カテゴリー:イタリアン

グリージョ エアオ【大阪府 能勢郡】

ピザの研究に大阪から車で1時間の能勢の表記の店を休日に訪問。高速を使って能勢に入ってのどかな田舎道を走っていると民家のいでたちの店をなんとか発見。休日なので2部制の店は満席とのこと。1 

築70年の古民家を改装した店内は、梁が見えた高い天井や座敷には掛軸が飾ってあったりととってもお洒落。手作りの薪窯や小さな薪ストーブもあったりと、温かさを感じられるゆったりとした居心地の良いおしゃれな空間。。

4席だけのカウンター内には厨房と手造りピッツァ窯が鎮座。お店は若い御夫婦2人で切り盛り。提供される料理とドリンクは能勢産の素材にこだわったもの。この日は2500円のランチセットメニューを所望。

地元の野菜を使用した前菜は茄子マリネ、オクラ、ノーザンルビーという赤いジャガイモを使用したポテサラ、万願寺とうがらしのグリル、空芯菜のソテー、ビーツのピクルス、胡瓜など・・・

低温調理された豚肉のローストはズッキーニのペーストとズッキーニの花、マリネしたミニトマトのケッカーソースとナツメヤシのビネガーが添えられる。。味わいの深さにびっくり。。器は能勢の作家さんのものを使用。

地元で採れた名残の蕨を使ったピザ。蕨とアンチョビの相性もとてもいい。
ピザの生地には北海道産の小麦粉「ゆめちから」を使っているので、ナポリピッツァとは違うモチモチな食感。

自家製ココナッツアイスのドルチェ。エスプレッソと一緒に供される。

帰りに天然記念物の関西で一番大きな樹齢1000年と言われる野間の大ケヤキを見て帰阪する。都会の喧騒を忘れてゆったりと非日常を味わうのはいいものですね。

大阪府豊能郡能勢町山田33-1
072-703-1298
定休日:火曜日・水曜日

グリージョ エ アオイタリアン / 能勢町その他)

夜総合点★★★★ 4.0

大阪府 能勢郡 イタリアン

DUOMO ドゥオモ【大阪市 天王寺/阿倍野】

天王寺駅の南西方向、あべの再開発地区の最初にできた「あべのマルシェ」商業・住宅複合の再開発ビルにある表記のピザ店を訪問

お店のある屋内通路は昔の商店街の名残で個人商店が並ぶがほぼシャッター通りとなっている。しかしながら界隈で唯一行列のできるピザ店として有名。薪窯で焼くナポリピッツァがレコメンドメニューでそのほかにも手打ちパスタなどがある。最近ピザを研究しているので選んだのは『マルゲリータ DOC』

しばらくしてマルゲリータD.O.Cが運ばれる。

見た感じ、こんがり焼かれたマルゲリータとても大きい。厚みは薄くて生のトマトから水分が出まくりで生地はふにゃふにゃ。本場で食べたことがないので柔らかく食べやすくなったピザをもそもそと口に運ぶ。

トマトのソースはフレッシュ感もあって心地よい酸味。
水牛モッツァレラは安定の美味しさ。
縁の焦げてる部分が苦味あるので残す。イタリア人は縁を残すと以前聞いたことがあるが見たことはない。

大阪市阿倍野区旭町2-1-1あべのマルシェ137

 

DUOMOイタリアン / 阿倍野駅天王寺駅前駅大阪阿部野橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0

大阪市 天王寺/阿倍野 イタリアン

十皿【大阪市 西天満】

西天満にある十皿さんを訪問しました。地方裁判所のすぐ近く。L字型のカウンター8席と奥には個室があり。淀屋橋の駅から徒歩7分

天満の名店「スフィーダ」で約13年間、料理長を務めた真野純シェフが新たに築いた和食とイタリアンを融合させたフージョン料理。

店内は木、土、和紙などをうまく使った和モダンの空間。

お箸以外のカトラリーは引出しに収納。
今回はカウンターのお席で10000円(税抜)コースを所望。

十皿(とさらは)季節の食材と粋な器、ワインのマリアージュをどこまでも楽しんでいただく場です。私の故郷・淡路島の豊かな風土が生み出す素材と今この瞬間、これは美味しいと感じるものを日本各地から厳選し、和食とイタリアンの感性を、融合した10皿で表現いたします。今日より明日は、さらにおいしく。常に成長し続ける「十皿」を、どうぞ末永くごあいようくださいませ・・・真野淳と書かれたメニューを見ながら料理をいただく。

一皿目は熱々のすっぽんのスープ。身と卵とおこげ風にあられを付けたエンペラ部分の食感も楽しい。

この日合わせた白ワインはムルソー。それぞれの料理に合わせたペアリングセットもある。

二皿目は琵琶マスの燻製の手まり寿司風。寿司酢で味をつけたマッシュポテト 腹身部分の塩焼きで供される。

三皿目は和食器で供されるガスパッチョのジュレ。夏らしい酸味の効いたさっぱりとした味わい。底にはクスクスと足赤海老、上には柑橘の泡。。

四皿目は若鮎のカダイフ焼きサラダ仕立て。肝のペーストを塗り込んで焼き上げたもの。パリパリの食感と鮎の柔らかな身がほろ苦くてムルソーと相性がとてもいい

五皿目はゴルドラッシュ種の玉蜀黍の冷製スープに揚げたフォワグラを浮かべたもの。玉蜀黍の新芽を添えている。玉蜀黍の甘みと風味がしっかりと主張。

六皿目はライムの香りの毛蟹のスパゲッティ。ソースがしっかりと乳化して麺としっかり絡んでとても美味しい。久しぶりに美味しいと思うパスタを食べた。。モロヘイヤの粘りも夏っぽい。

七皿目は淡路島の鱧とナスのヴァボーレ。茄子とドライトマトと鱧の上に山芋を乗せて蒸し揚げている。鱧の皮の揚げたものと穂紫蘇をトッピング。色々な味と香りのするスープは鱧の骨で取ったもの。

八皿目は宮崎牛のクリ部分を使ったステーキ。何度も休ませて余熱で火入れ。藁で燻して香りをつけている。時間をかけて火入れした玉ねぎ添え。肉の下にも熟成させた酸味のある玉ねぎが敷かれている。

九皿目の食事は土鍋で炊き込まれた金目鯛と満願寺唐辛子のご飯。。

最後の十皿目はエスプレッソとともにパイナップルのかき氷と宮崎マンゴー

ランチタイムは夜でも出しているメニューが七皿出てきて、5000円とのこと。。。
ごちそうさまでした。。

食後はワインとジャズを楽しみに東天満のおしゃれな某店でリラックス。真空管のアンプから奏でられるレコードの音色に癒される。

大阪市北区西天満2-7-26
06-7709-1283
月~土 12:00~15:00,18:00~23:00
毎週日曜日、祝日

 

十皿イノベーティブ / 大江橋駅なにわ橋駅淀屋橋駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 西天満 その他料理イタリアン和食