洋食 手嶋【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

西区新町にある表記の洋食店をランチタイムに訪問。西大橋駅・四ツ橋駅から徒歩5分の場所に位置する。周りにコインパーキングあり。洋食の有名店のKatsui・御堂筋ロッジで長く務められた店主が2019年にオープンしたお店とのこと。

落ち着いた雰囲気の外観と店内はとても上品。客席は厨房に面したカウンターと奥にテーブル席。ランチメニューは「ミンチカツ」「ハンバーグステーキ」「エビフライ」など。おすすめの「ミックスフライ1600円」はエビフライ、チキンカツ、ホタテクリームコロッケ、ホタテフライの盛合わせ。

今回は迷わずミックスフライを所望する。

フライの盛り合わせのほかにオリーブベースのタプナードソースのかかった野菜たっぷりのスペインオムレツのようなもの、生野菜サラダ、豚汁がつく。艶々のご飯が抜群に美味しくて野菜たっぷりの豚汁も高級和食店の味わい。サラダにかかるフレンチドレッシングも秀逸。

好物のエビフライはプリプリで店主に聞くと泉州産のシラサエビを使用とのこと。帆立貝はふわふわ食感でチキンフライもとても柔らか。添えられる自家製のトマトソースもかなり美味しい。

スペシャリテなホタテのクリームコロッケは絹のような舌触りでかなりコク深い味わい。フライに添えられるタルタルの美味しさも特筆もの。玉ねぎがシャキシャキでコクがあってマヨネーズも自家製と思われる。全てにわたってのレベルの高さにびっくり。洋食ランチで久しぶりに感動した。

次回は夜に訪問予定。。

大阪市西区新町1丁目22-22
ランチ
[木・金]
11:30~13:30
[土・日]
11:30~14:00

ディナー
[火~日]
17:00~21:30

月曜定休

洋食 手嶋洋食 / 西大橋駅四ツ橋駅心斎橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 心斎橋/四ツ橋 洋食

川上商店【大阪市 大国町】

大国町の木津卸売市場内にある表記の鰻料理店を訪問。自社の決算と納税が終了したので自分へのご褒美でこちらのお店を選択する。

元々は焼き鰻の卸売で、隣接する工場と販売店の横に飲食スペースを併設されている。私が子供の頃、こちらのお店に父親と朝から鰻丼をよく食べに来た記憶がある。あまり知られてはいないけど鰻の専門店としては創業80年になる老舗。こちらのお店の前身は今の住吉大社駅の前にあった「伊賀治」という明治創業の料亭で名物料理が鰻の蒲焼きだったと聞き及ぶ。

毎日、早朝から三重産の大きなサイズの活鰻を金串に刺しまくりながら関西の「地焼き」にこだわり、炭火で焼きまくる。業務用としての蒲焼のクオリティは大阪では一番と思う。

イートインのお店はテーブルが4つとカウンター3席のみ。おかみさん(ママと呼ばれている)を中心にして女性パートだけで切り盛り。朝に焼かれた鰻を注文ごとにカットして分厚い鉄板で再加熱して提供。昼前には鰻が売り切れて営業終了のことが多いので午前中の訪問がおすすめ。

最初にうざく1100円を所望。カットされた身厚で熱々の鰻と小ぶりの胡瓜だけの潔さ。マイルドな酸味がとてもいい。

この日は張り込んで「特上まむし3300円」をいただく。界隈では5000円くらいする内容と思う。皮はパリパリで身はふわふわ。高温の炭火で焼き上げているので小骨は全て焼き切れている。タレもすっきりした味わいでほぼ好みの味に近い。

結構なボリュームだけど飲むように一気にいただいてしまう。膨満感もほとんどない。。いつもながら美味しくいただきました。。

*駐車場は宝くじ売り場で無料券発行いただけます。

最近、普通の和食店やそれ以外の業態の店で鰻重を提供するのをよく見かける。高単価商品で冷凍保存もできてレンジで温めれば再現性も高く、味の劣化が客にわかりにくいということが理由と思われる。客単価800円のファミリーレストランで2800円の鰻重が新商品としてリリースされることも見る。コロナ禍の中での生き残りもその理由の一つであろう。
しかしながら客から見れば「土俵」のないところで相撲を取るようにしか見えず、大体そういったメニューはお客に衝撃を与えるような突出したものにはなっていない。つまりそのメニューの根源に異常な情熱や想いがないために客の心に刺さらない。中途半端に始まって中途半端に終了することがほとんどのように思われる・・・鰻重を食べて自省する機会となりました。。

過去の川上商店はこちら

浪速区敷津東2-2-8大阪木津地方卸売市場内
06-6634-5910
AM5:00~PM:1:00

大阪市 大国町

讃真【大阪市 東天下茶屋】

阿倍野の表記の焼き鳥店を訪問。自宅から比較的近いので昔からよく利用させていただく。チンチン電車の東天下茶屋が最寄駅となる。外観も内装も昭和感漂う味のあるノスタルジックな佇まい。こちらの店は入り口が二つあって双方で食事ができるようになっている。右側が年配の大将で左側が若い店主が仕切る。メニューも使用する食材も同じ。厨房は繋がっているけど客の行き来はできない。店内は煤けたL字のカウンターと4人がけのテーブル席が一つ。

両方のお店ともセルフで七輪を使って焼き鳥を炭火で焼いていただくというスタイル。アラカルトもあるけど看板メニューの「とりの盛り合わせ780円」がおすすめ。

皿の上に皮、ずり、キモ、もも、せせり、ささみ、軟骨、こころ、背肝、三角、つくね、手羽先、キャベツ、シメジなどがてんこ盛りになって提供される。これらを卓上の塩、ポン酢、甘口醤油などにつけていただく趣向。

皮目を炙ったモモや背肝などは秀逸。皮を焼いた時に出る脂を付け合わせの野菜にかけていただくのも美味しい部位ごとの味わいの異なりや色々な薬味をつけたりしながら焼酎とともに良い時間を過ごす。

この日はいただかなかったけど最後に香川出身の大将が作る細麺の冷やし讃岐うどん480円が名物。しっかりお酒もいただいて一人2000円でお釣りがくるありがたい店。ごちそうさまでした。。

過去の讃真はこちら

大阪市阿倍野区王子町2-17-28
06-6621-1969
18:00〜翌3:00 月火休み

大阪市 東天下茶屋 やきとり