大阪市

鉄板料理とシャンパーニュワインのお店 赤白【大阪市 梅田/JR大阪】

11月にチョイ飲みで友人に連れて行ってもらった表記の店を再度訪問。近くにあるルクアのフレンチおでんの本店は休日や時分時は大体1時間待ちとのこと。

こちらはフレンチお好み&イタリアン焼そばがメインという尖った業態の新しいお店。客層はほとんど女性客の2人連れ。すべてカウンタ−なので一人飲みにもいい。

41席のすべてのカウンターに保温用の鉄板が作り付けられて厨房内の鉄板で調理されたものがここに置かれる趣向。

グラスワインの種類も多く430円から高いもので720円。ボトルワインも2400円からというこなれ過ぎの価格設定。デザートワインも豊富に揃う。ワイン以外はビールのみ。この値付けはチェーンストア理論にも基づく繁盛店セオリー。

最初はシャンパーニュのギ・チボー ブリュット グランクリュ740円。普通に美味しい。この後は赤ワインを6種類いただいた。低価格のものなので特別どうってことはないけど悪くはない。この味と価格のバランスの良さがプロの経営。見習わなければならないと痛感する。

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前回訪問時に売り切れでいただけなかった「フォアグラプリン」390円。ポーションは少ないが味が濃いので充分。フィノシェリーがかかってトリュフが添えられる。

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前回もいただいたフォワグラのオムレツ370円はトリュフの香りが漂う。柔らかいふわふわ玉子で包まれたフォワグラは丁寧に焼き込まれていてワインによく合う。

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明石タコのブルゴーニュソースはどういうわけか緑色。バケットもいただいてソースも残さずいただいた。

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和牛 A5ランク サーロイン999円は2切れだけだけど脂がたっぷりでとても柔らかい。女性にはこれくらいのポーションで充分なのであろう。

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焼きそばの創作系で「ロンバルディア930円」前回は「シチリア」という濃厚な海老ソースがかかったものをいただいた。こちらは極太の麺にゴルゴンゾーラソースがたっぷりかかる。自家製パンチェッタの塩加減とチーズに赤ワインがすすみまくる。一見焼うどんのようだけどかなりおしゃれに出来上がっている。

「料理が美味しいかではなくどれだけ客が喜んでいるか」という飲食業の命題にずばり切り込んでいる。客がみんな幸せな様子でワインを飲んでいるのが印象的。予約は不可なので早い時間の訪問がお薦め。

大阪市北区芝田1-1-3 阪急三番街北館 1F
営業時間: 11:00~23:00(L.O.22:30

大阪市 梅田/JR大阪 バル

居酒屋鮮道 こんび【大阪市 天王寺/阿倍野】

グルメな友人から天王寺で美味しい魚を食べるならここが一番、と言われてすすめていただいた居酒屋さん。友人のご子息と一緒に訪問。JR天王寺駅北口から横断歩道を渡って阿倍野筋を北に少し行ったところに位置する。間口が狭くファザードは地味なのでかなり判りにくい。

縦に長いお店はカウンターが中心で手前にテーブル席が2つ。お店の奥には座敷と2回に個室があると言っておられた。ビールで乾杯して女将さんお薦めのお造り盛り合わせをまずは所望する。

<S>2名盛り 1,280円
<W>4名盛り 2,480円
※3名盛り 1,880円/5名盛り 3,000円

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この日の造りは手前から「縞鯵」「鮑」「あこう」「シカ鯛」「カンパチ」「ヒラメ」「金目」「鰤」「鯛」「甘鯛」の10種盛り。珍しい高級魚もたくさん入ってどう見ても原価割れ商品であることは間違いない。この内容と価格のアンバランスさにほとんどの客はやられてしまう。白身の魚は一見同じように見えるが脂ののりやその味わい、舌触りなどそれぞれの異なりを楽しむことが出来る。どれも新鮮で金目は熟成感もあってどれも美味しい。お造りはそれぞ、アラカルトもあってそれだけを目当てに来る客も多いらしい。

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お薦めのお酒を尋ねると天狗舞の純米吟醸生酒を出していただいた。すっきりした切れ味のある新酒で辛口だけど味わいも深い。

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女将さんお薦めの出汁巻玉子も所望する。ビジュアル通りに強火でさっと焼き上げているのでふわふわしてとても美味しい。こういった居酒屋さんで出汁巻を見ると30年くらい前、自分のお店の弁当に入れる出汁巻を毎日50本くらい朝から焼いていた記憶が蘇る。出汁巻は出汁が多ければ多いほど美味しく仕上がるけど焼くのが難しくなる。弁当に入れるので出汁がこぼれないように「浮き粉」という小麦粉からグルテンを除いたでんぷんを出汁の中に入れて出汁を玉子の中に閉じ込める工夫をしていたことを思い出す。

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スケソウダラの卵の煮付け。上手に炊かれているのに感心する。こういうおばんざいのような肴が日本酒によく合う。器の中の小さな手間ひまが更に美味しく感じさせる。

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「かき揚げも是非お召し上がりくださいね〜」ということなので数あるメニューの中から海老と貝柱のかき揚げを所望。ボリュームもたっぷりで海老もたっぷり入って大満足。

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金目とアコウの酒蒸しは出汁の塩梅もドンピシャで作っているのがかなり腕のいい職人さんであることが判る逸品。リーズナブルで本格的で何を食してもワンランク上の美味しさ。スタッフさんも明るくて目配りも抜群。女性客も多くて界隈のおっさんばかりが集まる昭和居酒屋とは完全に一線を画すお店。これからの季節は予約が必須。とてもいい時間を過ごすことが出来ました・・・

大阪市天王寺区堀越町13-15
06−6770−5305
営業時間:11:30〜14:30
17:30〜24:00
定休日:日曜日

居酒屋鮮道 こんび居酒屋 / 天王寺駅天王寺駅前駅大阪阿部野橋駅

夜総合点

大阪市 天王寺/阿倍野 居酒屋

つるやⅡ【大阪市 天王寺/阿倍野】

JR天王寺駅周辺は焼肉の激戦区。王道をひた走る「平和」(通称ピンフ)ではそれだけを食べることもあるくらい上ロースが美味しくて安い。その横の「萬野ホルモン舗」は名前の通りホルモンの美味しさが突き抜けている。その他の店も含めてTPOで使い分けるけどその中で最も愛してやまない店が阪和商店街にある表記のお店。

普段は一人か気のおけない友人と行くことが多い。しかしながら席数が少ないことと人気があることで時分時はいつも満席。この日は21時半に伺い、たまたま2席空いてはいたがすぐに満席となっていた。

すぐ近くには普通の焼肉店舗の「つるや」がある。こちらはつるやの串焼き専門のディフージョン版。通称「つるツー」と呼ばれる。席の後ろ全面が引き戸で外から自分の目でしっかり観察して客がいないところの引き戸を開けて入店する。席数は7つのみ。店主を含めてお店の喫煙率は高い。しかし目の前で焼く肉の煙でタバコが気にならない。

店内は薄暗くてどよーんとした感じ。同伴者が聞けば今年で35年になるらしい(この前は30年と言っていたが・・・犬並みに年を取るのであろうか)

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味のある手書きのメニューが渋すぎる。ヨネスケ師匠そっくりの店主のケンちゃんは50代半ば。気さくで楽しくてすべての客に分け隔てなくお酒を飲みながら接する。客も順番にケンちゃんにお酒をおごりまくる。客全員でテレビを見ながら世間話をしながら飲み食いする。家族の団らんのようでかなり楽しい。

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まずは上タンを塩でいただく。炭火でレアに焼かれたタンはボリュームもあって食べ応え満点。価格はすべて2本の値段。ロースも塩でいただく。焼きセンマイは分厚くて焼きにぴったりの部位を使う。生センの場合は柔らかい部分を使用。お酒は名物のカボスの入った酎ハイ。この日は5杯いただいた。客のほとんどが同じものを飲む。

ニンニクとニラ入りのこってりした醤油ダレにコチジャンをいれていただくんだけど突出したバランスの良さはホルモンとの相性抜群。赤センやマル腸との相性は特に秀逸。食感や歯ごたえがいろいろな串焼きホルモンは素材がいいので何をいただいても美味しい。

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私の一押しのソーセージはシャウエッセンを使用。炭火で焼き上げられケチャップとマヨネーズと辛子をつけていただく。ハラミの火入れは軽め。独特の串打をする手羽も普通に美味しい。客は長居せずにさくっと食べて好きなことしゃべってさっさと帰るのがマナー。釣りを取らない客が約半分くらい。心もしっかり温まって店を出る。

大阪市天王寺区堀越町15-5
定休日:日曜日
営業時間:17:00~23:00

大阪市 天王寺/阿倍野 串料理焼肉