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懐石料理徳 住之江本店【大阪市 北加賀屋】

土曜日の昼に私どものお店で親戚の法事の料理を相伴させていただいた。土日はいつも満席になるので自社であっても数ヶ月前から予約が必要。社長であっても容赦がない・・・

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先付けは馬鈴薯羹(じゃがいも味を付けて裏ごして寒天で固めたもの)。上にはじゃがいもをかつら剥きにして刻んだものに煎り雲丹をパラリ。手前にはむかご(山芋の芽)の塩蒸しとほうれん草の葉。海老をつぶした餡がかかる。地味であるがしんみりとした味付けで私どもの総料理長の気合いの入った手仕事である。

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お造りは織部の皿にヨコワと剣先烏賊。ヨコワの皮の炙ったものと烏賊の上には温泉卵の黄身を添えてコクを出す工夫。

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マグロ等の赤身の苦手な私用に太刀魚の造り。皮を炙っているのでとても香ばしい。気配りに感謝。烏賊の鮮度に驚く。

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煮物椀は枝豆やあずきが入った萩糝薯。その横には月見をイメージして柔らかく炊かれた子芋。上質の松茸。ほうれん草の軸と細く刻まれた青柚子でススキをイメージ。手前の銀杏はカボチャをペーストにして白玉粉に混ぜたもの。モッチリした舌触りがとても面白い。最高級の昆布と鰹節を使用した出汁はすっきりしながらも滋味深い。

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八寸は小鉢に鯛昆布締めと紅白なます等が入った「錦秋和え」手前の器には「カマスの酒盗焼き」真ん中は柔らかく上品にあっさりと炊き込んだ「子持ち鮎」。大和芋を柔らかく炊き込んで卵黄を塗った黄身焼き。チーズを練り込んで作るチーズ豆腐。鯛の身で作る木の葉の形をした「鯛煎餅」。紅葉の形をしたさつま芋煎餅。柿を模したサーモン寿司など。どれも手のかかったいい仕事でかなり美味しい

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いまやお店の名物となっている但馬牛を使用した和風ローストビーフ。赤身肉だけど小さくサシが入っていて噛み締めるとジュワッと脂の甘さが口いっぱいに広がる。醤油ベースのタレにつけて低温で蒸し焼きにするために柔らかくてとても美味しい。

白いソースは豆腐を裏ごしして調味したものに柴漬けを隠し味に入れたもの。あっさりしながらも酸味があって肉と一緒に頂くととても深い味わいとなる。

あしらえは白茄子を昆布〆にしたもの。サッパリしてとても美味しい。外国種のカボチャのバターナッツをしんみりと味を付けたもの。蓮根を真っ白に炊き上げたもの。どれもがいい仕事である。

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最後は天ぷら。揚げ物はあまり出さないが大振りの大きな車海老が入荷したときは出すようにしている。生きている海老を使用しているので甘くてプリプリでとても美味しい。長芋と真菰竹、青唐とともに天つゆで頂く。

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〆のご飯は占地とホタテ貝柱が入った炊き込み御飯。土鍋で炊かれるのでかなり美味しい。田舎味噌仕立てのみそ汁は浅利が入る。

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デセールは果物盛り合わせ。軽く炊かれた梨、キウイ、巨峰、マスカット、ブルーベリー、木苺、柘榴の盛り合わせ。上には透明のゼリーがかかる。

これで税別5000円なり。もっと食材を上質にした7000円、10000円のコースもあります。こちらのお店は完全予約制。。。昼のお手軽なランチは予約不要。。お得なのでいつも満席です・・

大阪市住之江区東加賀屋3−15−9
06−6683−0045

完全予約制 ホームページはこちら

大阪市 北加賀屋 和食

オーションビューⅡ【大阪市 南港/天保山】

天保山にあるいわずとしれたオムライスの老舗を訪問したところ廃業とのこと。昭和24年の創業とあって昔ながらの食堂のような店内に黒電話やコカコーラの赤い冷蔵庫、昔の名残りの大蔵省認可の外貨changerのカウンターなど昭和の雰囲気がいっぱいだった。

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看板料理のオムライスはオーセンティックなハムと玉ねぎの入ったクラシカルスタイル。 普通盛りでもかなりでかい。。大盛りと特大(通称まくら)があった。。付け合せにはじゃがいもの食感がしっかりと残ったポテトサラダと千切りキャベツの酢漬けが少量ついていてそれがとても美味しかった記憶がある。

閉まった店舗のシャッターに新しい店の案内がついていたのでそこを尋ねて訪問。

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中央大通りから海遊館向かう途中に店はあるけど今風の洒落たファザード。券売機で先にお金を支払うシステム。カウンタ−席が10とテーブル席が8の小さなお店。1号店にはないデミソースのかかる半熟オムライス800円や海老フライや一口カツとのコンビ、カレーなどもある。オムライスと海老フライのコンビ950円を所望する。

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最初に出てきたスープは凡庸。単品だと150円.価格は総じて良心的。

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小指ほどの小さな海老フライがついたオムライスが登場。1号店ではケチャップはオプションだけどこちらは最初から掛けられている。卵はふわふわで美味しいんだけど中のハムライスも1号店とは全く商品というか料理のスタイルと味が異なっていたのには驚いた。

多分、なんばにある「ニューとん助本舗」のように名前だけを借りて別の会社が運営しているのであろう。海老フライもカラッと揚がっていて思ったよりも美味しいのだけど昔の店舗の郷愁のような深い味わいは全く感じなかった。すべて万人向けの控えめな感じで面白くない・・でも時代の流れで仕方がないか・・・

年季の入った恰幅のいいコックさんが一生懸命フライパンを振ってテキパキ女性スタッフが目配りしながら大きなオムライスを運ぶ・・そんな光景が懐かしい。。

昔のお店でよく頂いたリンゴを隠し味にした超甘いドレッシングのかかったメキシコサラダをもう一度食べてみたい・・・

港区海岸通り1−1

大阪市 南港/天保山 洋食レストラン

もちや【大阪市 北畠】 【大阪市 帝塚山】 【大阪市 西田辺】

阿倍野筋の播磨町交差点北西、スーパー玉出の道路を挟んで向かいにある餅専門カフェ。1階はテイクアウトの店で2階が古民家風のカフェスペースとなっている。

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滋賀県産の羽二重餅米を使用し、杵突きで仕上げているらしい。
メニューは以下のとおり
・コーヒー(ホット、アイス) 350円
・紅茶(ホット、アイス) 350円
・カフェオレ(ホット) 380円
・ウーロン茶(アイス) 400円
・オレンジジュース(100%) 400円
・カルピス(ホット、アイス) 400円
・ペリエ 400円
・鉄観音烏龍茶(ホット) 450円 (ポットです。)
・ジャスミン茶(ホット) 400円 (ポットです。)
・白茶(ホット) 480円 (ポットです。)
・シフォンセット 上記のお飲み物 + 250円
・ぜんざい (昆布茶付) 600円
・雑煮 (昆布茶付) 680円
・おばあちゃん家のお餅(砂糖醤油) 500円

これプラス日替わりのお餅がいろいろ楽しめるようになっている。

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まずはおばあちゃん家のお餅(砂糖醤油) 500円を所望する。

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醤油とあんこは餅につけていただくもの。朱塗りの容器にはお湯が張ってあり焼き餅を浸して側を柔らかくして食べるためのものらしい。これは始めての体験。確かに食べやすいし餅の味がよくわかるような気がする。

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飲み物は白茶を所望する。耐熱ガラスの器で茶葉が笹の葉のようにゆらゆらと揺れる様子を見ると心が落ち着く。他の中国茶のようにフレーバーは強くなく自然な甘い香と喉に広がる甘味を楽しむ。見た目も味もとても上質。悪い中国茶にありがちな渋みは全くない。昔から夏バテにも良いといわれるのでちょうどいい。

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続いてきな粉餅を所望する。きな粉だけだと味がないのであんこをつけて楽しむ。あっという間に3個食べてしまった。うぐいす餅も食べたかったけど次回のお楽しみにする。

大阪市阿倍野区万代1-6-1
06-7163-6100

もちや和菓子 / 姫松駅北畠駅帝塚山三丁目駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0

大阪市 北畠大阪市 帝塚山大阪市 西田辺 カフェ