洋食

アングル

塚口駅前で30年続く表記の老舗洋食店を訪問。昭和を感じさせるさんさんタウンという商業施設の1階に位置する。木調の店内は薄暗くキッチンを囲むコの字型のカウンター16席。牛肉がゴロゴロ入った特選ビーフカレー1220円がおすすめで前回はそれをいただいた。

今回は創業当時からカレーとともにある「ビーフシチュー1350円」を所望する。

しばらくして着皿。柔らかく煮込まれた大量の牛肉とマッシュ風のジャガイモ、隠元、人参が盛り込まれる。赤ワインがしっかり入ったデミグラスソースがホロホロの牛肉にしっかりと染み込んでご飯が進みまくる。赤身肉なのであっさりとした味わいで一気に完食。この価格でこれだけの牛肉をいただけるのはありがたい。ご馳走様でした。。

界隈にコインパーキングあり。

前回のアングルはこちら

尼崎市南塚口町2-1-2 塚口さんさんタウン2番館1F
06-6426-6900

カレーライス洋食 兵庫県

リストランテ野呂

京都の二条城近くにある表記の店を友人と訪問。全国から支持される超人気店でジャンルはイタリアンをメインにしたフュージョン料理。JR二条駅から徒歩5分の場所に位置する。店内はカジュアルだけどライブ感溢れるカウンター席と2階のテーブル席、離れの個室からなる。今回は早くから野呂シェフ正面のカウンター席を予約。オーナーの野呂シェフは京都の人気ビストロ「洋食おがた」でも仕事をされ5年前にこの地で独立。

メニューは鮮魚を主にした冷前菜、温前菜、お肉色々、食材や麺・ソースの種類など組み合わせ自由なパスタ、デザートから構成されていてそれぞれ10種類以上の中から好きなものを選んで自分でコース仕立てにできるようになっている。2人の訪問だと小さなポーションにしてシェアも可能。かなり自由度が高く食材の量などもお腹に合わせてリクエストも可能。

座付はアスパラガスのスープ。香り高くて粘度も高くスッキリしていながら味わい深い。

20以上ある冷前菜で一番の人気が「魚の食べ比べ」。
新鮮な鮮魚を色々な味付けで盛り合わせで供される。

この日の食べ比べは12時の方向から時計回りに
・鰆の炙りローズマリー風味の葱たれ
・ヒラメのカルパッチョ自家製からすみとともに
・かますの炙りは芽ねぎと玉ねぎドレシング
・スモークサーモンのカルパッチョは青柚子の香り
・帆立貝柱の炙り
・ハマチの炙りは分葱の炊いたものと
・ユカタハタのカルパッチョはアンチョビとレモン
・鯛と甘エビのルクセル仕立て

京都のクラフトウイスキーのソーダー割りと一緒に楽しむ。

続いて温前菜は黒バイ貝とイタヤ貝と筍のアンチョビバターソテーを所望。アンチョビバターの塩梅がとてもいい。キノコや貝のエキスと合わさってなんとも言えない美味しさ。旨味たっぷりで穏やかで優しい味わい。

続いて香住産の名残のズワイガニの入ったクリームコロッケ。これもポーションを小さくしてシェアして供される。トロトロのソースも軽くて繊細なカニの旨味もしっかり感じることができる。

おすすめピノ・ノワールと一緒にいただく。ワインの値付けもとても優しい。。

メインディッシュは名物のミンチカツと京丹波高原豚のトンテキりんご醤油ソースの盛り合わせ。ミンチカツの材料は黒毛和牛、平井牛と三元豚の京都ポーク。

熱々のメンチカツは中はミディアムの火入れ。外はさくさくで玉ねぎの甘みが主張するデミソースにバルサミコが入っているので濃厚だけど酸味のあるさっぱりとした味わい。

B級のミンチカツとは異なる繊細な味で流石のリストランテの技巧と感心。トンテキも脂の甘さと軽さが秀逸。

パスタはホタルイカとホワイトアスパラとイタヤ貝のペンネをバジルソースで所望。これも野呂シェフの手にかかればあっという間に出来上がる。お腹いっぱいになったのでデザートはパス。

高度な技術のイタリアンをベースに洋食と和食のエッセンスを加えた独自の料理スタイルに敬服。またアラカルトスタイルで様々な客の要望にも対応し、カジュアルに好きなものを好きなだけ頂けるのはかなり嬉しい。

店を出て駅に向かっていると野呂シェフが店の前から大声で「ありがとうございました!」と頭を下げて挨拶。振り向くと両手を振ってお見送り。。店は満席なのに大恐縮。。流石の人気店と納得しながら帰阪する。

お店のHPはこちら

京都市中京区西ノ京職司町67-14

リストランテ野呂イタリアン / 二条駅二条城前駅大宮駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

イタリアン洋食レストラン 京都市

御堂筋ロッジ 4月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

南船場の表記の洋食店を友人と訪問。地下鉄心斎橋駅 3番出口すぐの大阪豊田ビルB1Fの「トヨチカ名店街」に位置する。コテージのようなファザードと大きな樹木が目印。

内装は暖かみのあるランタン風の照明をはじめとするログハウス風のクラッシックモダンな上質な広々とした空間。床には昔のホテルのように絨毯が敷かれる。客層は年齢が高めで私も20年近く通っている。

メニューはクラッシックな洋食に旬の食材を使ったシーズナブルメニューを合わせたものでコースメニューもあるけどアラカルトが中心。価格は総じて高めだけどカジュアルで馴染みあるメニューのせいか、とても使い勝手のいいお店となっている。スタッフさんの目配り、気配りもかなり良くて毎回、気持ち良く食事ができる。

普段は前菜盛り合わせをいただくんだけどメニューに食べたいものばかり並ぶので少なめのポーションで数品所望。まずはシャンパンと一緒に北海道産帆立貝柱のフライの入ったサラダでホタテがかなり新鮮。。

続いて雲丹とバケット。。。ニンニクの効いたオリーブオイルと雲丹の相性がとてもいい。

北海道産の極太アスパラガスは瑞々しさとこってりしたチーズのコクがなんとも言えない。。

足赤海老のアヒージョ。。大量のエビが入ったとても贅沢な一品。。

メインはピノ・ノワールと一緒に名物の黒毛和牛ロースの網焼きを所望。網焼きで脂が落ちているのでとても食べやすい。

ワインが余ったので天理で採れた甘いトマトと生ハムをいただく。パスタかピラフも食べたかったけどお腹いっぱいで大満足。ごちそうさまでした。。

中央区南船場4-3-11 大阪豊田ビルディング地下1階
06-6251-5064
営業時間:11:30-15:30・17:00-22:30
定休日:日・月・祝

大阪市 心斎橋/四ツ橋 洋食