大阪市

トムクリオーザ【大阪市 梅田/JR大阪】

過日、江坂にあるイノベーティブ中華料理店の明に食事に行った時にカウンターで同席した方が表記のリストランテのオーナーシェフということで予約を取っていただき友人と訪問。

ミシュランを数年間獲得されている予約困難店でポンテベッキオで料理長を勤めていた浅井努氏が2013年北新地で独立。

場所はJR東西線 北新地駅から徒歩5分くらいでANAクラウンプラザホテル、ダイビルからほど近くの雑居ビルの2階に位置する。

店内はカウンター4席とテーブル8席のみ。今回はシェフの手元が見えるカウンター席をリザーブいただく。コースは15000円のみ。

最初の一皿は2種類のトウモロコシの冷製スープ。とうもろこしと水だけで作られた超シンプルな料理。真ん中にトウモロコシのアイスクリームを乗せて甘みと冷たさと温かさを味わうスープ。

続いては冷たい細いパスタ(フェデリーニ)茄子のスープに潜らせてキャビアをてんこ盛りにしたもの。たっぷり添えたキャビアの塩分と酢橘の清々しい香りが夏らしくて心地いい。茹でたパスタは直に水に晒さず、油を吸って甘味を増した茄子と合わせて煮込み、味を吸い込ませながら氷煎で冷やしていると言っていた。

続いては旬の鮎が登場。4時間コンフィして表面をフライパンでカリッと焼いているので丸ごと食べることができる。あしらえはセロリ、シャインマスカットを合わせた生野菜。

こちらのお店のスペシャリティの24ヶ月熟成させたペルシュウ。パルマハム職人多田さんが作ったものでイタリアベルケル社製の電動ハムスライサーで超薄切りにして提供。

脂身の甘さや口溶け感、香りなど普段食べている生ハムとは全くの別物。途中であつあつご飯をペルシュウでくるんで贅沢おにぎりにして頂く。

ハムのお供は昨日に千葉県木更津の竹島さんが作って本日届いた水牛モッツアレラ。フレッシュ感がとてもいい。

さらに青イチジクとゆで卵、ルッコラ、ジャガイモのニョッキなどをペルシュウで巻いて頂く。白ワインがすすみまくる。。

メインの魚料理はオマール海老のリゾット。トマトソースが上にかかる。海老は炭火でローストしたもの。

肉料理はシャラン産の鴨とチコリのロースト。。火入れも良くてとても美味しい。

えんどう豆と空豆のタリオリーニはモチモチの食感。ソースが麺にしっかりと馴染んでかなり美味しい。

デザート一皿目はパイナップルとパッションフルーツ。

定番のピスタチオを練りこんだ濃厚なパンナコッタ。エスプレッソとの相性はとてもいい。。

この日、おまかせで選んでいただいた濃いめの樽の効いたイタリアのシャルドネ。15000円くらい。。お腹も一杯になり大満足で店を出る。ごちそうさまでした。。

大阪市北区堂島1-2-15 浜村サンプラザビル2F

 

トムクリオーザイタリアン / 北新地駅大江橋駅西梅田駅

夜総合点

大阪市 梅田/JR大阪 イタリアン

蕎麦と肴 温月 7月【大阪市 安立町】

阪堺線(チンチン電車)の安立町駅徒歩0分に位置する表記の蕎麦店を近くにある銭湯の帰りに友人と訪問。まん延防止期間で2人までの入店で19時で酒類注文終了、20時閉店をきちんと守っておられる実直な姿に敬服。

店内はテーブル3卓のみ。。和食出身の若いご主人の作る上質で気の利いた料理がかなり美味しい。日々献立も変わり、そしてリーズナブル。サーブス担当の美しい奥さんと2人で切り盛り。

座付の胡麻豆腐もきちんと作られている。。つけ出汁の塩梅も完璧。

その日の仕入れで変わるお造りはニシ貝790円と鯖きずし炙り780円を所望。大きな鉢に氷を敷いて盛り合わせ。

大きな蛤をさっと炊いたもの1000円はしっとりと火入れした蛤がびっくりするくらい美味しい。スープも最高。。

ツムラ河内鴨ロースの炙り焼き1200円はありがちな癖や臭みは全くない。内臓は別にモツ煮にして供される。

日本酒もいろいろ取り揃えていてかつリーズナブル。

カマンベールチーズはさみ揚げ600円は2種類の塩でいただく。日本酒がすすみまくる・・

熱々で供される自家製練り天690円はイカがたっぷり入る。

もり蕎麦780円は1割の小麦粉が入る。少し太めで食べ応え満点。喉越しもよく締めにぴったり。今回も食べ過ぎて飲み過ぎてしまう。。小さなお店なんで要予約。20時丁度にチンチン電車に飛び乗って家に帰る。

過去の温月はこちら

大阪市住之江区安立2-1-22

大阪市 安立町 蕎麦和食

米増 6月【大阪市 福島】

ここ数年、毎月訪問する福島の表記の和食店を14時に訪問。最近通う中でも最も好きなお店。普段の予約は半年以上先になる超繁盛店としてもよく知られる。本湖月出身のご主人の人柄と端正な茶味溢れる誠実な仕事にいつも感心する。

ご主人をはじめとするスタッフの皆さんの誰にも分け隔てない丁寧な接客も素晴らしい。数年通っているけど新しいメニューや料理もどんどん研究されていて訪問するたびに新しい発見があって楽しい。場所はJR福島駅を北に徒歩8分。メニューは18000円税別のみ。食材によって価格は変動する。

この日は紫陽花が床に飾られる。。

メインの鮎の食べ比べはカウンターで調理師君が仕上げをする。

この時期の鮎は小ぶりなので頭から丸ごと齧り付くことができる。

お酒の値付けも良心的で料理に合った美味しいものを提供いただける。

最後は抹茶で締めだけど堅苦しくない雰囲気で最後まで食事ができる。

料理の写真掲載は不可なので忘備録として献立のみ記載。

・大粒の南部産の青梅を柔らかく炊いてシロップ漬けにしたものをカキ氷とともに
・お凌ぎはバチコを柔らかく戻したものを飯蒸しで(かなり美味しい・・・)
・骨切りをして葛叩きにしたアブラメと白芋のお椀
・お造りは旬の脂ののった鱸と車海老の洗い
・明石産の蛸を柔らかく炊いたもの
・お造り2品目は塩釜産の中トロ(私はマグロが苦手で大きなトリ貝にしていただく)
・琵琶湖と島根県高津川の鮎の食べ比べ
・根室産の毛蟹の酢の物
・淡路産の鱧を骨切りして皮目にもち米をつけてオイルをかけながら焼いたもの
 あしらえはとうもろこしのかき揚げ
(この料理は初めていただいて腰を抜かすくらいい美味しかった)
・炊き合わせは隠岐の島産の大きな鮑を柔らかく炊いたものを肝のソースで
・食事は福井県大野市産の蕎麦粉を使った手打ち蕎麦(レベルが高いことにびっくり)
・金目鯛の釜焚きご飯と赤味噌の味噌汁
・小夏みかんを使ったゼリー
・甘味は自家製胡麻団子とお薄

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食