仕事の帰りに本町の表記の店を久しぶりに訪問。多分35年前くらいのバブルの始まる前からあって、そのころよく通った小さな普通の居酒屋だった記憶がある。当時は周りに同じような店がいくつかあったけど今は商店街の廃墟アーケードに一軒だけ佇む。そのおどろおどろしい存在感が功を奏して連日満席と聞き及ぶ。
場所は地下鉄本町駅の7番出口出たところでハードロックカフェの裏側くらい。半分シャッターの閉じたところが入り口で魔界に続くような暗がりを50mくらい進むとその店はある。
1階は炉端を囲んでテレビを見ながら食事が出来、その横は事務机を使ったテーブル席。ここもなかなか味わい深い席である。消防法も通用しないような細いはしごのような階段を上ると2回の座敷。その奥に離れの2階と呼ばれる個室もある。今回は離れの2階で思いっきりくつろぎながら飲食をする。密会にぴったりだが味わいが深過ぎて神経質な人には無理があるかもしれない。
ビールで乾杯をしてお造り盛りあわせは関サバ、関アジ、コロダイの昆布締め。思いのほか上質なのでビックリ。メニューはすべて価格表示なし。
からすとんび(烏賊の口部分)の塩焼き、ホタテ貝柱塩焼きのイクラ乗せ、大海老塩焼きを所望。どれも焼いただけの単純な料理なんだけど素材が悪くないのでお酒がどんどん進みまくる。
お薦めの大貝醤油焼きはレモンを搾ってアサツキと一緒に食すと焼酎にぴったりの相性。
ヤングコーンも季節メニューらしい。青臭さも味のうちか。個室を見渡すと不要な置物やいつ張られたか判らんようなポスターなど・・・離島の民宿の部屋みたいな感じかな・・東南アジアの置屋か・・・
国産牛ハラミデラックスというメニューを所望するがこれはよくわからん味だった・・・
地鶏大手羽先はかなり大きな鶏だった。食べ応え満点・・・お店の方も愛想がよくていい感じ。
いろいろな茸を炒めたものも特にどおってことない味。これ以外にマストメニューとして鹿児島産肩ロース豚テキ、国産ホルモン焼き、春餅、三色稲荷、さつま揚げ天、ミートパイなど・・・皆でワイワイ行くと楽しいと思う。早めの時間に行かないと席は確保出来ないし酔っぱらいサラリーマンだらけになるのでオープンとともに入ってさっさと先に酔っぱらうという作戦が賢明。
大阪市中央区南本町3-4-9本町センター街内
06-6252-2757
営業時間:18:00〜23:00
定休日:日祝