなんとも言えないくらい美味しい。

ランチに低糖質メニューをリクエストするとトラディショナルなベトナム料理のお店に連れて行っていただく。

生春巻きは海老と豚肉の2種類。バナナの花の御浸しのようなものも酸味があって美味しかった。トムヤムクンのようなスープも身体に良さそう。豚肉のローストや様々なハーブや野菜をパリパリの米製の春巻きの皮で巻き込んでいただく。ニョクマムやピーナッツソースをつけていただくと驚くくらいの美味しさで際限なく食べることができそうな感じ。

街中の行列をよく見るとバイクレストラン。焼き飯を炒めながらスクランブルエッグを作る。美味しいことで有名らしく若い方がこぞって購入。こんなの初めて見ました。。自転車バージョンもあると聞き及ぶ。すごいね・・・・


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まさる 7月

私が大阪で一番美味しいと自信を持って言える夕陽が丘にある表記の寿司店を外国人の友人と訪問。最近は早い期間から満席で芸能人や野球選手もよく見かける。こちらのお店も20年くらい前から通っていて季節ごとに変わるネタが楽しみ。

坊主頭のご主人はかなりいかつくて大男。日本酒を水のように飲むことでも有名。。
しかしながら仕事はとても繊細。高級寿司店にありがちな店主の上からの偉そうな物言いやぴーんと張り詰めた空気は全くない。気楽に気さくに食事ができるのもありがたい。

まずはお造りの盛り合わせ。。ご主人は常々「うちのお店では寿司を食べてもらいたい」と言っておられる。過去に握りだけで35貫食したことがある。それだけのネタを揃えられていることにも敬服する。

この日のお造りは皮目を炙った鱧、太刀魚、活のシラサエビ、赤貝、アオリイカ、平目、シマアジの7種盛り。どれも吟味されたネタばかり。シャンペンと合わせると至福の美味しさ。

旬の毛蟹は蒸されて熱いまま供される。味噌の甘みと相まってほろほろと解ける美味しさ。

握りの扉はいつものように昆布締めにして木の芽を射込んだ旬の鱚から。寿司はかなりの小ぶり。ご飯の美味しさにいつも感心する。続いてのアコウの脂の甘さに舌が喜ぶ。1キロ5万円の仕入れと言っていた超高級魚のシンコはこの日は5枚付。皮目を炙ったカマスは脂がじゅわっと口の中に溢れる。北海道のキンキは芽ネギと肝を添えて。スペシャリティーの車海老は言葉が出ない美味しさ。淡路産の雲丹は塩をかけて供される。少し炙られた煮はまぐりも秀逸。

生ゲソはコリコリの食感がなんとも言えない。脂のよく乗ったアナゴはふわふわ。。。自家製のいくらの塩梅もお見事。白菜の塩漬けの握りで口直し。。つぶ貝は軍艦巻きで白コショウをかけて供される。漬けにした鯖は粒マスタードを添えて。のどぐろの脂の甘さもこの時期ならでは。最後は野菜がたくさん入った袱紗たまご焼きでフィニッシュ。

会計は北新地の半額。。。次回は10月に訪問予定。。

大阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日

 

まさる寿司 / 四天王寺前夕陽ケ丘駅恵美須町駅難波駅(南海)

夜総合点★★★★ 4.0


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