住吉公園

邯鄲小吃館 (ハンダンショウチュカン) 12月

この店最近ハマりまくりで週に一度は顔を出す。 そのたびに新しい食べたことのない中国家庭料理が出てきて驚かされる。。 何を食べても旨いし満腹中枢が壊れて2時間くらい食べ続けてしまう。限りなく塩分が少ない日本の会席料理の様な塩加減で私が大阪で一番旨いと思っているリッツの香桃のシェフもしょっちゅうここで弟子を連れて晩ご飯を食べている。。。 店主井口氏は生粋の日本人ですが中国河北省邯鄲に住まれていたとのことで今でもたまに遊びに行かれるらしい。これぞ中国の食堂の味!! 一人で料理作ってるのに異常に出てくるのも早い。その手際の良さも特筆もの。うまくて安くて早いの三拍子そろった住吉大社と中国に一番近い名店である。 zensai1.JPG 今日は友人5人で訪問したのでまずいつものように前菜をお任せでいただく。 まずトウモロコシと松の実の炒め。。シャンタンを使った透明感のある味付け。その下が羊のボイルを白ネギとオリーブオイルを掛けたもの。。バカウマ・・・。茄子の味噌炒めは見た目は悪いがさっぱりしてコクがあるウマ味噌でビール飲みまくりである。。しかし塩分は限りなく低い。その下が胡瓜と昆布の炒め。。 zensai2.JPG 特製の湯葉に白ネギとテンメンジャンを乗せて包んで食べる。。。その下が黄色のピーマンをこれまたテンメンジャン系の味噌をつけて食べる。。中国人は実際に普通に家庭料理でこんな風に食べているらしい。さっぱりして超うま。。。 鶏のピリ辛はあとをひく止まらんようになる味。。。これもビールにぴったり。この料理は全員が絶賛・・・ 腐竹(中国湯葉)とセロリの冷菜も単純なのにとてもうまい。。。 hitujiitame.JPG これも名物の羊と白ネギ炒め。。クミンの隠し味がポイント。。これをいただくと店の空気がいきなり中国になる。この料理も止まらんようになる逸品。 tomatotamago.JPG またまた定番のトマトと卵の炒め。これも絶妙な塩づかい。。紹興酒がどんどん進む。。大衆的な料理だが品を感じる。。 torinankotu.JPG 屋台軟骨と言われる(この部位は通しか知らない)肉のついた胸の部分の鶏軟骨を酢豚風にしたもの。鶏も旨いしコリコリした歯ごたえといい加減の酸味がなんともいえん初めての体験。。 handagyouza.JPG 餃子の旨さはいうもがなで肉汁ほとばしる口の中やけど注意のツルツルシコシコスペシャリティである。 jajamenhandan.JPG ジャージャー麺はモチモチで注文してから麺を練り始めるので少し早目に注文すべし。。 これも必須。。。。。 キュウリと白髪ネギが、濃い目の味噌味の挽肉と相性抜群。 nikumisoitame.JPG 豚肉の細切りを甘辛い味噌で炒めて豆腐の皮で包んで食す。。これもこの店で初めていただいた。 いわゆるチンジャオラアウスである。 tamagosu-pu.JPG 玉子スープは最後の締めにぴったり。。。不味いわけがない。。。 tomatohandan.JPG 名物のトマトの砂糖がけ。。。これでも酒を飲む。。。 途中でおやじも一緒に飲む。親父は全然コワくありません。話すとかなり面白い tougarasi.JPG 最後に酢につけた唐辛子を勧められて・・・・・・・・・ →感想は実際に食べてみてちょ 今日はどこまで食べんねんと言うくらい食って飲んだ。。。 *邯鄲(かんたん)の枕盧生(ろせい)という青年が、邯鄲で道士呂翁から枕を借りて眠ったところ、富貴を極めた五十余年を送る夢を見たが、目覚めてみると、炊きかけの黄粱(=大粟)もまだ炊き上がっていないわずかな時間であったという「枕中記」の故事。人生の栄枯盛衰のはかないことのたとえ。一炊(いっすい)の夢。盧生の夢。邯鄲の夢。 大阪市住之江区浜口西2-11-18   06-6678-3078 13:00~23:00   月曜・木曜


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邯鄲小吃館 (ハンダンショウチュカン)

地元住之江の中華料理の名店。。 交差点の横にあるのにその存在は全くわからんたたずまい。。。 一緒する友人や社員は皆強烈なファンになる。。。10時過ぎると関西の超有名ホテルシェフが食事をしに来るのでも有名。。入口はビニールをつっている。価格は下町プライスですべて記憶に残る味。。御主人一人で料理とサービス。。 店内の携帯電話使用は厳禁。。壁に張られた中国語のメニューは判読できない。。。 zensaimori.JPG 最初に前菜いろいろ。トマトの砂糖がけは最近ハマりまくっている。。。。中国の家庭料理そのものらしい。湯がいた蓮根に若布乗せて黒酢を掛けただけのものもさっぱりして秀逸。。。麻辣鶏もこの店の名物 辛さが実に心地良い。水菜のサラダも中国の家庭料理になっているのがすばらしい。すべて塩分控えめ胃に優しいたおやかな加減。。セロリと湯葉をさっと炒めてごま油であえたものもビールにぴったり。。 これも名物の家庭用コンロで炒める羊と白ネギは癖になりこと必至。。 gyouzahandan.JPG そして、この店の最大のもう一つの名物の餃子をいただく。注文すると皮を作るところからはじまります。 丁寧に一つずつ作って黒酢でいただく。ツルツルしてシコシコでまさに皮を食べる料理と実感。。 ほんまにもう言葉にならない。 jajamenhandan.JPG 締めは炸醤面を所望。これも注文してから麺を練り始める。。。。。棒で薄くのばして畳んで包丁で切ってゆがく。そして肉味噌載せてできあがり。途中でご主人と星二鍋頭というきつい白酒を酌み交わす。匂いも強烈。。。しかし料理とベストマッチ。こうして住之江の夜は暮れる。。。。。 大阪市住之江区浜口西2-11-18    電話:06-6678-3078 営業時間:13:00~23:00   定休日:月曜・木曜


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なにわ懐石と天野酒を楽しむ会

表題の会が私どもの懐石料理徳 本店にて11月6日に行われた。店舗の改装を機に食に関わるイベントを隔月で行うこととなり今回はその第1弾として河内長野の造り酒屋の西條酒造10代目西條陽三社長に来店いただき当店での生酒のフルラインアップに加えて特別なお酒も持ち込んでいただき天野酒と懐石料理のマリアージュを楽しむ夕べとなった。 天野酒の会1.jpg 総勢22名の参加者で事前告知はあまりしなかったが80歳を過ぎた奥様も単独参加で極楽極楽といいながら天野酒を飲みまくっていた。。 sakiduke1.JPG 献立はこの日の為に当店総料理長の多田稔彦が酒蔵まで赴いて考え抜いたものである。。。 先付けは舞茸の黄金和えで火入れした舞茸を卵黄と山の芋のおろしたものを調味して練り合わせたものと合わせたもの上にイクラが2粒。。見た目も麗しく旨過ぎたので写真を撮るのを失念する。。 sakeiroiro.JPG 今回メインとなるお酒は蔵元が自身で経営する居酒屋と私どもの店にしかない純米大吟醸の生酒「粋のつゆ」は濃い味の焼肴にドンピシャ。。。旨みが多く一口目は甘く感じるが日本酒度は辛口ですぐに酔っぱらってしまう。 大吟醸無濾過生原酒の「笹のつゆ」はアンフィルターでまさに本物の一番搾り状態。香りも鮮烈で飲み口軽快。。最後に旨みの余韻がしっかり残る日本酒の芸術品と確信。。。。 これは八寸に合わせる。。。 本醸造生原酒「珠のつゆ」は醸造アルコールを附けて入るが実に濃厚な味わい。。低温熟成された生酒の旨さに驚く。。。。お造りとのマリアージュは最高。。。実に安心できる旨い酒であった。。。。 このほかにも秘蔵の価格のつかない袋絞りスペシャル原酒(本年度品評会入賞)の「天のつゆ」もだしていただき食事の前に賞味させていただいた。 nimonowannaniwa.JPG 煮物椀は卵と魚のすり身を合わせたものに車エビとチンゲン菜の取り合わせ。汁はかつおだしに百合根を裏ごしたものを合わせたすり流し仕立て。。濃厚でかつあっさりした舌触りはお酒との相性も抜群。 tukurinaniwa.JPG 造りは天然ヒラメ(九州)、太刀魚、中トロ。。。。不味いわけがない hasunnaniwa.JPG おしのぎに穴子の一口寿司と新生姜を甘く炊いた「べっ甲生姜」の取り合わせ。 八寸はむかごの白和えにとんぶりを乗せたもの、炊きたての番茶で戻した子持ちアユの甘露煮(これは当店料理長のスペシャリティ)、柿香煎和え、しめじ柚香焼、栗せんべい。。。。。 sunomononaniwa.JPG この後メインディッシュの焼肴がでてきたがお酒を飲み過ぎて撮影するのを失念。。 天然鰤に諸味味噌と卵味噌で合わせた味噌を乗せて焼いたもの、胡麻豆腐に地元の味噌屋の池田屋さんのおかず味噌「住之江味噌」を乗せて焼いたもの、味を入れて焼き目を付けた大根に鴨をはさんで焼き上げた「鴨の博多大根」(これも強烈に旨かった・・・)これらを朴葉に包んで焼き上げる野趣あふれる逸品。。。 酢肴は泉州産のワタリガニ。。。氷を敷き詰めた器に蟹の身と酢ゼリーを掛け、あしらえにぶどうと若布をゼリーで寄せたもの。。。。旨過ぎ・・・・ shokujinaniwa.JPG かぶらと水茄子の入った赤味噌仕立ての汁と釜炊きのご飯。。小菜としてサンマの卯の花煮を添えさせていただいた。。。 デセールは干し柿を蜂蜜で戻したもの熟柿かと思ったがより柿の味が鮮烈で添えた荒ごし餡との相性も素晴らしかった(自画自賛ばかりですいません) 心斎橋宇治園の薄茶で終了。。。。参加費10000円決して高くないと思うんだけど・・ 次回は2月上旬にロゼワインとのコラボを予定。。。。 詳しくは懐石料理徳 住之江本店http://www.nori-kaiseki.jp/


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