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淡路島 さと味

淡路島にある表記の和食店を訪問。夏の時期は鱧鍋が有名でいつも満席とのこと。冬の3年とらふぐも大人気。難波から高速バスで約2時間。淡路島の高速駅の降り口からタクシーで約10分くらい、海に近い完全な住宅地に位置する。

広い店内はカウンター、テーブル席、座敷らがあり、この日も団体予約もたくさん入っていた。
お店は2代目と3代目ご主人が切り盛りする家族経営。この日は鱧すきコース8800円のあっさり出汁味を所望する。

座付は子蛸の酢味噌かけと鱧の南蛮漬け、鯵の酢のものの3種盛り。よく冷えたビールと一緒にいただく。

続いてお約束の鱧ちり登場。かなり大きなサイズのものを使用されておられ、身厚でふわふわ食感。皮も柔らかくて骨切りも完璧。地元ならではの珍しい刺身も添えられる。鱧は全身にある小骨がY字型になっているので普通の魚のような骨抜きが簡単ではなく特別な技術が必要とされる。生で食すと脂の乗りも良くてとても美味しくいただくことができた。

続いて鱧の天ぷらが海苔と大葉で巻かれて登場。ハイボールと一緒にいただく。

メインの鱧すきは大量の葱と地元の柔らかくて甘い玉ねぎがポイントとのこと。あとは白菜、豆腐、牛蒡、しめじ、えのき、こんにゃく、三つ葉など。

分厚くて大きな鱧の身は出汁を潜らせるとクルリと丸まって純白のドレスを纏ったような姿に変身。出汁と一緒に口いっぱいに頬張ってムシャムシャといただく。しっかりと焼き上げた中骨や頭部分の身も香ばしくてとても美味しい。

専門店ならではの鱧の腸や浮き袋、肝などの珍味も味わうことができる。ふわふわプチプチ食感の鱧の卵の美味しさも秀逸。。

最後は地元産の素麺を鍋に入れて煮麺でいただいてフィニッシュ。

デザートまでいただいてお腹いっぱいになりました。交通費往復5000円で楽しくショートトリップできました。。。

お店のHPはこちら

兵庫県南あわじ市湊284
火曜日定休

淡路島 さと味寿司 / 南あわじ市その他)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

郷土料理 兵庫県

和洋 味かた【大阪市 谷町九丁目/上本町】 【大阪市 鶴橋】

上本町にある表記の和食店を訪問。近鉄上本町駅と鶴橋駅のちょうど中間あたりに位置する。ずっと以前は鶴橋で「正義の味方」って居酒屋を経営されてた記憶がある。

最近は色々な雑誌等で紹介される人気店で予約も取りにくくなっている。昼から夜まで通し営業されていてメニューは全てアラカルト。広々としたL字カウンターから厨房でご主人が様々な料理を作りまくるのをライブで見ることができる。

お店は店主さんの夫婦と娘さん義弟さんとバイトで切り盛り。この日も18時前から超満席。客層は年齢高め。スタッフさんの気配りもあってゆっくり落ち着いて食事が楽しめる。

多品種のアラカルトメニューはスターターの前菜、刺身を中心としたお造り、グラタンや鶏つみれ椀などの温物、生から焼き上げる鰻やヒレステーキなどの焼き物、蟹味噌クリームコロッケや鱧のカツレツなどの揚げ物、修行先の湯布院の旅館の名物をオマージュしたクレソン鍋、名物のオムライスやヒレカツサンドなどの〆物に分かれていてどれも全て注文したくなるようなものばかり。

今回は友人と2人での訪問だったので料理は全て2人分に分けて提供。取り分けしないでいいのでとてもありがたい(故に写真の料理は全て半分量)

最初に生ビールと「新潟産茶豆700円」を所望する。続いてご主人おすすめの新鮮でコリコリ食感の「明石産すずき1800円」。年中通していただける「北海道毛蟹半身3000円」は丁寧に剥かれていて味噌も美味しくてテンションが上がる。「手羽先唐揚げ800円」も皮がパリパリで秀逸。何をいただいても美味しくてお酒が進みまくる。

「宮城産蒸し鮑3000円」はとても柔らかくて滋味深い。「和牛ローストビーフ1600円」は小サシが入ったもも肉を使用。口に入れるとジュワーと溶ける上質なもの。「卵黄つくね500円」も手作り感があって粗挽きの鶏肉が食べ応えあり。

最後にエビカツサンド1200円を所望する。タルタルソースが美味しすぎてびっくり。持ち帰りも追加で注文する。

お酒も日本酒、ワイン、シャンパン、焼酎等、なんでも広く揃っていてとても使い勝手のいいお店です。ごちそうさまでした。。。

大阪市天王寺区小橋町12-15
06-6773-9121

和洋 味かた日本料理 / 大阪上本町駅鶴橋駅谷町九丁目駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 谷町九丁目/上本町大阪市 鶴橋 和食

丸元 7月【大阪市 難波】

なんば 千日前の表記の老舗寿司店を打ち合わせを兼ねて知人と訪問。35年前からずっと定期的に訪問しているお気に入りの隠れ家。店のファザードも店内もメニューも何もかもが昭和感が溢れている。

表向きは寿司店なんだけどほとんどの客がスッポンコース6000円を注文する。関西で手軽にすっぽんをいただける稀有な店として有名

2階は座敷になっていてグループ客にも対応。昔はご主人と奥さんがレジに座っていたけど引退され今は藤山直美さんそっくりの娘さんが店を取り仕切る。カウンターの中ではシニアの職人さん2人が注文ごとにすっぽんを捌きまくる。

座付は帆立貝柱の入った冷やし茶碗蒸し。冷たい生ビールと一緒にいただく。

最初に刺身盛り合わせをオプション追加する。大きなサイズの鱧は綺麗に骨切りされ、脂もたっぷり乗っていてふわふわの食感。厚切りのカンパチは食べ応え満点。コリコリの剣先イカ、甘エビ、赤貝などが入る。麦焼酎と一緒に美味しくいただく。

すっぽんコースの扉はいつものようにポートワインで割ったすっぽんの血から。これをいただくとなんとなく力が漲る気がする。

スッポンの湯引きは腸とエンペラ(甲羅の端)を使用。味があまり無い部位でフグの皮のような感じ。プルプルとコリコリの食感を楽しむ。

大好物のスッポンの内臓のお造り。エッジの効いた噛みごたえのある肝臓と卵、一匹に一つしかないピクピク動く心臓と腎臓も添えられる。苦いために丸呑みをする胆嚢は胃が悪い人にオススメらしい。

この時期のすっぽんは卵がたくさん入っているとのこと。殻付きもあってトロトロでかなり美味しい。

これらは海苔に巻いて塩を振りかけていただく。ぷちぷち弾ける卵の食感とまろやかさ、肝のコクのある味わいがなんとも言えない。

メインのスープは鍋ではなく一碗ずつ取り分けて供される。スープの美味しさは比類なきもので、後からじんわりくる旨味がすっぽんならでは。塩分控えめで生姜の絞り汁が入った透明感のあるスープは飽きのこない美味しさ。

お椀の中の具は白菜、椎茸と白玉餅、すっぽんの色んな部分が入る。赤身肉とゼラチン質のスッポンの身は部位ごとに味わいが異なり希少な首の部分や後脚の部分などの弾力のある肉が特に好み。

この日はモモ部分に黄色い脂が入っていて特に美味しかった。腕は赤身とゼラチン質が一緒に楽しめ、肩部分はあっさりした柔らかさが特徴。エンペラに似た白いハラミもとても美味しい。2杯目はガーリックパウダーと唐辛子を入れて味変をする。

押し麦の入った雑炊は玉子と米だけの潔さ。ポタージュスープのようなビジュアルで絹のような舌触り。塩味は控えめだけど優しく深い味わい。

毎回ずっと同じものをいただくけど全く飽きない・・・・

水菓子をいただいてフィニッシュ。ごちそうさまでした。。。

過去の丸元はこちら

大阪市中央区千日前1-9-9
06-6211-2298
16:30〜23:00
日曜定休

大阪市 難波 寿司