カテゴリー:洋食

フロレスタキッチン コドモ【大阪府 堺市】

堺にある表記の店をランチタイムに訪問。

大阪市内から阿倍野筋を南に堺東に向かって車で走ると途中に左側にドコモショップがありその裏に「コドモ」がある。駐車場はドコモと兼用。自然派ドーナツで有名なフォレスタが経営するレストランカフェ。

お店のファザードは白を基調にしたナチュラルな清潔感溢れる印象。家族はもちろん3世代で楽しめる自然派の洋食メニューが人気で一見普通にありそうなメニュー構成なんだけど素材のこだわりが半端でない。

こちらのキッチンを預かっているのが知る人ぞ知る芦屋のパティシエール「池尻彩子氏」で当初はこちらのお店の開発顧問で入られたが現在はキッチン含め店舗全体を統括されている。既存の調理法にとらわれない素材そのものの味を大切にした「ネイチャーフード」をこちらのお店で実践。容姿含めてとてもチャーミングな女性で彼女に会いにくるファンもたくさんいると聞き及ぶ。尚、キッチンを含めスタッフさんは全員女性。

店に入るとテイクアウト用の国産のレモンや自家製のアップルパイ、看板メニューのドーナツが並ぶ。この日も満席でたくさんのお客さんが行列されていた。店内は白壁に木目基調で天井も広くて開放感満点。ひとりご飯用のカウンターや使い勝手のいい畳席もある。

この日はスタッフさんお薦めの看板メニューのハンバーグと四万十鶏を使ったチキンソテーを所望する。ハンバーグは高知県の土佐あか牛と四万十豚を使用。素材に応じて熟成期間を設けているらしい。塩は天然ミネラルが多い高知県田野町にある田野屋塩二郎のものを使用。すべて池尻氏が生産者のもとに行き、信頼出来る商品のみを使用していると聞き及ぶ。

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しばらくして和の調味料の入ったソースがたっぷりかかった素材感たっぷりのハンバーグが登場。ビジュアルだけで美味しいことは理解出来る。口一杯に頬張ると肉の旨みが口中に広がる。しかし見た目よりも食感は軽い。こだわりの温泉卵も卵の味がしっかり感じられる。野菜も美味しいしキタムラサキ(シャドークイーン)で作ったサラダも自然な甘さが脳幹を刺激する。アントシアニンがたっぷりで身体に良さそう。新キャベツの胡麻和えも口がさっぱりする。
ご飯とみそ汁も自然な味で私の口に合う。

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グリルチキンもとてもぱりっと焼かれて淡白で鶏の旨みたっぷり。国産レモンを搾ってシンプルにいただく。家で丁寧に作り込んだチェーン店では味わえない味。普通のものが普通より美味しいのは食材クオリティーが卓越しているため。麹、天日塩、自然栽培の野菜などまさに「ネイチャーフード」である。火入れは5機のコンベクションを使い分けゆっくりと加熱することを是とされている。

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パープルアスパラガスのソテーをいただく。こちらはグリーンアスパラに比べると柔らかで甘い感じがする。塩は完全天日干しの塩二郎のもの。ガラスの器には湯がいて塩麹で和えた「刺身」の状態のものを出していただく。
どの料理も昆布水と塩麹などを多用し、最小限の調味を加えることで更に素材感や自然な味わいを創造する。塩麹も手作りらしい。

食後は作り立てのドーナツの上にアイスを乗せたものをいただく。自然な食材とその調理のこだわりはカリフォルニアでオーガニック料理を確立した世界一予約の取れないレストランの「シェパニーズ」オーナーのウォーターアリスを彷彿させる。
今から40年前にバークレーの地で初めてオーガニックレストランをオープンさせ、今では当たり前の「地産地消」「スローフード」「オーガニック」の考え方を実践されアメリカの食文化を大きく変革された。

パリで超人気のオーガニックカフェ「ローズベーカリー」(パンは販売していない)もオーガニックの食材のみを使った野菜を多用した総菜が人気で丸の内にも最近進出したと聞き及ぶ。(行った事はないが・・・)

池尻氏自身も「ネイチャーごはん」というレシピ本を出されているので彼女の理念や食事に対する考え方はこちらで紹介されている。普段使いできるかなり上質なお店。電話予約して下さいね。。

堺市堺区南向陽町2-3
ランチ 11:00~15:00
カフェ 14:00~19:00

詳しくはこちら

フロレスタ キッチン コドモ洋食 / 堺東駅妙国寺前駅花田口駅

昼総合点★★★☆☆ 3.7

大阪府 堺市 カフェレストラン洋食

いきなりステーキ あべのルシアス店【大阪市 天王寺/阿倍野】

天王寺にあるルシアスビルの1階に出来た大躍進中の立ち食いステーキ店を訪問。日曜日の昼間であるが行列はなし。リーズナブルな価格で大きなステーキ肉を食べられることがウリなんだけど立って食事をするのが苦手なので今まで行かなかった。

元から席はないので席数はわからないが80名くらいは収容出来る感じ。簡素な調理場には肉をカットする人と焼く係の方がいるだけ。ホールもアルバイトの2名で運営。最初にサイドメニュー(ライス、サラダ、スープなど)とドリンクを注文して肉は「カット場」と言われる場所に行くように言われる。

肉はUSのリブロース、ヒレ、サーロイン、“本格熟成”国産サーロインの4種類。それぞれ1gあたりの値段が6円、9円、7円、10円。

ロイヤルホストのアンンガス牛を使った「サーロインステーキ」は240gで2480円なので1g換算では10.3円。こちらのお店だと同じ量で1680円で食すことができる。この日選んだのは1グラム当たり9円のヘレステーキ250g 2250円と1グラム当たり8円のアメリカ産アンガス牛サーロインステーキ250g 2000円を所望する。目分量でカットされるがけっこう正確なのにビックリする。

オーダーしたら席でしばらく待つ(席はないけど・・)そのあいだにサラダとビールが来る。サイドメニューの価格はそう安くはない。サラダのドレッシングはペッパードレッシングと、店名を表したオニオン味のいきなりドレッシングの2種類。両方とも特にどうって事はない。

しばらくして炭火で焼き上げられたステーキが運ばれる。
肉の温度を下げないようきちんと魔法瓶に入れられて保温された少し酸味のある辛口ステーキソース、エバラ系の甘口のいきなりソースの2種類のソースを使って食す。塩こしょうやワサビ、醤油、ニンニク、マスタードなどの薬味も豊富。

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サーロインは肉の旨みも充分で脂肪の量もほどよくて和牛よりも食べやすい。オーストラリア産とは格段の味の差を感じる。肉の付け合わせはコーンとガーリックチップ。扱う食材を絞り込んで調理工程を簡素化し少ない従業員でも運営出来る仕組み。

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ヒレはやわらかくてほとんど脂がなくさっぱり。少し物足りない感はあるがしょうがない。肉を焼いているところが客席から見えるのでエンターテイメント性もありとても楽しい。ピーク時の客数から計算するとこちらのお店で一日の売り上げは40万円くらいと推察。高原価との引き換えがスペース効率と回転率なのでいかに客に飽きさせずリピーターを確保出来るかが生き残りのポイントと考える。

リブロースも食べようかと思ったが次回のお楽しみ。

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*大阪城公園で乳母車に子犬を15匹乗せてリードで5匹繋いで散歩するおばさん発見。満員電車状態でした。

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-5-1
06-4393-8429

大阪市 天王寺/阿倍野 洋食

サンレモ【大阪市 天王寺/阿倍野】 【大阪市 姫松】 【大阪市 西田辺】

最近はまっている彫金教室に行ったあと、すぐ北横にある表記の喫茶グリルの店をランチで訪問。場所は阿倍野筋と南港通りの交差点南西角。

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店構えはふつうの昭和の喫茶店、店内もふかふかのクッションのあるレトロテイスト。店に流れる昭和ナンバーがいい空気感を作る。
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メニュはいろいろあるんだけど特筆すべきはそのコスパ。ここ数十年くらい値上げをしていないと聞き及ぶ。チキンカツやポークチャップが人気。フランス風かゆ600円だけは食す勇気がない。

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オムライス480円も結構人気なんだけど久しぶりにこの店以外で食したことのない「スイスライス500円」とポタージュスープ350円を所望する。

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ポタージュは牛乳がしっかり効いた普通のもの。スープの上には今年の8月31日で契約変更のために名前が変わるリッツのクラッカーがたっぷり入る。

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ほどなくスイスライス登場。トルコライスはあちこちにあるのでたまに食す機会がある。長崎県ではピラフにナポリタンスパゲティ、豚カツにドミグラスソースという組み合わせが一般的だし神戸トルコライスと言う店のはサフランライスにナポリタンに海老フライフライだった記憶があるし大阪駅前ビルの北斗星はこちらのお店のはカレーピラフに豚カツとデミソースで有名。イスラム圏では豚肉を食べないのにトルコライスとはこれいかに。

こちらのお店のトルコライスは以前食したことがあるがケチャップライスに白身魚のフライが乗ったもの。スイスライスはその派生系であろう。なんとウインナーソーセージのフライがピーマンとタマネギが入ったケチャップライスの上に目玉焼きと一緒に鎮座しハヤシライスのソースがかかったもの。

B級グルメの雄とも言えるジャンクな空気感があるがきちんと丁寧に作っておられるので私の口によく合う。サラダもついていて税込500円と言う驚愕の値付け。

食後はミックスジュース350円か最近ほとんど見かけないミルクセーキがお薦め。
イタリアンリゾートのサンレモにいるような豊かな気分に浸る平日の午後。

大阪市住吉区万代東1-1-32
06-6692-3340
営業時間:11:00〜20:00
定休日:月曜日

大阪市 天王寺/阿倍野大阪市 姫松大阪市 西田辺 洋食