旬天 伸

玉造駅を南西に10分ほど歩いた住宅街の中にある昭和中期に建てられた長屋をリノベーションした露地再生複合施設「宰(つかさ)」の1階にある標記の天ぷら店を訪問。。

飛び石が敷かれた路地のアプローチを進んで立て付けの悪いガラスの引き戸を開けるとゴマ油の香りがと僅か5坪、8席のみのカウンター席が現れる。

昨年12月に開店して1周年を迎えると言っておられた。生ビールを所望するとサッポロ・エーデルピルスだったのに感心。ワインや泡もあったけどこの日は日本酒と一緒にお決まりのコース3500円をお願いする。

前菜代わりの一皿はカンパチとツブ貝のお造り、蛸酢味噌掛け、大葉の裏に切り干し大根。天ぷらの扉は車海老、徳島産の蓮根、アスパラ、トロトロの河豚白子、イタヤガイと続く。

日本酒のセレクションは店主にお任せ。この日もネタに合わせて色々頂いた。献立は市場の仕入れ次第で色々変るとのこと。

珍しいお酒もたくさん揃えておられて日本酒だけでも楽しむ事が出来る。

後半戦は細もずく酢で口直し、香り高い原木椎茸、丸々と肥えた銀杏、叩いた海老の大葉巻き、大きな身のカワハギ、ふかふかに揚げられた海老芋と続く。天つゆの美味しさは秀逸なり。

〆は玉子天の雲丹乗せ800円を別途所望する。身体には悪そうだけど突き抜けた美味しさ。周りの若い客は「ヤバいヤバい」を何度も繰り返しながら食べておられた。

店の隣にはクラフトビールの店があって2軒目使いにとても便利・・・ごちそうさまでした

大阪市天王寺区空堀町11-8
営業時間 11時半〜13時半/17時半〜21時半
定休日 水曜日
TEL06-4305-3376.


カテゴリー 玉造, 天ぷら |