大阪市

炭割烹 譽【大阪市 扇町/天満】

2週間前に開店した中崎にある表記の店を訪問。ネット等での紹介は私が初めて。しばらくは紹介制との事で店前には看板等は一切なし。店には住所を頼りになんとかたどり着く。お店は古いビルの2階。カウンタ−8席のみで梅田の某ホテルの料理長を10年務めた店主1人で運営。会席仕立てのコースは8000円、12000円、15000円の3種類。今回は真ん中の12000円で用意いただく。

店の隅に置かれた炭場で肉や魚を焼いて提供する業態。最初は割り山椒の器に入った青菜のお浸しと明石の真ダコを52℃で加熱し、出汁ゼリーを掛けたもの。炭火で焼かれた旬のイサキと葱を鋳込んだ鴨ロース。

続いては活鮑を丸ごと串に刺して焼き上げたもの。。丁寧な仕事ぶりを目の前で見る事が出来るのもご馳走。

煮物椀は鰈と松茸と焼き茄子。。魚の脂が浸みでてしんみりした味わい。

ここで日本酒を所望する。どれもが炭焼きの魚や肉といい相性。。。

お造りは旬のオコゼ。肝や皮、腸管も入ってかなりのご馳走。甘い身と純米酒の相性は最高。日本海の旬の赤雲丹と北海道のムラサキウニの贅沢な食べ比べ。どちらも甘くて美味しいけどテイストの異なりは比べるとよくわかる。

続いてのオコゼの骨の唐揚げはお約束。小芋の炊いたんに蟹身の入った餡を掛けたものと続く。

琵琶湖産の小振りの鮎を3匹。頭は唐揚げ状態に仕上げるのもお約束。炭火でしっかりと焼き込んでいるので頭から骨まで一気に食す。再びビールを頂いてマリアージュを楽しむ。

岩手産の和牛は脂たっぷりサーロイン。。付け合わせは髭付きのヤングコーンと焼き松茸。

なめこの入った大根おろしで口直しをしてミニ鱧鍋。玉ねぎの甘味が鱧に移ってかなり美味しい。調理全般の技術がかなり高い。。。

食事は釜炊きご飯と天然鰻の蒲焼き。不味いわけがないがカロリーオーバーでお腹パンパン。

デセールはスイカ2種とマスカットを挟んだ抹茶アイス最中。この日の会計は一人20000円。しばらくは紹介制なので訪問希望の方は私にメールください。

shatyo@nori-net.jp

北区堂山町11−14<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27100134/?tb_id=tabelog_61caeb2e67503db1868b04c37865735402fda9fa”>炭割烹 誉</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC010110/”>日本料理</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/R6969/rstLst/”>中崎町駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/R8149/rstLst/”>東梅田駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270103/R1586/rstLst/”>扇町駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
</p>

 

 

 

大阪市 扇町/天満

【大阪市 谷町四丁目】 【大阪市 天満橋】

友人と表記の串揚げ店訪問。界隈では安旨創作串揚げの「五條屋」や「萬時」「はんじゅく」などのある激戦区。キッチンを囲んでカウンタ−8席、テーブル席2つ。店主含めて4人で運営。ビールで乾杯をしてお任せコースでお願いする。

串の扉は鱧の梅肉のせ。続いてヤングコーンの豚肉巻。ピザパン、牛ヘレ、子持ち昆布、とても柔らかい手羽先と続く・・・衣は細かくあっさりした仕上がり。

活車海老はお約束の美味しさ。鶏とセロリのあわせたものや新ジャガ、ブロッコリーとベーコン、マッシュルームとクリームチーズ、新銀杏、島らっきょと続く。

このあと創作串がしばらく続くが写真撮るのを失念する。普通の串揚げよりもひと手間かかっていて楽しく美味しく頂きました。

大阪市中央区内平野町2-1-2
06-6944-2339

大阪市 谷町四丁目大阪市 天満橋 串料理

大和屋 創業140周年感謝の集い【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

明治10年、今から140年前に創業した老舗料亭「大和屋」の女将さんから周年の感謝の集いをするという事でご招待いただく。大阪では多分一番古い現存する料亭で宗右衛門町に南地大和屋の店があったときの能舞台の迫力に驚いた過去の記憶がある。(その建物は2003年になくなってます)

芸者の養成所から大阪を代表する料亭としての地位を築き上げ、関西財界人の社交場として全国から一目置かれるようになり、花街の近代史の中で大きな存在を示された事に敬服する。

この日は最初にビールを頂いて座付きの前菜を頂く。鯛の蓋物に入った帆立と生唐墨、胡瓜、長芋を和えたもの、車海老の艶煮、カステラ玉子、鰻の煮こごり、枝豆、巻き大根の酢漬け、松ぼっくりと松の葉を模したものは昆布で作成。どれも安定感のある美味しさと美しさ。

祝肴は5キロの天然鯛の塩焼き。料理長自らプレゼンテーション。焼き上がりまで3時間との事。

銘々に分けて頂き、赤飯の笹巻きとばちこ、黒豆が添えられる。

吸い物は甘鯛の潮仕立てで松茸と末広大根、結び人参が飾られる。甘鯛の脂が出汁に溶け込んでいい塩梅である。大阪の吸い物らしい力強い味わい。

お作りは甘エビと剣先烏賊、バフンウニ、鱧の落としの4種盛り。

炊きあわせは骨切りした鱧を牛蒡に巻き付けて黒糖を使った濃いめの出汁でこっくりと炊き上げたもの。あしらえの小芋も舌だけで潰れる柔らかさ。煮梅も口直しにとてもいい。これぞ大阪料理と言っていい佳品。

酢の物は鮑の柔らか煮と蓮芋に酢ゼリーを掛けたもの。

メインディッシュは和牛の炭火焼に灰汁を抜いた辛子と黒ニンニク醤油をソースにしたもの。このソースも秀逸・・・・新玉ねぎと満願寺唐辛子を添えて。

〆の食事は「勝間南京」「黒門白瓜」「門真蓮根」「千両茄子」など浪速野菜を使った押し寿司。

紅白の煮麺もいいお味。

デセールは2種のぶどうのカクテルと冷やししるこ。お腹がはち切れるくらいボリュームがありました。寸分の隙もない老舗料亭らしい完璧な仕事に脱帽いたします。

ごちそうさまでした・・・・

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食