お店ジャンル

オーベルジュ・ド・プレザンス 桜井

奈良県桜井の桜井市にある表記のレストランひらまつグループのお店を日曜日に訪問する。桜井駅からタクシーで約10分。田んぼの真ん中にある県の農業大学を併設した施設にある。オーベルジュなんだけどランチタイムは宿泊者以外でも利用できる。女性グループや家族連れを中心にこの日も満席。

食事内容は大和野菜をはじめ奈良の食材を使用したフランス料理。今回は5000円(税・サ別)のコースを所望する。

食前酒はひらまつでお馴染みの加糖していないオリジナルシャンパーニュの「デラモット(グラス2000円)」を頂く。

「御吉野の山の白雪積もるらし」という題のおつまみからスタート。イカ墨を練りこんだライスコロッケ、竹墨が入ったプチシュー、ピスタチオをキャラメリゼしたもの、ヨモギのパンのサンドイッチなど。シャンパンと一緒に美味しくいただく。。

野菜畑に見立てた宇陀ゴボウと人参のコルネ。ゴボウには生ハムが人参にはロブスターが中に入る。

目の前でサイフォンを使って仕上げるのはゴボウのスープ。

ベースのコンソメが美味しいのとなんとも言えない独特の土の風味とコクを感じる。

真鯛をバローバン(パイ包み)仕立てしたものにあさりのクリームスープを流したもの。墨を練りこんだパンとそうめんが飾られる。あしらいは十津川産のきのことトランペット茸。スープが美味しすぎて一滴残らずパンにつけていただく。

自家製パンとエシレバター。。。ダイエット中なんだけどついパンを食べ過ぎてしまう。。

廉価なピノ・ノワールなんだけどソムリエールが選んでくれたもので驚くほど美味しかった。

ヤマトポークと倭鴨のコンフィ、大和当帰という漢方植物の葉を練りこんだソーセージをポトフ仕立てにしたもの。それぞれの食材が美味しいのはもとよりポトフスープの突き抜けた美味しさにびっくり。

オプションのフロマージュは甘めのワインと一緒に・・・

デセールはパンプリン仕立てのタルトタタンとアッサムティーのソルベ。。

きな粉のトリュフチョコと桜のマカロン、塩キャラメルの焼き菓子。。。

天気が良かったのでテラスに出ていただきました。。
随所にワンランク上のセンスと奈良への愛を感じる、素晴らしいコースに堪能する。

ここから飛鳥までタクシーで出てレンタル電動サイクルで寺社仏閣巡り。

最後は橿原神宮にお参りをして終了。

夜は私が経営する奈良食堂

日曜日だったので早い時間から満席でした。。

農園サラダラージ900円は地元産の野菜がたっぷり。オリーブオイルで食べる自家製冷奴380円。熟成アボガドのオイルソース380円。。

奈良産牛のステーキ1350円は赤身の肉がとても美味しい。

締めはたっぷり半熟卵の入ったサンドイッチ780円。。驚くほど美味しかった・・・

前回のオーベルジュプレサンス桜井の訪問はこちら

奈良県桜井市大字高家 2217 番
0744-49-0880 レストラン予約 0744-49-0770

フレンチ 奈良県

ひろせ3月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

東心斎橋にある毎月献立が変わるたびに訪問する表記の和食店を友人と訪問。
創業以来8000円のコース料理一本勝負。ミシュラン店の西心斎橋「ゆうの」から独立されたソムリエの資格も持つ店主が仕入れる美味しい生原酒も楽しみの一つ。
新地の半額のイメージでコスパ抜群な上に気合いを入れた献立と調理にいつも「美味しいなぁ〜」と感心する。

お店はご主人の一人仕事なんだけど手際もいいので全くストレスはない。
店内はカウンタ−6席と4人掛けのテーブル2つのみ。この日も満席なんだけどカウンターでご主人と会話を楽しみながらいい時間を過ごす。。

ビールで乾杯の後はまずは暖かい生海苔の入ったすり流し。具は卵豆腐と湯葉で冷えたお腹を温める。

宮古島ゼンマイとグリーンアスパラ、スナップエンドウ、蕾菜、芽キャベツなどの早春の野菜を胡麻ソースでいただく趣向。身体から毒が抜けそうな美味しさ。

この日のお造りは7種盛り・・・・ノレソレ(アナゴの稚魚)をポン酢で和えたもの皮目を炙ったカマス、軽く火入れしたほっき貝には貝のワタのソース、ほぼ生の飯蛸、河豚の唐墨和え、大葉を射込んだ春日鯛、ヒラメ・・・どれも美味しすぎて言葉を失う。。

このお造りには純米吟醸の生酒の戊戌を合わせる。上品な香りと生酒ならではのしっかりとした味わいと膨らみを刺身と一緒に楽しむ。

焼き魚には味わいにパンチと変化のある山廃純米の「責め」をお勧めいただく。

煮物椀は若ゴボウを使ったひろうす・・・出汁の美味しさが秀逸なり

レアに焼き上げた鰆を蕗味噌と一緒にいただくという春を感じさせる逸品。あしらえはホワイトアスパラガスとそら豆。

福岡産の筍と若布の炊き合わせ。しんみりとした塩梅がお見事。

赤貝のぬた和えはうるい、ひろっこ(秋田産のあさつきの新芽、手のしこんにゃくが添えられる。

肉料理は白金豚のソテーを行者ニンニクのソースで・・・黒人参と黄色人参を添えて。

食事は白米の上に蕗とホタルイカを叩いたもの。これが美味しすぎて再び日本酒が欲しくなる味。

デセールはほうじ茶のシャーベットに黒ごまのクリームを合わせたものでとてもさっぱり。この日も最後まで隙がなく早春の素材をふんだんに使った美味しさの連鎖が続きました。店主の手業が見えるカウンターがお勧めです。次回は4月3日に訪問します。

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00
過去のひろせはこちら

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食

ふく吉【大阪市 西天満】

西天満のアメリカ領事館側にある表記の寿司店を訪問。名門北新地「平野」出身のご主人は寿司の美味しさもさながら京都つるやで勉強した一品料理の美味しさも群を抜く。

謙虚な人柄もあってお店はいつも満席状態。

先付けはヒラスズキと水菜のお浸しから。お作りは脂のりまくりの明石の鯛に肝を巻いたカワハギ、富山のドロエビと続く。まさに旬真っ只中の取り合わせ。

続いて穴子の稚魚の「のれそれ」とうずら卵を温泉たまごにしたものを合わせたものを酸味のあるタレでいただく。まさに早春の味わい。

千葉産の太刀魚は小ぶりだけど脂が乗りまくって驚く美味しさ。せりの和え物も秀逸。

毛ガニと蕨の和え物、鯛の子を薄味で炊き上げたもの、クリームチーズの味噌漬けと奈良漬と金柑を合わせたものは日本酒が進みまくって困りまくる。

煮物椀は豆腐真薯とマナガツオ大根と柚子の花の品の良い取り合わせ。出しの塩梅も完璧なり。。

握りの扉は脂が乗りまくった平目から。続いて鱚、和歌山産の鯵、皮をあぶると脂が弾けて焼肉のような味がした金目鯛と続く。寿司に合ったお酒も出していただき大満足。剣先烏賊、昆布で締めた白魚と続く。

大きなサイズの赤足海老は味噌が甘々。トロの代わりに出していただいた赤貝もコリコリで肉厚。平野譲りの穴子は塩と煮詰めの2種。タイラギ貝を追加して玉子とかんぴょう巻きでフィニッシュ。何をいただいても最高の食材を使用される潔さに感服。

帰りはお店の方全員でお見送りいただきました。

過去のふく吉はこちら
大阪市北区西天満4丁目11番8号
営業時間:17時〜23時
Tel:06-6809-469

大阪市 西天満 寿司