大阪市

ジャマイカファイブ【大阪市 長堀橋】

南船場にある表記のカレー店を読者の方に紹介いただき訪問。大阪メトロ長堀橋駅から北西に3分くらいの雑居ビルの2階に位置する。ファンキーなレゲエ系の店かと思っていたら年配のご主人が一人で切り盛り。

安定の悪い椅子のカウンター席は10つくらい。注文したのは「本日の日替わりカレー 900円」で定番のカレーに日替わりのカツを2つ選んでトッピングするため「日替わり」となっているらしい。この日は定番の豚カツ、ジャークチキン、ミンチカツがトッピング対象とのことなので豚カツとミンチカツを所望する。

しばらくして着皿。大きなお皿にカレーとカツが2種類鎮座。湯がかれたブロッコリーと人参、ゆで卵、ジャガイモが添えられる。皿の端にはキーマカレーの塊が盛り付けられて崩しながらいただく。ルーはとてもマイルドで丁寧に作られた感じ。大きなとんかつは薄めだけどかなり歯ごたえあり。ミンチカツは脂分が少ない感じ。ボリューム満点で完食できず残念。

大阪市中央区南船場1-12-27幸福相互安堂寺ビル2階
営業時間11:30-15:00(売切れ次第終了)
定休日日祝

ジャマイカファイブカレー / 長堀橋駅松屋町駅堺筋本町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 長堀橋 カレーライス

米増 6月【大阪市 福島】

福島の表記の和食店を訪問。大阪では屈指の予約困難店で来年4月までは予約がいっぱいとのこと。昔から年間で予約している和食ではお気に入りのお店。

座席はカウンター8席のみ、基本は14時と17時半スタートの2回転制。月替わりのコース料理18000円(税・サ別)のみで食材の都合で変更の場合あり。静かで温和な人柄のご主人の作る茶味溢れたケレンのない料理が多くの客を魅了。ほとんどの客が帰りに予約を取ってかえるので新規の客は入店が困難。

SNS写真掲載禁止なので献立のみ忘備録として記します。

・和歌山南部の青梅を使った甘露煮と秋田の新蓴菜。茅の輪くぐりの設え。
・鷹峰で採れる夏野菜のサラダ。鯛味噌をつけていただく
・岡山県笹ヶ瀬川の4キロ級天然スッポンのスープと卵豆腐の煮物椀
・刺身は洗いにした明石のアマテカレイと長崎産のケンサキイカ ポン酢と塩水
・明石産のタコの柔らか煮 花穂紫蘇と黒酢かけて
・島根県高津川の天然鮎と琵琶湖の養殖鮎の食べ比べ
・スッポンの唐揚げ 身とエンペラ 新玉ねぎと柚子胡椒
・徳島産の大きな鮑と新玉ねぎの炊き合わせ 振り柚子
・焼き鱧のご飯と香の物と汁 2杯目は出汁茶漬け
・高知県宿毛の小夏みかん
・波照間産の黒砂糖を使ったわらび餅(かなり粘度が高い)

今回も美味しいお酒いただきました。

過去の米増はこちら

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

すし豊 6月【大阪市 東天下茶屋】

私が30年以上通っている創業50年の阿倍野の寿司店を友人と訪問。国道13号線(あべの筋)の松虫交差点を南に200m、路地を東に入った場所に位置する。(阪堺線の東天下茶屋駅徒歩3分くらい)

昭和の残り香が漂う店内はカウンター8席と小上がり2卓のみ。ご主人とご子息、奥さん3人の家族経営。。大阪の江戸前鮨のパイオニアと言われるお店でよく雑誌にも掲載される。

こちらのご主人は東京生まれで若い頃に東京銀座の名店「新富寿司(今もあります)」で修行。しかしながらお店が厳しすぎて1970年に大阪万博見物と偽って仲間と脱走。そこから大阪で少し修行をして自分でこの店を出した話は界隈ではよく知られているけど実は瀬戸内海の魚にご主人が惚れ込んで東京から職場を変えたというのが真相らしい。

ご主人の東京言葉での解説や軽妙洒脱な会話もご馳走の一つ。人気店なので早めの予約がオススメ。

最初はビールと一緒に和歌山産の「もずく」を所望する。黒いもずくを2秒くらい加熱するとびっくりするくらい綺麗な緑色になる。うずら卵の入った特製の出汁で蕎麦のようにしていただく。しゃりしゃりした食感と磯の香りがとてもいい。食べ終わったら出汁に鱧の骨で取った熱い出汁を注いで蕎麦湯のようにしていただく趣向

ご主人が毎週木曜日に自ら獲りに行く有田川の鮎と琵琶湖の鮎の食べ比べ。解禁直後なので双方ともサイズは小さめ。水槽から取り出して串を打つとぴちぴち跳ね回る。

座付の胡桃と諸子の飴炊きは焼酎にぴったり。旬の桜海老の刺身も甘くて美味しい。ヒゲは取っているのでとても食べやすい。白海老と違って皮は全く気にならない。

焼きあがった鮎はタデ酢と一緒にいただく。頭だけをかじって体に空気を入れて次にお腹部分と3口に分けていただくのが作法。養殖鮎のように脂っ気はないけど旨味は深くてとても幸せな気分になる。

寿司のスタートは黒胡麻を射込んだハリイカから。 明石の鯛、鮪の漬けとヒラマサのかぶら巻きと続く。〆たヒラマサはこちらのスペシャリティで口に入れて咀嚼すると最初はヒラマサの深い旨みを感じて、そのあとカブラでさっぱり口直し、最後に鷹の爪がピリリと来る味の三段ロケットといわれる。

小肌は大きなコノシロサイズで脂がよく乗っている 現在は希少な子持ちシャコ、軽く炙ったカンパチと続く。

続いて昆布〆にしたヒラメ、漁獲量がかなり減ったといわれる大阪湾のシラサエビ、鱧と鯖の漬けと続く。大きなサイズの煮アワビはとても柔らかい。とびっ子の軍艦、「スフレのように口の中で溶けちゃうよ」「焼きたての温度は260度だから気をつけて〜」と講釈がつく泉州産の煮穴子でフィニッシュ。

口直しの香の物はカブの葉の奈良漬、べったら漬け、ズッキーニの浅漬けなど・・・会計は思いっきりお酒をいただいて一人1万円以下。。。ごちそうさまでした。

過去のすし豊はこちら

大阪市阿倍野区王子町2−17−29
06-6623-5417
営業時間:17:00~24:00
定休日:木曜日

大阪市 東天下茶屋 寿司