大阪市

今庄そば 大阪高島屋店【大阪市 難波】

難波の高島屋のB1にある表記の蕎麦店を訪問。デパ地下の和菓子や洋菓子の売り場を通り過ぎてエノテカのワイン店の裏側にお店は位置する。高島屋のデパ地下の穴場のようなお店で私が子供の頃(50年くらい前)からお店はあった気がする。昭和15年当時国鉄の福井県今庄駅ホームの立ち食い蕎麦がお店の始まりと聞いたことがある。あと福井駅や武生駅にもあると聞き及ぶ。

お店はテーブル席のみで客層は70歳以上の女性客が中心で昔ながらの食堂のような内装が安心してくつろげる雰囲気を醸し出している。ずっと昔からお店を仕切っておられる推定80歳くらいの白髪のご主人の腰の低い接客にいつも心が温まる。

最初に熱いお茶が出てくるのも嬉しい。名物は「おろしそば」なんだけど個人的にこちらの店でよくいただくのが「とろろそば」で昔のままの懐かしい味を楽しむことができる。

しばらくして着丼。シンプルだけど蕎麦も出汁も心にしみる美味しさ。帰りにご主人から「残念ですが6月いっぱいでこちらのお店を閉店します。長い間ありがとうございました」との報告を受ける。。「長年ずっと美味しくいただいていたので残念です・・・」と答えると、ご主人が「自分が不甲斐ないからなんです・・・」と頭を下げながら言われる姿を見て胸に迫るものを感じた。

大阪府大阪市中央区難波5-1-5
大阪タカシマヤ B1F

今庄そば 大阪高島屋そば(蕎麦) / 難波駅(南海)大阪難波駅なんば駅(大阪メトロ)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 難波 蕎麦

温月 5月【大阪市 安立町】

阪堺線(チンチン電車)の安立町駅徒歩0分に位置する表記の蕎麦店を訪問。

こちらのお店のすぐ近くに「浜口湯」という銭湯があり(この銭湯の入浴料が300円。以前なぜこんなに安いのかと尋ねると「大阪では入浴料は上限のみが定められていてそれ以下ならいくらでもいいの」「うちのお店(銭湯)は家族だけの経営だし燃料代もかなり始末しているから昔から値上げしていないのよ」と若い女性店主の弁)銭湯で汗を流して蕎麦を食べに行くというのがマイパターンになっている。

お店は17時開店なのでその時間に合わせて予約をしてから入店する。テーブルが3つだけなので競争率がかなり高い。お店は元和食職人の若いイケメン店主と別嬪奥さんの2人で切り盛り。丁寧な仕事をした蕎麦前がどれも美味しすぎて色々なものを注文しすぎていつも蕎麦までたどり着けないことが多い。

まずは冷たいビールをいただいて座付きに天然鯛の白子の揚げだしをいただく。味わい深く出汁の塩梅も完璧。。風呂の後に冷たいビールといただくと美味しさが倍増する気がする。

大きな氷が敷き詰められた鉢に入って出されるのは千葉県外房の金目鯛と和歌山の熟成させた鯖の盛り合わせ。両方とも皮目を炙っており香ばしく脂感もたっぷりでかなり美味しい。

日本酒も食事の邪魔をしない食中にぴったりの淡麗辛口のものがセレクションされていてこちらを順番にいただくのも楽しみの一つ。

空豆と新じゃがのポテサラのカラスミ掛け935円も日本酒にぴったりの酒肴。

名残の筍とホタルイカ、新キャベツの酢味噌和え759円も日本酒との相性がとてもいい。

この日は最後に盛り蕎麦858円を所望する。日本酒をいただきながら幽けき香りを楽しみ、2種類の塩でいただいたり汁をつけたりしながらいただく。9割蕎麦で少し太めの麺は喉越しがとてもいい。蕎麦粉は福井県の勝山産で新蕎麦の時期は北海道産を使用するとのこと。

デザートに酒粕を使用したムースとイチゴを提供いただく。滞在時間45分だけど大満足で店を出る。ご馳走様でした・・・

過去の記事はこちら

大阪市住之江区安立2-1-22
06-6678-2702

 

大阪市 安立町 蕎麦

スシエビス 阿倍野店【大阪市 天王寺/阿倍野】

東京や神戸で飲食店舗をフランチャイズ展開するシーズン2という会社が運営する阿倍野の表記の寿司店を訪問。あべのHoopの西側に位置する。本年1月の開店以来満席が続く人気店でこの日は私どもの会社が経営するホーチミンの寿司店(現在休店中)の料理長とともに視察を兼ねての会食。外観はネオン管で飾られたネオ酒場を思わせる印象でこじんまりとした店内は1階と2階に分かれていて木目調の落ち着いた雰囲気。席の間はかなり狭い。客層は30歳以下のカップルと女性グループばかり。

箸袋がおみくじになっていたり、取り皿や爪楊枝が引き出しに入っていたりして若い方が喜びそうな小さな仕掛けもある。アルバイトの学生の女性スタッフさんはやる気のない雰囲気満載。お通しは「明太子ポテト320円」。酎ハイやハイボールの種類もたくさんあって価格も手頃。スタッフさんに聞きながらインスタ映えするものを所望する。

看板商品の「エビカニ合戦769円」はかなり写真映えする一品。 冷凍ズワイ蟹、生の赤えび、イクラ、うずら卵を蟹の殻の中で混ぜ込んで殻の下に敷かれた細巻き寿司に豪快にかけていただくという趣向。


続いては「極みユッケの雲丹いくらミルフィーユ989円」極みユッケは馬肉の刻んだものをを使用。スプーンで崩して海苔に乗せていただく。

いくらカクテル989円はカクテルグラスの中にいくらと酢飯が入る。これも海苔を巻いていただくようになっている。

握り寿しは1貫から注文可。とろける鰻バター640円(2貫)はスタッフさんが目の前でバターを削って鰻の上に乗せてくれる。飲めるサーモン640円(2貫)はサーモンを低温調理したものらしいくかなり柔らかい食感。

奥久慈卵のブリュレ寿司340円(2貫)は市販の玉子焼きの上にザラメをかけてバーナーで炙ったもの。思いの外、美味しいことにびっくり。

カリプチコーンマヨ寿司440円は細巻き寿司の上にコーンとコーンを潰したものにマヨネーズと生クリームを合わせたもの(多分・・・)を豪快に乗せてその上にオニオンチップをトッピングしたもの。これもいいアイデアで女性が好きそうな感じ。色々といい勉強になりました。

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-21

阿倍野スシエビス 天王寺阿倍野店居酒屋 / 天王寺駅前駅大阪阿部野橋駅天王寺駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 天王寺/阿倍野 寿司