2011年04月

アメリカ視察旅行 その1

4月20日から月末まで昨年の東海岸視察に続き西海岸の流通業と飲食業を思いっきり見て回った。 自身の備忘録と社員に対する報告を兼ねているので内容と表現が硬くなり数日間にわたる日記となるので興味のない方は飛ばしていただきたい。。 伊丹空港から成田経由で一路サンフランシスコ乗り継ぎでラスベガスに到着。。 現地に夕方到着しそこからいきなり視察開始。ラスベガスは世界一人口の増加率が高く, 流入人口が今でもかなり高いと聞き及ぶ。 であるが故に世界中の新業態がこの地で世界中の実験店として試される。 ダウンタウンのカジノがあるストリップがラスベガスでは有名であるが私たちはサブアーバンと呼ばれる新興住宅地にあるショッピングセンターを見て回る。 最初にクローガーというス―パーマーケットをやっている企業(売り上げ7.6兆 3654店舗)の新業態スーパーのスミスに潜入。2度目の視察なので前回ほど驚かないが価格の安さと豊富さには感心する。 shokuhin.JPG 生鮮品がこれでもかというくらいに積まれ価格は基本年中統一価格となっている。。。 もちろんセイルやそれを告知するチラシもない。。 yoguruto.JPG ヨーグルトだけでもここまであるかというくらいの品ぞろえである。 oniku.JPG 肉はステーキ三枚でもあっと驚く(10ドル引きのポップあり)価格。。。。。 jidoureji.JPG アメリカは競争社会なのでお客が自分に合った店を選び、選ばれなかった店は衰退してあっという間に潰れてしまう。そのためには価格競争に打ち勝たねばならないしお客の求めるものを求める価格で提供しなければならない。 そして低価格を実現するためにはPB(プライベートブランド)を作りローコストオペレーションをしなければならない。たとえばレジはセルフが基本で客が自分でバーコードにかざしてカードで決済する仕組みとなっている。 reitoushokuhinn.JPG アメリカ社会はダブルインカム(共働き)が基本なので惣菜や冷凍食品が充実している。。 日本でも女性の社会進出に伴う可処分時間の減少によって今のアメリカと同じ道をたどると推測する。 またわが社のアルバイトでもシングルマザーが多く世帯構造が急進的に変化していることも業態変革に関わってくると思われる。 大きなピザの冷凍が5ドルとかで種類もたくさんあるのには驚く。。。。 世界最大企業のウォルマートの新フォーマット店舗「ネイバーウッド マーケットは」それだけで2650億円 132店舗。 肉魚の対面販売をせずに生産性を高めるシステムに驚く。。 pikutyami.JPG ウォルマートの大型店舗(企業全体40兆5600億 スーパーセンターは21兆8000億 2447店)には ネイルの店舗や写真店などが店内に入っている。。 創業から2年で上場した日本のスタジオアリスがそのまま業態をパクったピクチャーミーも超優良企業である。 rentaruDVD.JPG TSUTAYAがまねしたブロックバスターは先月倒産した。。レンタルビデオもウォルマートで自動販売機で借りれるようになっている。 価格は1ドル。。しかし今はアマゾンの台頭、UBSを差し込めばそこに数日間で消滅するデーターを落として映画を販売する業態も出てきている。。。恐るべしアメリカ・・・ neiru.JPG ネイルサロンは限りなく低価格でメキシコ人やベトナム人の労働力の安さがその要因としてあるのであろう。。。 そのほかにテスコの新業態スーパー「フレッッシュ&イージー」、メーカーの廃盤品や在庫処分品を集めた「ROSS](6486億円 956店舗)、ペット用品世界一の「PETSMART」(5065億円 1112店舗)、事務用品、コンピューターハードを集めた「Ofice Depo」(1兆356億円 1429店舗)、メガホームセンターの「Lowe’s」(4兆8230億円 1649店舗)を視察した。。 客の立場となって視察するということで、自身が買い物かごをさげていろいろなものを購入させていただいた。。。                                                                 郊外の格安ホテルに夜半帰り晩ご飯はいきなり郊外のプレステージレストランダブルイーグルでステーキをいただいた。。。知る人ぞ知る隠れ家レストラン。 あまり広告なども出していないため、ラスベガスで暮らしていても知らない人が多いよう。 しかし、店に入るとドレスアップしたカップルを中心にお客さんいっぱい。                      しかし店内が真っ暗で写真がうまくとることが出来なかった。                            3925 Paradise Rd, Las Vegas NV 89169 TEL (702) 796-0063


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楽洛亭

アメリカに行く日にちを一日間違えていたので最後の晩餐をなんば高島屋前の楽洛亭で一人カウンターで焼肉を食す。この一等地に店を構えて60年あまりの老舗 この店でいいのはカウンター席が基本であること。。 七輪で炭火でジューと焼く。 肉はとびっきりのブランド牛ではないけど好きなものを好きなだけ周りを気にせずいただける。 隣の姉ちゃんも一人焼肉していた。 ロース(赤身)、ハラミ、上ミノ、焼きセンマイと生ビールとウイスキーソーダで合計4000円也。 少し注文しすぎたかなと思ったが必死で完食 rakuraku.jpg この店の特徴は葱がたっぷりと乗った秘伝の塩たれ(黒茶色してる)が実にいい。 誰ともしゃべらず一人焼肉。。。。いい時間である。。 では明日からロスに行ってくるべ。。。


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オーションビュー

天保山にあるオムライスが有名な洋食店。 地下鉄中央線大阪港駅を下車してトンネルのほうに歩いて5分。お店は近づかないとよくわかんない。小さな看板と入口看板に注意。喫茶かもめの横。。 12時前に行くのがコツで中に入るとほとんどの客がオムライスを食べている風景はいつ見ても楽しい。。 ちなみにカレー、チキンライスなどもあるがほとんど注文されているの見たことない。 厨房ではシェフがオムライス焼きまくり。忙しい時は10人前くらい一気にケッチャップライスを炒めているのをよく見る。 o-shon.jpg 出てきたオムライスはオーセンティッククラシカルスタイル。 普通盛りでもかなりでかい。。大盛りと特大(通称まくら)がある。。。普通の人は普通で十分。。。。 焦げた部分も無く、フワリと焼き上げられた玉子が特徴。多分牛乳が入っているのね。 ケチャップライスはハムと玉ねぎ。特にどうってことのない中身。よくいえば全体的に上手にまとまったお味。。 個人的には半分食べたら飽きちゃうので途中で醤油をかけたり辛子を掛けたりする。 ケチャップは言わないと持ってきてくれない。 店内は清潔なんだけど超レトロで不思議な空間。歴史を感じる建物であることは確か。 店内の手前右側に「大蔵省認可 CHANGRE」という文字がガラス窓に見える喫煙ルームのような区切られた空間がある。調べると当時の大阪港には外貨を両替できる銀行がなく、食事をする船員さんの便宜を図って両替窓口を設けていた名残らしい。この店以外には見たことがない。 屋号は「オーションビュー」でオーシャンではない。関西学院を「くわんせいがくいん」と読ませるのを思い出した。。どっちでもいいことであるが。。。。。 大阪市港区築港2-8-28 06-6571-2074 11:00~15:00昼のみ(だったと思う) 明日(19日)から月末までロサンゼルス郊外とラスベガス郊外に視察に行ってきます。 日本においても女性の社会進出や独身者、シングルマザーの増加に伴う可処分時間の減少が目立ちその背景にあった業態を学ぶ予定です。 具体的にはウオルマートをはじめとする流通業や米国のフードビジネスの最前線を自分の目で見てきます。5月に日記復活しますのでこう御期待ください。


カテゴリー 南港/天保山, 洋食 |