大阪市

Mカッセ【大阪市 粉浜】

住吉区にある表記のスパイスカレー店を訪問。雑誌やテレビなどの取材も多くランチタイムは行列必至の繁盛店。南海本線の粉浜駅東口から徒歩1秒。阪堺線の東粉浜駅から徒歩2分の場所に位置する。カフェのような外見で店内はL字カウンター5席とテーブル数卓。

フレンチ出身のシェフが作るカレーがインスタ映えのみならず斬新で新しく、創造性の高い一皿となっていることが特徴。

基本メニューは
●スパイスチキンカレー
●ビスク香るキーマカレー
●週替りカレー
●2種あいがけカレー

ダントツの人気が週替わりカレー。

今週はバスク風イカスミカレーで夏野菜と炙りイカのラタトウユ添えと壁の黒板に記される。

若い女性店員さんオススメのキーマとの合いがけ1200円にイカ増し300円とスパイス燻製玉子100円を追加で所望する。

しばらくしてカレーではあり得ないビジュアルで着皿される。カウンターでシェフの手元を見ていると注文ごとに一皿ずつ丁寧にたくさんの工程を経て作られている。

イカスミのカレーは鼻に抜ける香りを分析するとそのベースは魚介スープと推察される。そこに様々なスパイスと玉ねぎなどの野菜や別に作ったラタトウユが盛り込まれる。パンチのある色合いのイカスミ自身は磯臭さもなく思ったよりマイルドな仕上がり。スパイス感は軽め。

キーマカレーは旨味が強くて海老蟹系の香りがしてフレンチ風。そこに数種類の野菜のアチャールやレンズ豆や色々な色とりどりの酢漬けや生の野菜が飾られる。皿の縁にはガーリックの香りのアイオリソースが添えられる。これらを皿の上で全て混ぜ込んで最後にパパドを砕いて口に入れると味の表現が困難な曼荼羅模様の味わいが口いっぱいに広がる。よく計算された和のテイストもしっかりと入ったフレンチ風スパイスカレー。。15分前から並んで開店直後の入店がおすすめです。

このイカスミカレーは8月21日まで。急いでお店にレッツラゴー!

過去のMカッセはこちら

大阪市住吉区東粉浜3丁目22-9
11:30~15:00 売り切れ次第終了
不定休

大阪市 粉浜 カレーライス

ひろせ 8月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

東心斎橋の表記の和食店を訪問。数年来ずっと毎月欠かさず定期訪問している私が大阪の和食店では一番美味しいと思うお店。

心斎橋駅から徒歩7分の畳屋町の雑居ビルの1階にお店は位置する。白い暖簾が目印で店内はカウンター6席とテーブル席2卓のみの10坪サイズの小体なお店。メニューはコース料理12000円のみだけど界隈の相場で言えば18000円くらいの価値とお得感のある内容で紹介した友人は皆ファンになる。

店主の廣瀬氏は西心斎橋のミシュラン店「ゆうの」で修行され、「喜川」系譜のなにわ料理の「喰い味」重視のいい仕事をされる。食材に対する探究心とこだわりもかなり深く、毎回新しい発見をすることができる。その選び抜いた食材を素材感を活かしながら丁寧にかつ細やかに佳品へと昇華させる技術は突出したものがある。

最初に麦焼酎のソーダー割りにすだちスライスを5枚入れていただき乾杯する。料理の扉はたっぷりの毛蟹と塩茹でした車海老、アボガド、巨峰を白和えにしたもの。タスマニアマスタードが天盛りにされる。それぞれの食材を白和えがうまく繋いでいてインパクトと美味しさを兼ね備えたボクシングに例えると試合開始直後にカウンターパンチが入るような逸品。

鮑の酒蒸しも圧巻の迫力。火入れはいつもながら完璧。あしらえに茄子と加賀野菜の金時草。そこに旨味抜群の鯛味噌が掛けられる。大胆かつ丁寧な仕事が光る一品。

刺身には純米の日本酒を合わせる。ガラスの器には皮目を炙った鱧、梅肉を添えた真蛸、昆布締めの鱚には大葉が射込まれる。メイチ鯛、旬の石陰貝とその肝のぬた和え、鯵の美味しいものばかりを集めた7種類盛りは圧巻である。

煮物椀は夏の平椀に琵琶湖産の「鮎の炭火焼」と白だつ、濃厚な味わいの玉蜀黍豆腐、名残の蓴菜が盛り込まれる。いつもながら出汁の美味しさは特級品。

2キロサイズの真魚鰹を炭火で丁寧に火入れ。北海道の塩水雲丹と卵黄を合わせたソースで供される。鰹の酒盗を少し入れて旨味とコクを出しているのはさすが。素材の良さもさながら食材同士の出会いのセレクションが素晴らしい。

ここでご主人おすすめの赤のワインを所望する。和食に合う赤ワインはかなり限定されるがこちらのお店ではワインを開ける客が多いと聞く。

肉料理は時間をかけて休ませながら火入れしたランプ肉と夏野菜を使った和風のラタトゥーユ。ラタトゥーユは醤油とカレーの風味と丸みのある味付けで完全に日本料理の副菜になっている事にびっくり。

ボトルワインが少し残っているのを見てチーズ盛り合わせが黙って供される。心遣いに感動・・・

食事は甘々の玉蜀黍ご飯。。

デセールは杏仁豆腐とスモモの煮物にパッションフルーツのソースをかけたもの。。スッキリさっぱりでいい口直しになる。

この日も好みの日本酒とワインを美味しくいただきました。ごちそうさまでした。。小さいお店なので予約必須です。初めての訪問は「ペロペロ」を見たとお伝えください。

過去のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食

アサヒビアケラー 天王寺【大阪市 天王寺/阿倍野】

暑気払いに友人4人と天王寺駅直結アベノセンタービルB1にあるの表記の店を訪問。普段からビールはアサヒしか飲まないので工場直送のマルエフと黒ビールがいただけるのは嬉しい。

こちらのお店は昭和45年の創業で界隈のお店で最も古くからある飲食店の一つ。ランチタイムは昔からトンテキが名物。

6マルエフの生ビールは注ぎ方の異なりでキレのあるスッキリタイプとマイルドタイプがある。氷点下の生ビールなどすべてのアサヒビールがラインアップされていて片っ端から注文して飲みまくる。

料理も昭和の頃からほとんど変わらない。この日注文したのはカリカリに揚げた雑魚が入ったサラダ、冷凍だけど普通に美味しいピザ、イカゲソのピリ辛揚げ、名物の唐揚げ、ジャーマンポテト、ソーセージなど。接客も丁寧で大小色々な個室もあって色々はスタイルでの利用ができるいいお店です。

お店の公式HPはこちら

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-5-36 アベノセンタービルB1F

アサヒビアケラー アベノビアホール・ビアレストラン / 天王寺駅前駅天王寺駅大阪阿部野橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0

大阪市 天王寺/阿倍野 バルレストラン