珊瑚礁

休みの日に和歌山県白浜にある表記の店を訪問。1968年のオープンと言っていたので開業して56年くらいの老舗店。私も30年くらい通っている昔ながらの伊勢海老料理を提供されるお店。

外観は演歌の似合う感じの昭和のドライブイン。名勝の円月島の正面に位置する。専用駐車場が10台分くらいあり。お店の1階が様々なサイズの活伊勢海老が泳ぐ水槽で2階が海を覗くテーブル席になっている。
名物の喋り達者な女将さんも健在。彼女も37年くらいこちらで仕事をされていて海老のことならなんでも知っていて種類や料理、食べ方など半可通の私にはとてもいい勉強になる。

目の前の海や白浜近海で獲れた本場紀州の活伊勢海老や天然本クエ、 石鯛、 真鯛 、アカハタ、 カサゴ
美味希少なクツエビ、 オニオコゼ、アワビ、 サザエ、トコブシ(ナガレコ)などがメニューに並ぶ。メインは当然伊勢海老。

店内はかなり広く150席くらい。客のほとんどが観光客で海鮮と伊勢海老の大きさと調理法を選ぶ定食が3500円からとなっている。この日は伊勢海老のみを食べに来たのでアラカルトで大きいサイズのものを水煙蒸しにしたものを所望する。伊勢海老のサイズは M ML L LLから選ぶようになっていてそれぞれ重さで価格が変わる。

最初の突き出しはタコの酢の物。。普通に美味しい。。

サザエ壷焼き1000円。。磯の香りとほろ苦い美味しさがビールによく合う。

料理を待っている間にウツボと枝豆でビールをいただく。

女将さんおすすめの夏の高級旬魚の赤っぽ煮付け5000円。新鮮なので身がはぜまくって旨みたっぷりでかなり美味しい。頭と皮はゼラチン質で高貴な味わい。

お待ちかねの伊勢海老12000円(1匹)登場。独特の弾力を持つ食感に感動。味噌も美味しくて身の詰まった足部分やお腹部分の身まで綺麗に解体をしていただく。サイズ感もちょうど良くて綺麗に美味しくいただきました。値段は安くないけどこれ以上の伊勢海老料理はないと思う。

過去の珊瑚礁はこちら

和歌山県西牟婁郡白浜町500-1
月~金    11:00~15:00、16:00~19:30
土・日・祝  11:00~15:00、16:00~19:30
定休日 水曜日

その他料理和食 和歌山県

お食事処 さいかや

和歌山県白浜の表記のお店に伊勢海老をいただきに訪問する。大阪市内から高速道路で約2時間。海岸線を走って円月島の前くらいに位置する。大型駐車場完備の昭和のドライブイン風のお店。すぐ隣に同業の人気有名店があるけど接客などが荒っぽくて鼻につく。個人的にはこちらの家族経営のお店が好み。

2階に続く階段を登って入店すると手厚いお出迎えあり。入り口に大きな水槽があって伊勢海老等がうじゃうじゃ入る。テーブル席に案内いただき伊勢海老とくつ海老だけを食べたい旨を告げると早速水槽で好きなサイズの伊勢海老をチョイスする。選んだ伊勢海老の重さを測ってから値段を決めていくつかの調理法を選ぶシステム。

まずは湯気が出る、蒸したて伊勢海老12000円。コリコリシコシコの予想通りの美味しさ。頭部分の味噌もたっぷりで手を使ってムシャムシャいただく。大きな口で大きな身を頬張る贅沢を楽しむ。食感の異なる触覚や脚、お腹部分の身も残さず綺麗にいただく。

続いてカットして香ばしく直火で焼き込んだ鬼殻焼き10000円。蒸したものと味わいの異なりもあってこちらも食べ応え満点。関西での市場での仕入れ価格を知っているのでお得感もあり。

せっかくなので串本で獲れる特産の「くつ海老」を所望する。漁獲量は伊勢海老よりもかなり少ないと聞き及ぶ。全国的には「せみ海老」という名前だけど和歌山では「くつ海老」と呼ばれる。大きなサイズのものは伊勢海老よりも高価でこの日選んだものは15000円。全て刺身にしてもらって、頭は味噌汁にしていただく。

出てきたクツ海老の見た目はその名の通り靴のような姿形。硬くて厚みのある頭胸部は上から見ると長方形で扁平。全体に赤褐色で背に白色のまだら模様がある。透明感のある身は伊勢海老よりもしっかりしていてほどよい弾力がある。磯の香りと上品な甘さと旨味も感じる。

残った頭胸部は縦二つに切り分けて味噌汁で提供いただく。エビのミソが汁に溶けてなんとも言えない風味にうっとりする。
脚の節までコリコリの身が入っていてかなり美味しい。しばらくは伊勢海老は要らないと思うくらい堪能して帰阪する。ごちそうさまでした。。

和歌山県西牟婁郡白浜町臨海508-7
0739-42-2113
9:00~18:00

お食事処 さいかや海鮮・魚介 / 白浜町その他)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

その他料理和食郷土料理 和歌山県

桜池院

休日に九度山から高野山まで20キロの町石道を友人らとハイキング。朝の8時に出発して16時頃の到着。高野山では知り合いの表記の宿坊にて風呂と夕ご飯を所望する。高野山の117の寺院の中の52ヶ寺が宿坊寺院として高野山参拝の方々の宿泊を受け入れていてこちらはその中の一つ。

こちらは1100年代に 白河天皇第四皇子覚法親王によって作られたとのこと。一般の旅館、ホテルと違い、若い修行僧達がお部屋での食事や、寝具の用意をしたりするのが魅力。宿泊料金 は1泊2食で11,000円~(消費税込)とのこと。

この日の食事は3000円の精進御膳。1の膳は白米に昆布出汁の澄まし汁。大豆の煮物に濱角の真っ白な胡麻豆腐。おからのコロッケと奥さんが摘んできたこごめ。

2の膳は油で揚げて味をつけた揚げ高野、山蕗の篠田巻き、蕨と薄揚げの煮物、いたどりの酢味噌は独特の酸味が胃に良さそう。山菜は全て奥さんが採ってきたとのこと。どれも丁寧に手作りしてあってとても美味しい。

高野山の宿坊にしか置いていない地ビール。。

最後の下げ膳の手際の良さにびっくり。15段くらいは積めると言っておられた。修行僧の皆様の気配りと温かいもてなしに感動。。

九度山駅近くの久和楽という有名なお店で昼食用の柿の葉すし購入。こちらでは早朝からシニアの女性が手作りで作成。。鮭ではなくサーモンを使用しているので脂があってとてもおいしい。椎茸の寿司の美味しさにも感動。。

桜池院の詳細はこちら

 

その他料理和食 和歌山県