しじみ炊き肉 くにき【大阪市 難波】

相撲観戦の帰りに難波にある表記の店を初訪問。九州発祥の食べ物らしく浅い鉄板でしじみと一緒に肉やホルモンを炊き上げるオリジナル鍋との事。場所は高島屋の横の焼肉多平の隣に位置する。

最初にビールとナムルを所望。トマトとオクラと長芋の3種盛りで期待が高まる内容。

すぐにスタッフさんが鍋の支度を開始。時代劇の三度笠みたいな鍋に胡麻油をタップリ流し込んで塩を振ったレバーを投入。両面に火を入れていただくという趣向。

この後に炊き肉が始まる。たっぷりの野菜と牛肉や小腸、ハチノスなどのホルモンとスープをてんこ盛りに入れて最後に大量のしじみを投入。しじみは宍道湖産との事でかなり大粒。全てスタッフさんが調理していただくので安心。

しじみの出汁とスープが合間ってしんみりとした旨味がなんとも言えない美味しさを醸し出す。「あっさり」なのか「こってり」なのかよくわからないけど癖になるような味わい。つけだれもあって酢醤油のようなものがとてもよく合う気がした。

締めの麺もモチモチしていてかなり美味しい。思いの外レベルが高く大満足でした。色々なオプションもあって次回は蟹を追加したいと思う。ご馳走様でした・・・

大阪市浪速区難波中1丁目15-3

しじみ 炊き肉 くにき 難波店居酒屋 / 難波駅(南海)大阪難波駅なんば駅(大阪メトロ)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 難波 焼肉

はり重 道頓堀本店【大阪市 難波】

道頓堀の表記の店で友人と5年ぶりに「すき焼き」をいただく。大阪でしゃぶしゃぶの店は結構あるんだけど「すき焼き」はこちらの店か「北むら」「本せきぐち」くらいしか思い浮かばない。生卵を肉につけていただくのが若い方や外国人には抵抗があると以前雑誌で見た記憶がある。

こちらのお店は大正8年に堺市にて創業。1948年(昭和23年)の戦後になってから道頓堀に店を構える。この時に現在の洋食店も開店したと聞き及ぶ。当時は界隈に芝居小屋や劇場がありこちらのお店は「ハレ」の日の御馳走として通われたらしい。

お店は現在では珍しい歴史のある純和風建築。トイレの床は少し傾いている。着物を着た仲居さんもとてもレトロな方ばかりでこの日お世話になった方は25年勤務と言ってられた。

メニューは肉の種類で7700円、9900円、12600円、15400円、18700円に分かれる。赤身肉は焼肉にはいいんだけどすき焼きにするとどうしてもぱさつく感じがするので仲居さんと相談して15400円のものを所望する。昔は2人で肉を3人前食べるのが常だったけど最近はお腹に入らなくなった。。

まずは前菜の盛り合わせ。とても美しく手作りされたものばかりで鍋の用意ができるまでこれらで一献いただく。

しばらくしてすき焼き登場。綺麗にサシの入ったロース肉にうっとりする。肉は和牛の雌を使用。こちらのすき焼きは関東風で割り下を使って作られる。「お店の創業者が東京で修行したから」と仲居さんが言っていた。砂糖少なめのキリッとしたあっさり味付け。

最初の一枚は仲居さんが作ってくれる。お世話をしていただきながら色々と世間話や昔の話をするのはとてもいい時間である。

一枚目が出来上がり大きな肉を卵にくぐらせて口に入れる。驚くくらい柔らかくて「やっぱりすき焼きは一枚目が最高」といつも実感する。2枚目からは野菜と一緒に自分で作る。ねぎが美味しくて肉と一緒に食べると止まらなくなる。

抹茶のババロアは別料金。道頓堀の喧騒を忘れる空間で久しぶりの美味しいすき焼きをいただきました。

過去のはり重はこちら

大阪市中央区道頓堀1-9-17
TEL:06-6211-7777

 

はり重 道頓堀本店すき焼き / 大阪難波駅なんば駅(大阪メトロ)日本橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 難波 その他料理和食

酒肴 哲【大阪市 難波】

日本橋の裏通りの路地にある表記のおでんのお店を友人と訪問。ファザードはひっそりした感じだけど店内は意外に広くて10数席のカウンターと個室。大人の高級居酒屋といった感じで客も年齢層が高い。

この時期は予約が取りにくく毎日満席が続く人気店。カウンターの前でご主人が料理を作る割烹スタイル。焼酎を注文して好きなものをアラカルトで注文する。メニューには値段が書かれていないのでカジュアルな接待にも利用できる。

最初に全ての客が注文している名物の「どて焼き」はココットを使って最後にバーナーで焼き目を入れたもの。柔らかく煮込まれた上質なすじ肉とブレンドしたコクのある味噌がいい塩梅で濃いめの味付けと香ばしさが秀逸。

鱈の白子の醤油焼きもいい仕事をされていて焼酎にドンピシャの味わい。ここで純米酒に切り替えてもろみ味噌に漬けた豆腐をいただく。ビジュアルもとても美しい。。続いて口直しに出汁に漬けたトマトとクリームチーズを合わせたものを所望。名物のローストビーフは赤身肉だけど細かなさしが入っていてアクを抜いた辛子とソースでいただく趣向。

酒肴をいただいた後はおでんをいただく。最初の扉はこの店のレコメンドメニューの大根から。ピカピカに光って艶やかな大根は食感も残っていて絶妙の仕上がり。和食のおでんの中では完璧なものといえる。続いて焼き穴子と牛蒡のおでん。注文が通ったら一つずつ小鍋を使って仕上げられる。食材によって出汁の味をすべて変えられるのが素晴らしい。

いわしのつみれは鰯感をしっかり残したもので癖や臭み、練り物感は全くない。さっと火入れした牡蠣は宮城県産を使用。たっぷりのねぎとの相性がとてもいい。

最後は人気のベーコンクリームチーズ。ポトフから発想されたとのこと。これ以外にもコロやさえずりなどもいただきたかったけどお腹がはちきれそうなので次回の楽しみにする。お酒をいただいて一人10000円の予算です。この店の夏のおでんも個人的には大好き。

大阪市中央区日本橋2-7-27
06-6633-3899

大阪市 難波 関東炊