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桜富士山【大阪市 住吉大社】

最近はまりまくっている表記のインド料理のお店を貸し切りにさせていただいて仲間と「桜富士山に登る会」をする。親父世代8人で店主お任せのコースを設えていただき訪問する。

まずは良く冷えたサッポロ赤星で乾杯する。日本で最も古いブランドのビールであることは周知の事実。独特の苦味がいい暑気払いとなる。

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パパドと呼ばれる豆の粉を煎餅状に焼き上げたもの。

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蓮根と茄子のアチャール。酸味の効いたマサラの加減が絶妙。

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明石産の蛸を使ったマサラたこぶつは青とんが震える辛さを醸し出す。これに合うお酒は店名を冠する「桜富士サワー」さっぱりした梅紫蘇風味なんだけどバイスをキンミヤ焼酎で割ったもの。店主はこれを住吉のピンドンと呼ぶ。焼酎だけお替わりも出来ます・・・

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低温調理で仕上げるマサラ砂ずりは驚くような柔らかさ。美味し過ぎて参加者みんなビックリシマクラチエコ状態。

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マサラとパクチーがたっぷり添えられた名物のパクチービアはアテが要らないくらい美味しい。南インドのお番菜はどれもがあっさりしてとても食べやすい。

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チーズクルチャはキンミヤのレモン酎ハイと合わせる。店主が自身でブレンドされるチーズも美味しいし包んでいる生地も軽くてビックリするくらい美味しい。

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海老とココナッツのサラダ。ココナッツの食感がとてもいい。カレーリーフの風味やいろんなマサラが混ざって全く食べ飽きない。どの料理も味が単に足し込まれているのでなくかけ算になって想像もつかない味となって提供される。

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ひよこ豆のサラダもあっさりした仕上がりなんだけどいい味がついて全く食べ飽きることがない。

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2番目のクルチャはチーズと生ハムが入ったもの。。これもお酒が進みまくる・・・
「店内におけるすべての写真お断り」なんだけど他に客がいないということと食べログには掲載しないという約束で写真の許可をいただく。

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ラム肉を使用した激辛肉味噌はかなりスパイシー。トマトの酸味とパクチーの風味も加わって辛くて甘くて酸っぱくてほろ苦く、ラム肉の美味しさも最大限に発揮された佳品。

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ピンぼけだけど鶏肉を揚げたものをマサラで味つけしたもの。中味に厚みを感じる史上最強の唐揚げ。

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浅利のマサラ炒め貝のええ出汁が出て美味し過ぎて目玉が飛び出しそうになる。香味が一体となった爽やかな風味。

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3度目のクルチャはゴルゴンゾーラピカンテと無花果の入ったスペシャルエディション。蜂蜜の香りもする愛情溢れんばかりの味。

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〆のカレーをいただくためにご飯登場。バマスティ−ではないと思うが長粒米。強い癖もなくとても食べやすい。

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看板商品のブラックペッパル登場。パンチの効いた様々なブラックペッパーをはじめとするスパイスが脳を刺激する。しかし尖った辛さではなく複雑でしみじみと優しい味わい。

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秋刀魚を使ったさらさらのプルスはカレーリーフとココナッツの香り。後味がとてもさわやか。

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海老の入ったジンガーバターマサラ。ココナッツミルクが入った甘口でギーとアジョワンが香るこってりトマトクリーム。これぞまさに愛の味。

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〆はラッサムスープでトマトの酸味が鼻に抜ける。カレー通の友人は手で食していた。スパイスのせいかお酒が進みまくる。お腹いっぱいになっているはずなんだけど満腹中枢神経が麻痺してもっともっと食べたい欲求にかられてしまう。

皆で集合写真を撮って早めのお開きとなる。住宅街にあるので声を殺して退室する。この店で提供される食事はすべて愛情という魔法のスパイスがかかる。そのスパイスの恩恵を受けるために食する方も店主が最大限のパフォーマンスを発揮出来る協力を必要とする。

お店は6席の座敷のみなので電話で確認することをすすめる。近未来には訪問出来ない人気店になる事は必至である。

以下店主の玉井氏(美しい女性です)のブログより引用

うちは
一流になりたいから
一流の店で修行して技術を得た
現地で実際に見て学んできた
血と涙を流して体得した確かなもの
自分の芯にある揺るぎない自信
まだまだ大阪にないぎょうさんの
美味しいスパイス料理がある
それを伝えるために桜富士山はある
ただのカレー屋ではなく
知らない美味しさの感動を
私にしか出来ないことを
桜富士山の料理は
スパイスカレーではありません
ちょう本格スパイス料理です
桜富士山には
基準のわからない評価も
美しく撮られた写真も
必要ありません
心地よい空間で心を解放して
美味しいごはんを食べてください
皆様のお越しを
お待ちしております

 

これを見るといつも元気が出る。

過去の桜富士山はこちら

大阪市住吉区住吉2-11-6
電話: 06-7181-1467

大阪市 住吉大社 インド料理カレーライス

一半【大阪市 難波】

表記の千日前の老舗寿司店を訪問。真っ白の麻の暖簾を潜るとピカピカに磨き上げられたカウンタ−が見える。席について冷たいビールを所望。子供の頃に何度か父親に連れてきてもらった記憶がある超高級店。昔は吉本の芸人がこの店の暖簾を潜ることが出来れば一人前になった証しと言われたものである。

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蛸をアテでいただく。産地は聞かなかったけど味の濃いしっかりとしたものであることは食せば判る。こちらのお店は約50年前に創業。お店は古いけど掃除がしっかりと行き届いていて凛とした空気が店の中に満ちあふれている。「英ちゃん福寿司」や「福喜寿司」に似た感じであろうか。

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しっかりと〆た鯵は日本酒とドンピシャ。菊正宗の醸造を常温でいただく。こういう店ではこういったお酒が良く合う。濃いめの醤油を刷毛で寿司に直接塗るスタイルも今となっては珍しい。

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これもしっかりと締められた鰯。こういったものも大阪の寿司らしくて大好き。日本酒が進みまくる。

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タイラギ貝も大好物。寿司の酢飯はホンノリ温かくて柔らかい大阪風。こういった店でも緊張しなくて逆に落ち着いてゆっくりと寿司とお酒を楽しむことが出来る。年を重ねたことを実感。こぼれイクラとか穴子一本巻とかバランスの悪い大きなネタも嫌いだしこれ見よがしなアテばかりでてくる店も嫌い。

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車エビも普通に美味しい。ご主人は力も入らず普通の上質なネタを丁寧に提供。要らない会話もなくて気の効いたこともあまりない。しかし大人にはそれがいい。判る客だけでいいという信念に共感出来る。食べログ等でこれ見よがしな避難を見ると腹がたつ。

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穴子も普通においしい。見た目もかなり美しい。柔らかく煮込みまくればいいというものではなく素材の味を残しながら丁寧に蒸し煮にする手技はさすがである。

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此方の店のスペシャリティーの鯛は熟れた感じもありこの時期では最高のものと思われる。最近美味しくなったと言われる養殖鯛とは味わいが全く異なる。

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最後は蛸の頭を握っていただいてフィニッシュ。このままワインをいただきに近くの店に行く。。
大阪市中央区難波千日前3−17

一半寿司 / 近鉄日本橋駅日本橋駅難波駅(南海)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 難波 寿司

ラ・フェット ひらまつ 9月【大阪市 肥後橋】

肥後橋のフェスティバルホールにある表記のグランメゾンで芸術鑑賞の余韻を持って会食。こちらは個室を含めいろいろなダイニングがあってプライベートの使用からグループの会食まで使い道はいろいろ。1フロアすべてがお店なのでトイレに行くといつも迷子になる。コース料理もリーズナブルなものもあって様々な客層に対応出来る。プライベートでは訪問するたびに席を替えてくれる気遣いが嬉しい。

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アミューズはいつも出てくるチーズを練り込んだお菓子。サワークリームとの相性もとてもいい。普段予約から当日の接遇まで担当いただいているセルヴァーズのキレキレの動きとウイットに富む会話が食事を更に美味しくしてくれる。苦手な食材から好みのお酒までメールでやり取りが出来るのが嬉しい

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乾杯はひらまつおなじみデラモット。サロンのセカンドだけどこちらのレストラン用に加糖なしで特別に作っていただいていると言っていた。最後までいただいても飲み飽きない。セルバーズの初々しいうんちくを聞くのがいつもの楽しみ。

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コースの扉は雲丹のフランに青さ海苔をゼラチンで固めたものを載せたもの。茶碗蒸しのような感じだけど火入れが残念・・・

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ムール貝のファルシはエシャロットやニンニク、ハーブを混ぜてグラタン状に焼いたものに泡のソースがかかる。特にどうって事はない・・・

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柔らかく火入れされたアワビとセップ茸に軽いブルギニオンソースを掛けたものとアーティチョークにパリグーソースをかけたもの。アーティーチョークの独特の酸味が動物性のソースによく合う。パンはフランスから冷凍で空輸。パスパスして口に合わないがエレシバターと一緒だと許容範囲。    2016-09-04 12.34.53

名物のフォワグラ料理。下には丸茄子が敷かれている。この組み合わせとソースは完璧。日本人なら誰でも美味しいと思える佳品。

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オマール海老はジロール茸を添えてソーテルヌワインで蒸し煮にしたもの。ブルーブランのソースもかなり研ぎすまされた味。ブルターニュ産か北米産かは比べないと見分けがつかなかったがプリプリシコシコで美味しくて一気に食べてしまう。

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鱧のフリットは火入れが残念。身が薄いのと骨切りしているため難しい。フルーツトマトとリュバーブのジャムが添えられる。リュバーブは北欧の植物で例えると日本のすかんぽのようなものであろうか。ジャムの味は梅肉に甘味を足したような感じ。

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ワインで作ったグラニテ。。これも特にどおってことはない。。

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ツムラ本店の河内鴨の炭火焼。これは焼き鳥屋の世界か・・・しかしながら身質は柔かでサクサクしてかなり美味しい。クラッシックな赤ワインのソースもワンランク上の出来映え。うっとりするようなメインディッシュにはソムリエお任せのボルドーのしっかりしたものを合わせる。

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ワインが残ったのでフロマージュをウオッシュと青カビの2種類所望。

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お茶の香りのマカロンは始めて食べた・・・

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メインのデセールが出て最後に追い討ちをかけるマカロン攻撃。夏の終わりのフレンチはお腹いっぱいになりました。ごちそうさまでした・・・

ラ・フェット ひらまつフレンチ / 渡辺橋駅肥後橋駅大江橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 肥後橋 フレンチ