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yokoストーリー【大阪市 天神橋筋六丁目】

天神橋にある弊社支店を視察後表記の店で昼食をとる。天六交差点を北に上がって天八の手前を東に入ったところに位置する。私が訪問した前日に開店したばかりだそうで店主の美しいyokoさんとそのお母さんや親戚らしき人からかなり大層なお迎えを受ける。

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多分ネット関連の掲載は私が初めてであろう。テイクアウトにも力を入れていて韓国総菜やお弁当、チヂミなどを販売する。色々なメニューがあってそれに副菜とご飯をつけるとプラス200円というわかりやすい値付け。すべて低価格なのが嬉しい・・・

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この日は日替わりのランチ650円を所望する。この日は豚キムチ定食なり。お店は店主のyokoさんともう一人の方でキッチン・ホール担当らしい。

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豚キムチは白磁の器で登場。お箸が本格的なのが嬉しい。

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店内には大きなテレビで女性K−POPが流れしばし見とれる。Four Ladies 「Move」が激し過ぎてビックリ・・Rainbow Blaxx「Cha Cha」、EXID「UP&DOWN」も良かったな。どっちでもいい話だが個人的にはKARAのギュリが好き。

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Yokoさんからチヂミ300円を薦められたので所望する。大きな鉄板で丁寧に焼いていただける。

 

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出てきた海鮮チヂミ。。特にどおってことない味だけど普通に美味しく頂いた。夜も営業しているのでサンゲタンやチゲ鍋などをマッコリと一緒にいただくのもいいかも知れない。。

北区長柄西1−14−5

大阪市 天神橋筋六丁目 韓国料理

ふく吉 12月【大阪市 梅田/JR大阪】 【大阪市 西天満】

週末に西天満の表記の寿司店を訪問。アメリカ領事館の裏の老松通りを北に入った場所に位置する。使い勝手の良さと突き抜け感のある美味しさに定期的に訪問する。新地の名店「平野」から独立された34歳のご主人の福田氏の目利きの効いた仕入れ食材のこだわり、丁寧なる仕事にカウンタ−8席だけの店は最近なかなか予約がとれない。いわゆる新進の高級店。しかしながらご主人の謙虚な人柄のおかげで敷居の高さを感じさせない・・・今年で開店3年目と言っておられた。

界隈には支払い時に割高感を感じてしまう乾山系のニューオータニ出身の「鮨 林田」や撮影禁止で堅苦しい空気の中でいただく「鮨ろく」、ミシュラン1星の全6席の創作系の超人気店「鮨 美菜月」などの高級寿司店の立ち並ぶ激戦区。しかしこちらの店が一番のお気に入りでいい寿司をゆっくり食べたいときに重宝する。

真っ白けの白木のカウンターは毎日磨き砂で磨いてヘチマでこすって最後に牛乳で仕上げると以前聞いたことがある。すべすべのカウンタ−に思わずほおずりしそうになる。この日はいつものように何もかもお任せコースを所望。

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ワインセラーから適当な金額のシャンパンを選んでアテはすべて泡で食す。ワインの取り揃えも素晴しい。ルイロデレール クリスタルがあるのはさすが・・・(5万円くらいと推察される・・)

・生湯葉と柿なますの上に 柿のソースがのったもの
・葱を鋳込んだカワハギと昆布のようなアミノ酸がしっかり感じられる明石産の鯛
・鳥取産希少種蟹(これがかなり美味しい)の入った茶碗蒸し
・活あまごの塩焼きに 零余子(山芋の蔓)と銀杏を添えたもの
・外子も美味しいセコ蟹(ズワイ蟹の雌)の酢の物

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・タラ白子を昆布醤油で焼いたもの
・豆腐の味噌漬け
・舞茸と菊菜 木の芽と大根おろしの餡掛け
・鰆と山芋のすりおろしを湯葉で巻いたものとブラウンマッシュルームと花カリフラワーの煮物椀。

特段変わった食材や調理法は用いない。白子の醤油焼きもどこにもある料理だけどどこよりも美味しい。ここでいつも注文する辛口のどっしりした濃醇タイプの石川県産の「宗玄」の純米吟醸を所望。甘味も感じるがそのあと軽い酸味が広がる。

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ここから寿司が始まる
・平目昆布締め
・あおり烏賊
・青柳(小柱)の漬け
・軽く締めた鯵
・巨大サイズのレアに湯がかれたあまあまのシラサエビ

宮崎の都城出身のご主人の接客もとてもいい。気配り目配りも抜群で常に先回りしたサービスには敬服する。

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身と皮の間の脂がめちゃめちゃ美味しい煮穴子は塩と甘たれで供される。平野のレシピと同じく熊笹に挟んで焼いて供される。多田、清水、金城の平野の御弟子さんの店ではほとんど同じスタイルで出るがこの店のものが一番美味しいと個人的に思う。

香り高い赤貝、新物のイクラ、〆のかんぴょう巻と玉子焼きでお腹いっぱい。この日も大満足でした。

大阪市北区西天満4丁目11番8号
06-6809-4696

大阪市 梅田/JR大阪大阪市 西天満 寿司

月泉【大阪市 西天満】

周りの友人の皆が絶賛する西天満に最近出来た新進の中華料理店を訪問。北浜からライオン橋を渡ってすぐのユニッソン デ クールのすぐそばに位置する。白い壁が特徴的でクラッシックな内装や調度品はカジュアルだけど落ち着いた上質感を持つ。シェフの手元が見えるカウンタ−7席とテーブル12席で構成。店の真ん中には骨董の中国のローボードキャビネットと趣味のいいシャンデリア。

2015-12-10 19.17.01

お任せでコース仕立てで提供いただく。最初はビールで乾杯してセラーからシャルドネのしっかりと樽香の効いた濃いものをシェフ自らセレクトしていただく。ワインの値付けもかなり良心的。

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ビールとともに前菜6種が銘々皿で提供される。どれもが界隈にある中華料理の前菜とは全く異なり一線を画す食指が伸びるものばかり。これが並んだ瞬間に心を掴まれる。

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よだれ鶏(中国では「口水鶏」)15種以上の食材で作ったソースがかかりこれが骨付き蒸し鶏と最高の相性を見せる。 沖縄産の香菜も柔らかくてクセがなくてとても美味しい。東南アジアで頂くものとは全く異なるもの。

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水ダコと茗荷の花山椒とネギのソース。これも驚きの美味しさ。。。これに近いものは空心で頂いたことがあるがそれ以外では全くない。

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徳島産つぶ貝 ピーナツオイル和えは貝のクセや苦味を殺すため、敢えて苦味あるソースを絡めているとのこと。味わいは言わずもがな。

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口に入れると綺麗に溶ける魔法を使った「フランス産のガチョウのフォアグラ 」 飴炊きナッツ添え。表現する言葉がすべて陳腐に思えるほの感動的な美味しさでワインとドンピシャ。。。この料理は横の客に出していなかったのでそれとなく聞くと「選んでいただいたワインのマリアージュを考えて少し献立を変えている」「自分がそうしてもらったら嬉しいので・・」とのこと。これにはかなり感動した。

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脂がのりまくった鰤をお茶を使って瞬間薫製してぴりっと辛い紹興酒のソースを加えたもの。かなりふくよかな味。添えられたルッコラも柔らかくてとても美味しい。

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ピータンをこんがり焼いたものに静岡産生海苔のソースをかけたものも初めての味わい。すべての前菜が期待を上回るものばかりで前菜を頂いただけでノックダウン状態になる。イタリアンやフレンチの技法も使いながらスチームオーブンなどの最新の機械を駆使し、修行された空心の仕事をベースに食材や香辛料の相性や出会いを考えて今までの中華料理の枠を超えたものばかりである。

2015-12-10 19.47.01

接遇はシェフの奥さんとそのお姉さん。ピンぼけ気味の見習いコックさんも味があっていい。料理はお任せ料理(5000円から)で 好み、食事量、食材を聞いてフレキシブルに組み立てて頂けるとおっしゃっていた。

2015-12-10 19.21.40

次の温菜はカリッと揚げられた蓮根餅。辛子も練り込まれていてぴりっとした味わい。上には駿河湾の桜エビとパクチーの茎の和え物がのる。これも白ワインに合わせて作っていただいたものらしい。美味し過ぎて声もでない状態。。

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台湾産のA菜(油麦菜)と豆苗の熱々のお浸し。豆苗を少し入れることで味に変化がある。

さっと炒め紹興酒とニンニクを効かせたスープに浸す。炒め物ではなく温かいお浸しと言う位置づけと言っておられた。空芯菜よりも柔らかくて香りもよく独特の味わいがある。

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殻付き海老の唐揚げにアヒルの塩卵の卵黄を叩いてトリュフオイルで和えたソースを掛けてから黒胡椒を纏わせたもの。これも特別料理と言っておられた。確かに横の客はエビチリであった。旨みが前に出てオイル感と塩加減も良くてワインとの相性も素晴しいものがあった・・・

ここで甕出しの紹興酒をいただく。常温で細かく刻んだ針生姜を入れていただくのが好みなんだけど忙しい中でもちゃんとリクエストに応えていただいたのは嬉しかった。

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こちらのお店のスペシャリティーの酢豚は巨大なトロトロに煮込まれた豚肉をカリカリ・サクサクに揚げたもので

付け合わせの玉ねぎは低温で2時間焼き込んだんだものと言っていた。シンプルな付け合わせだけどこの酢豚の付け合わせとしたら唯一無二のものである。艶のある褐色のエロチックなソースが特徴的。コクが深くてとても濃く、甘みと少しの酸味が合わさった粘度の高いソースとカリカリトロトロの豚肉と紹興酒のマリアージュは何ものにも代え難い感動があった。

基本がしっかりしているなかでの奇をてらわない創造性は現代版の琳派と錯覚させるものがある。

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ソースがもったいないんで蒸しパン(花巻)をいただいていただく。

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満席状態の中シェフから白子はお好きですかと尋ねられ「Oui」と答えると四川風麻婆豆腐 焼き白子乗せが登場。空心で頂いたことのある食味で香りが立つラー油と花山椒がしっかり効いてピリピリと口が痺れる感がある。 辣油は、辛味よりも香りのほうが強く、
そこに花椒の痺れ。もちろん、白ご飯とともにわず白ごはんを所望して一緒に頂く。

炒飯か麺を薦められたがお腹いっぱいでギブアップ。

2015-12-10 21.43.09

デザートは胡麻団子(手作り黒胡麻の餡)柚子風味の杏仁豆腐。どちらも秀逸なり。

高級すぎずしかしながら上質な中華料理がいただけるこちらの店は私的には最近のスマッシュヒット。毎月訪問したい個性的な店が又できたと喜んで帰る。

大阪市北区西天満1-6-4
06-6366-0055
17:30~21:30LO
日曜休み

月泉中華料理 / なにわ橋駅北浜駅南森町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 西天満 中華料理