カテゴリー:カレーライス

カレー専門店 J J【大阪市 北加賀屋】

住之江区にある表記のカレー店を訪問。私どもの本社の近くにあるので昔からよく利用させてもらっている。大阪メトロの北加賀屋駅から南に徒歩10分くらい、加賀屋センターロードという商店街の外れた住宅街に位置する。30年以上はこちらのお店でされていると記憶する。

ランチタイムはいつも地元の客で大賑わい。店内はL字型カウンター10席のみ。創業からずっと同じレシピのルーは大量のタマネギ、人参、ニンニクなどの野菜とリンゴ、バナナなどの果物をペースト状になるまでミキサーにかける。

ドロドロになった野菜と果物を1時間以上焦がさないように丁寧に炒める。これが独特の甘みや旨味のベースになっている。炒めた野菜と果物を寸胴に入れてスパイスと合わせて再び2時間くらい煮込みまくる。それを特別なウォーマーに入れて50時間低温で加熱して熟成感とコクを出す。カレーを仕込むだけで汗だくになって「毎回2キロくらい痩せるんです」と言っていた。甘口と辛口の2種類のカレーを作って中辛はその2つを合わせる。

ずっと昔から変わらないメニューは
・カツカレー900円
・えびちゃん900円
・あらびきソーセージ750円
・レンコン750円
・イカリング800円
・コロッケ750円
・フィッシュ700円
・チーズ750円
・茄子750円
・サラダ250円

普段は「えびちゃん」と言われる海老フライカレーが好物でよくいただくんだけど、この日は特別にイカリングフライと蓮根フライ、茄子の素揚げを盛り込んだ「ぺろぺろスペシャル1300円」を所望。これは個人的に大好きな組み合わせでボリュームはあるけどあまり重たくはならない。ごちそう感が満点でこれにチーズをトッピングすれば更に美味しくなる。

カレーのルーはざらりとした食感でほのかに甘く、野菜と果物がしっかり主張する奥深い味わい。「ぺろぺろスペシャル」には手仕込みのラッキョが付きます(普段は福神漬け)

店名の由来はオーナの名前(純子さん)からで本人曰く「ジャパンの純子」だからJJですと言ってました。

過去のJJはこちら

大阪市住之江区中加賀屋3−9−7
営業時間11:30~19:00
定休日なし

大阪市 北加賀屋 カレーライス

Mカッセ【大阪市 粉浜】

住吉区にある表記のスパイスカレー店を訪問。雑誌やテレビなどの取材も多くランチタイムは行列必至の繁盛店。南海本線の粉浜駅東口から徒歩1秒。阪堺線の東粉浜駅から徒歩2分の場所に位置する。カフェのような外見で店内はL字カウンター5席とテーブル数卓。

フレンチ出身のシェフが作るカレーがインスタ映えのみならず斬新で新しく、創造性の高い一皿となっていることが特徴。

基本メニューは
●スパイスチキンカレー
●ビスク香るキーマカレー
●週替りカレー
●2種あいがけカレー

ダントツの人気が週替わりカレー。

今週はバスク風イカスミカレーで夏野菜と炙りイカのラタトウユ添えと壁の黒板に記される。

若い女性店員さんオススメのキーマとの合いがけ1200円にイカ増し300円とスパイス燻製玉子100円を追加で所望する。

しばらくしてカレーではあり得ないビジュアルで着皿される。カウンターでシェフの手元を見ていると注文ごとに一皿ずつ丁寧にたくさんの工程を経て作られている。

イカスミのカレーは鼻に抜ける香りを分析するとそのベースは魚介スープと推察される。そこに様々なスパイスと玉ねぎなどの野菜や別に作ったラタトウユが盛り込まれる。パンチのある色合いのイカスミ自身は磯臭さもなく思ったよりマイルドな仕上がり。スパイス感は軽め。

キーマカレーは旨味が強くて海老蟹系の香りがしてフレンチ風。そこに数種類の野菜のアチャールやレンズ豆や色々な色とりどりの酢漬けや生の野菜が飾られる。皿の縁にはガーリックの香りのアイオリソースが添えられる。これらを皿の上で全て混ぜ込んで最後にパパドを砕いて口に入れると味の表現が困難な曼荼羅模様の味わいが口いっぱいに広がる。よく計算された和のテイストもしっかりと入ったフレンチ風スパイスカレー。。15分前から並んで開店直後の入店がおすすめです。

このイカスミカレーは8月21日まで。急いでお店にレッツラゴー!

過去のMカッセはこちら

大阪市住吉区東粉浜3丁目22-9
11:30~15:00 売り切れ次第終了
不定休

大阪市 粉浜 カレーライス

アングル

平日の夜に一人で尼崎にある表記の店を訪問。夜にカレーライスを食べることはあまりないんだけど美味しい昔ながらの欧風カレーを求めて遅がけに車で伺う。阪急塚口駅前の昭和にできた商業施設の1階に位置する。1978年の創業なので40年以上続く老舗専門店。

居酒屋や小さな寿司屋、喫茶店などが並ぶ一角にあるお店は外観も内装も昭和な感じで見た目は純喫茶のような感じ。店内はコの字型のカウンター16席。ひとり客の割合が多い。BGMはクラッシックが流れワイングラスに入れられた水がヨーロピアンな感じ。

メニューはカレーとシチューのみ。一番人気はポークしめじカレーとのこと。この日はお店の看板メニューの「特選ビーフカレー1100円」を所望する。普通のビーフカレーもあるけど使用している肉の質が異なるとのこと。

こちらのお店の一ヶ月の牛肉使用料は1.5トンでカレーに使用するベースの出汁を取るためだけにその3分の1を使っているとのこと。

注文して2分ほどで着皿。アラジンの魔法のランプのようなカレーポットに入った焦げ茶色のルーをおもむろにご飯にかけていただく。特徴的な大きな牛肉はとても柔らかで口の中でほろほろと崩れる。カレー自身はスパイシーだけどヒリヒリする感じは全くない。赤ワインの酸味とコクも感じられ、しっかりと煮込まれた牛肉や野菜の旨味が濃厚でかなり食べ応えのある味わい。

口直しは福神漬けではなくゴマ油で調理したザーサイを使用。単品勝負で40年以上続く老舗の貫禄を感じる美味しいカレーでした。駅近くにコインパーキングあり。。

尼崎市南塚口町2-1-2 塚口さんさんタウン2番館
06-6426-6900
[月~土]11:00~23:00
[日・祝]11:00~22:00

アングルカレー / 塚口駅(阪急)塚口駅(JR)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

カレーライス 兵庫県