魚一  アポロ店【大阪市 天王寺/阿倍野】

空港リムジンバスに乗る前にアポロビル地下2階にある表記の寿司割烹店で昼食をとる。今は寂れ感漂うアポロビルが出来た頃からあると思う。1972年開業だからおおよそ40年はこの地で営業されているのであろう。最近はハルカス効果に伴い、テレビ取材もよくあるようで平日昼間も客が殺到する。店前には大きな水槽があり生きたすっぽんや大きなオコゼ、伊勢エビやウツボなどたくさんの魚が泳ぐ。ある意味大衆的で面白い。

お店は天然の魚にこだわりお昼の定食は魚の種類で価格が変わる。夜は予算を言ってメニューを考えてもらうのがいつもの注文の仕方。寿司や鰻もあるし夏はハモ料理、冬は河豚漁類が安く頂ける。この日は「お任せお造り定食」1480円を所望する。この日も店内は満席状態で人気のほどが伺える。

2015-04-18 11.58.55

お造りを除いたものが最初に登場。強烈なインパクトを持つカンパチの頭が丸ごと出てきたのにはワロタ。平目の卵の炊いたんと荒汁とご飯。。これだけで胸が一杯になる・・・かなり豪快だけどこの頭は食べにくいな・・・あと若い女性には難しいと思うが。

2015-04-18 11.59.24

しばらくして刺身が登場。蛸、鯛、甘エビ、カンパチ、ホタテ、サーモン、天然ハマチ、マンボウの肝。このマンボウの肝がこちらのお店の名物で濃厚でかなり美味しい。お酒が欲しくなる逸品。

調理の仕方が荒いのが玉にきずだが個人的には気にならない。神経質な人には厳しいかもしれない。接客もアットホームで気さく。おっちゃんの行く居酒屋そのままて感じか。

天王寺ミオにもお店があるのでそちらの方は少しこざっぱりしてるかな。

大阪市阿倍野区阿倍野 あべのアポロビル地下1階
06-6649-4652
営業時間:11時~22時
定休日:月曜日

<p><a href="http://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27002845/?tb_id=tabelog_b45fdaae0602a65bc61091f5231d173e4c6af0de">魚市</a> (<a href="http://tabelog.com/rstLst/RC010103/">割烹・小料理</a> / <a href="http://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R6536/rstLst/">天王寺駅前駅</a>、<a href="http://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R6531/rstLst/">天王寺駅</a>、<a href="http://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R1707/rstLst/">大阪阿部野橋駅</a>)
<br />昼総合点<span style="color: #32CD32;">★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆☆☆</span> 2.5
</p>

大阪市 天王寺/阿倍野 和食

阪口楼【大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘】 【大阪市 天王寺/阿倍野】

私どもの会社の調理師社員と表記の店を訪問。店の前で待ち合わせをしたんだけどかなりわからないところに位置しているため茶臼山のラブホテル街をひたすら一人で歩き回った。

2013-11-25 20.14.26

ラブホテルを左右に見ながらお店に到着。なんとも立派な門構えの料亭である。聞けばこのお店は300年以上の歴史のある普茶料理の専門店で、中国から伝来した精進料理といったものらしい。もちろん長年にわたる日本の文化の中でちゃんとした和食になっている。私どもも大阪で仏事料理専門店を5店舗やっておりその担当調理師からこの店でお勉強したいと言うおねだりがあり本日の訪問に至る。

普茶料理は京都の万福寺の僧・隠元和尚が江戸時代に黄檗宗とともに伝えたといわれ生もの(動物性タンパク質)を一切省いて植物性食品を使った料理。「普茶」とは「普(あまね)く衆人に茶を施す」という意味で本来は大皿で取り分けていただく料理らしい。(能書きから借用)いわゆる長崎の卓袱のようなものかと思っていたが料理人の腕とセンスの良さで料亭仕立ての会席風の献立で供された。

2013-11-25 18.43.22

麻腐(マブ)はこの日はスタンダードな胡麻豆腐。しかしながら胡麻の香りと粘りが素晴しい。付け出し汁の塩梅も素晴しい。この店の出汁はかつおを一切使わずに昆布と椎茸とかんぴょうでとると聞いたことがある。このデフォルトの胡麻豆腐を頂いただけでこちらのお店の実力がよくわかる。

2013-11-25 18.43.35

特菜(トクサイ)は湯葉の長芋巻き。濃厚でトロっとした風味の湯葉の中にシャキシャキした食感の長芋がとってもいい感じ。付け合わせはブロッコリーの胡麻和え。

2013-11-25 18.54.11

「澄免」(スメ)は精進出汁仕立て。鰹節を使わないのにしっかりとコクのある味。塩加減も強くないしこれには驚いた。胡瓜のようなのはズッキーニ。美味しさの秘密は白ネギを炒めて甘味をしっかり出し柔らかいとこだけを食べやすいようにして入れている。コクがあって素晴しいお味。海苔を練り込んだ白玉団子も秀逸。

2013-11-25 19.11.32

窓からは天王寺公園が見えて借景も素晴しい。その横には川底池も見えて上品な池畔の佇まいを醸し出す。こちらのお店は明治十年で創業で南地大和家の分家として今日に至る。はんなりとした上方文化の色が料理や店の設えの細部に残る。器はすべて輪島塗で塗り替えをして90年は使っていると言っておられた。

2013-11-25 19.12.01

温菜は茄子の赤味噌田楽。茄子と油の相性がいい。濃厚な味噌がかなり美味しい。ぶぶあられと柚子の風味もよく計算されたあしらえとなっている。

2013-11-25 19.17.33

笋羹(シュンカン)は懐石でいう八寸。かなり手が込んでて素晴しい内容。香ばしさが他店とまったく異なる焼き茄子の胡麻クリーム、シャキシャキした食感と火入れがお見事の蓮根の有馬煮。百合根を裏ごして団子にして作った柿。かぼちゃを裏ごして味を入れて薄揚げで巻いた信太巻。菊菜と栗の白和え。梅の甘露煮は瓶詰めのような見た目であるがしっかりと赤紫蘇を使って柔らかくかつ甘味を抑えて含め煮にした佳作。

2013-11-25 19.21.34

柿の葉に包まれた寿司は赤蕪が口直しにとてもいい。しみじみ「美味しいねえ」と口に出る。

2013-11-25 19.33.10

「油磁」は揚げもの。手前は筒ゴボウをくりぬいて中に高野豆腐の炊いたものを詰めたもの。その横は火入れが見事な三度豆と長芋の湯葉巻、プチトマトにアボガドを詰めたファルシ仕立て、舞茸、里芋をミディアムに炊き上げて大葉で包んだものも驚くほど美味しかった。

2013-11-25 19.42.39

雲片は野菜の切れ端を炒め葛寄せにしたものらしい。この日は京別巻(ロールキャベツ)中身は玉ねぎや銀杏、生麩、椎茸。。しっかりとついた味が素晴しい。。何を食しても感激の連続。

2013-11-25 19.54.31

食事は白ご飯と合わせ味噌仕立てのみそ汁。具は薄揚げと巻麩。塩梅は完璧。

2013-11-25 20.00.58

最後の「甘味」はリンゴのゼリーに洋梨の刻んだものをあわせたもの。上にキウイと黒豆とミントとクコの実。動物性タンパク質を一切使っていないのに満腹で大満足。

2013-11-25 20.17.38

同伴者はこのコースの価格8000円くらいと思っていたようで実際は4500円。税サ別でコスパも素晴しい。天王寺公園の借景があってこの価格であれば再訪したいと思った。お酒を飲んで一人7000円あれば充分。ぐるなびクーポンで10人いくと一人サービスになるらしい。とってもいい勉強になりました。

帰り道に天守閣のあるラブホテルとハルカスを撮る。なかなかいいアングルと自画自賛。

2013-11-25 20.18.55

この天守閣のあるラブホテルの前には二宮金次郎先生の象がある。。この店の玄関を入るまでにラブホ街を通らないといけないのがネック・・・というかそれもギャップがあって面白いかもしれないね。。

大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-30
Tel:06-6771-3522

大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘大阪市 天王寺/阿倍野 和食

旬の台所 膳や あべちかB2店【大阪市 天王寺/阿倍野】

表記のお店を日曜日の午後3時頃に訪問。普段使いできる定食屋さんで宮本むなしややよい軒と同様の和洋食いろいろとりそろえて普段使いしやすい価格で提供。難波や堺にも展開されていて業界でも最注目のお店。

場所は天王寺のあべ地下のB2階で地下鉄谷町線の改札をでてすぐ。座席は10席ほどの半円状のカウンターと2人掛けと4人掛けのテーブルが数卓で店頭でお弁当の販売もしている。

いろんな定食の中に入る小鉢も季節感があってメインディッシュも黒酢ソースを使った蒸し鶏や豆腐のハンバーグなど取り揃えていてご飯も五穀米などヘルシー志向でこの日も女性客が一人で食事をされていた。

男性客には200グラムの豚を使った豚テキ膳や牛ハラミのスタミナ焼き膳、ハンバーグに手作りコロッケとささみフライの入ったいろいろ洋食膳がそれぞれ890円。豚の生姜焼き膳は820円となっている。

定番商品として豆腐ハンバーグ膳690円や鶏のささみ南蛮膳850円など手作り感満載のメニューとなっている。私は鮭の塩焼きと豆腐ハンバーグがアソートされた定食790円を所望する。

写真 のコピー

5分経たない間に出てきた事にビックリ。内容が思いのほか豪華な事に2度目のビックリ。大きなお椀に入った豚汁にはたくさんの大根スライス、にんじん、もやし、ごぼうが入っていて豚の脂分も程よく感じて塩梅もちょうど良かった。

この豚汁はお店のコンテンツキラーになっている。。鮭は明石の業者から一夜干しをしたものを仕入れていると聞く。とても柔らかくて旨味も凝縮していてかなりクオリティーも高い。豆腐のハンバーグもおろしポン酢でさっぱりあっさり。。

手作り感もあって晩ご飯でも充分価値のあるものとなっている。このほかにも夏のシーズなる商品として生醤油で食べる釜揚げしらす丼と鰹のたたき膳や鱧の天ぷらと鰹のたたき膳もかなり美味しそうだった。

リーズナブルで美味しくて女性客がひとりでも入りやすい業態なので今後どんどんお店は増える事間違いなし。

大阪市天王寺区堀越町アベノ地下街8号
06-6772-6839

あべちかB2店 (定食・食堂 / 天王寺駅前駅天王寺駅大阪阿部野橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.7

大阪市 天王寺/阿倍野 和食