心斎橋/四ツ橋

創作中華料理 縁(えにし) 3月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

東心斎橋にある表記のお気に入り中華料理店を友人と訪問する。三休橋通りの寂れたビルの地下に店は配置する。一見ではなかなか入りにくい店構え。バーの居抜きの店内は薄暗い間接照明のカウンター8席のみでミナミの喧騒を忘れさせる作りになっている。目の前には様々な紹興酒が並ぶ。

料理はカーテンの奥の小さなキッチンでシェフが一人で黙って作られる。どの料理もクオリティーが高く、注文してからすぐに提供されることにいつもびっくりする。メニューはレギュラーのものと黒板に旬の魚介を使ったその日のお任せが15種類くらい。どの料理も全てアラカルトでいただけるのはありがたい。客はほとんどカップル。。

最初に「蒸し鶏の葱山椒ソース掛け1500円」を所望する。普段はカルパッチョをいただくんだけど今回はスキップ。柔らかく低温調理された蒸し鶏にたっぷりのネギと山椒のソースがかけられる。このソースがかなり美味しいことに感動。。

こちらのお店に来たら紹興酒が飲みたくなる。この日は紹興酒5年熟成から15年熟成までを飲み比べをして楽しむ。

続いて「海老のふわふわ玉子チリソース煮2200円」。海老マヨにしようかといつも迷ってしまう。糸のように仕上げられたふわふわ玉子がとても不思議。チリソースの辛味も和らいでとてもマイルドな味わい。辛く味付けられた大きなエビがゴロゴロと隠れていてかなり美味しい。

口休めに「フレッシュザーサイの浅漬け胡麻油和え700円」この店のマストメニューで若い紹興酒との相性も抜群。

「牡蠣の豆豉炒め2700円」はビジュアルも美しく、ピカピカ光る大きな牡蠣が食べ応え満点。豆豉ソースも深みがあってとても美味しい。中華カテゴリーでは最高の牡蠣料理と思う。

続いての肉料理は「羊肉とクミンの炒め1900円」を所望する。羊肉も一気に高級料理に昇華する。野菜は全て油通しされていて旨味たっぷりでとても美味しい。古い紹興酒が進みまくる。。

最後に名物料理の「白子入り麻婆豆腐3300円」豆腐なのかフグの白子なのか見分けがつかないビジュアルが面白い。ベースは四川風なので麻拉がピリピリしているんだけどそれを白子のマイルドな味と深いエキスがふわっと和らげてくれる。辛さも後を引かず、すっと薄らいでいくのが面白い。この他にも食指の動くメニューばかりで気になるけどお腹いっぱいで次回に持ち越し。

こちらのお店は何をいただいても美味しいし、いつもついつい飲みすぎてしまう。
ソースへのこだわりが特に強く、普通のメニューが特に美味しい。値段は決して安くはないけど心斎橋屈指の名店です。

過去の縁はこちら

大阪市中央区東心斎橋1-18-2山本ビル B1F
06-6281-0373
定休日 日曜・祝日

大阪市 心斎橋/四ツ橋 中華料理

パスタバカ一代【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

四ツ橋にある表記のパスタ専門店を2年ぶりに訪問。四ツ橋駅一番出口から徒歩3分。すぐ前にコインパーキングあり。四ツ橋交差点から北に少し上がって東に入ったところ高速道路の下に位置する。店内はカウンターとテーブル席でカフェのような雰囲気。調理スタッフさん2名と女性のサービス担当さんが1名で切り盛り。

ランチタイムは前菜やデザートがつく色々なセットがある。

メニューはよくある定番メニューの他にシーズナルなものがいくつかある。乾麺と手打ち麺を選ぶことができ、手打ち麺もメニューごとに数種類あるのが凄い。

今日のお勧めが「トリュフと温度卵の冷製カルボナーラ3000円」「柔らか蒸し鮑とミツバのスパゲティ柚子の香り2800円」「タラの白子と春菊のカカオを練りこんだタリアテッレ蟹クリームソースのミモレット添え3000円」など食指の伸びるようなものばかり・

この日はメディアに何度も紹介されるシグニチャーメニューの「オマール海老の贅沢ペスカオーレ(イカ墨を練りこんだ手打ちのタリオリーニ)3100円」を所望する。

カウンターから調理するのを見ていると最初にオマール海老を冷蔵庫からぶつ切りにしたオマールを取り出してトマトソースとともに軽く火入れしてソースに海老の風味を移す。そのあとオマールだけを取り出してスチームコンベクションで火入れ。

湯がいたパスタを乳化させたソースに絡めて皿に盛り付ける。残ったソースを再び火入れしたオマールになじませて盛り付ける。手間暇がしっかりかかっていて感心する。

パスタのソースはしっかりとエビのエキスが効いていてとても美味しい。アメリケーヌにはないシンプルなあっさりソースにしっかり絡んだ黒いシルエットのパスタもモチモチして美味しい。パスタもご馳走になるということを実感できる逸品でした。

過去のバカ一代はこちら

大阪市西区新町1丁目2-8
11:30~15:00(L.O)
16:00~20:30(L.O)
※定休日 :不定休

大阪市 心斎橋/四ツ橋 イタリアン

ひろせ 2月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

心斎橋の畳屋町筋の表記の和食店を訪問。開店以来毎月欠かさず行く個人的にお気に入りのお店。難波・心斎橋方面の日本料理では一番美味しいと思う店。カウンター6席とテーブル2卓の小体な店だけど西心斎橋のミシュラン店「ゆうの」で修行されたご主人の喰い味とけれんのない素材感重視の仕事は、お酒をいただきながらの友人との食事というカテゴリーでは最高のレベルと思う。当然カウンター席がお勧め。

コース料理は月替わりの12000円のみ。しかしながら大阪の人気店の18000円くらいの料理に匹敵かそれ以上の内容のものが常に提供されるハイコスパ店。こだわり抜いた食材を最高級の炭を使って焼き上げる料理が秀逸。

この日記の読者さんもよく来られるらしく、多くの方が常連になられていると聞き及ぶ。女性のグループ客も多い。

最初に麦焼酎のソーダ割りに柚子の皮を入れてもらったもので乾杯する。座付はパリパリ食感の旬の「ワカサギの香草春巻き」、白和えの素が秀逸の「うるいの白和え」、走りの食材の穴子の稚魚の「のれそれの漬け」の3種盛り。

続いての刺身は大葉を射込んだ「細魚昆布締め」、甘々の「白ミル貝」、コリコリ&トロトロの厚みのある「ヒラメ」には「あん肝」が添えられる。この日、ご主人がかなりいい仕入れをしたと豪語する熊本産の「真鯵」は炙りで供される。しっかり塩を効かせて仕上げた「鯖きずし」も日本酒が進みまくる。フグ皮の煮こごりもかなり美味しい。この盛り合わせの一皿で日本酒2合は飲めそうな感じ。

蓋に梅花の象嵌の入った煮物椀は河豚の上身と卵豆腐が入る。あしらえは菜種と新わかめと生青のりが添えられる。青のりの香りがとてもいい。しんみりとした味の出汁は昆布がかなり上質なのがいただけばわかる。

蓋物は旬の上質な「ずわい蟹」をたっぷり使ったひろうす。焼いた蟹殻を使ってエキスを取った蟹味噌餡と一緒にいただく。。これも日本酒が進みまくる。

脂が乗りまくった千葉産の金目を炭火で焼きあげたもの。皮はパリパリで身はふわふわ 。。火入れの妙に敬服する。。コクのある鱈白子の餡で供される。。唐墨のおろしたものが掛けられる。

肉料理は小サシの入った和牛のランプ肉の炭焼き。こちらも火入れが完璧。表面をカリカリに仕上げて中は綺麗なロゼピンク。よく焼けたところの厚みは1mm以内という職人技。蕗の薹味噌と一緒にいただく大人の味わい。

あしらえの野菜は「こごみ」と「芽キャベツ」の炭火焼とさっぱりと炊いた丸大根。

食事は河豚の身皮と大豆の炊き込みご飯。。河豚の出汁が効いてかなり美味しい。。

甘味は酒粕味のブリュレ。。残った日本酒と一緒にいただく。。

この日も好みの日本酒を2銘柄頂戴する。ソムリエ資格を持つご主人が選ぶワインも秀逸。肉料理にワインを合わせる客も多い。何度訪問しても飽きることがない。。気取らずに本当に美味しい日本料理をいただける稀有な店。小さい店なので予約必須。ペロペロ日記を見たとお伝えください。

過去のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食