寿司

すし寛 6月

某団体の事業でお世話になった友人と一緒にお気に入りの表記の店を訪問。最近私の知人やこのブログを見た読者の方の訪問も多く女将さんがいつもすいませんと言ってくれるのに恐縮。そうでなくてもいつも満席の地元に愛される大繁盛店。

驚異的なハイコストパフォーマンスに会計のときににっこりしてしまう。。飛田の商店街にあるんだけど周りは居酒屋と称する中国人居酒屋がどんどん店舗展開。新しい店がこのあたりを訪れるたびに出来ている。。

2014-06-04 19.17.31

最初にビールで乾杯して流れ子(とこぶし)を所望する。仕入れによっていろいろサイズが変わるんだけどしんみりとええ味に炊いておられるのはさすが。。

この店なんと創業60年で地元の方はもちろん遠方からも芸能人の方もたくさん来られる。夜の7時くらいはいつも満席なので早い時間に行くのがおすすめ。

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大分産の岩牡蠣。一番大きいものを選んでもらう。これからが最盛期だけど走りのものもあっさりしてとても美味しい。ここで日本酒を頂く。

長野県を代表する真澄を所望。ここで女将さんが「ますみ!さんカウンターのお客さんご指名で〜す」とのアナウンスギャグにも最近は慣れた。

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鰻の肝のタレ焼き。最近目がかすむのでちょうどいい。精もつきそうだな。東京のお酒で弓というものを初めて頂いたんだけどかなりの美味しさで純米吟醸だろうけど美味しさのレヴェルが違うのに驚く。でもあとでネットで調べてもなかったな。。

まさに幻のお酒だな・・・

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今年初の鱧ちり。。ど真ん中の一番美味しいところを頂く。これもこれからどんどん美味しくなるな・・

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水槽に泳ぐ目板かれい君と目が合ったので迷わず所望する。気持ちよく泳いでいるところをごめんね・・という感じなんだけど僕ににらまれたら最後だな。

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薄造りになるととても美しい。今が旬なんだけど泳いでたものよりも少し寝かせたもののほうが美味しかったかなと思ったが尊い命を頂いたのでそんな事も言ってられない。。

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お決まりの骨と皮と腸の部分は唐揚げで食す。ポリポリしてかなり美味しくて日本酒が進みまくる。。。この店は寿司店なんだけどとてもカジュアルでお客様に対しての接近度が素晴らしい。2回通えばもう常連。2014-06-04 20.15.59

トビアラ海老の塩ゆで。鮮度がいいので味噌も甘くてかなり美味しい。かなり贅沢な旬の味覚。

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ここでやっと寿司を所望。大好物のタイラギ貝を生で頂く。超ビックサイズでコリコリしてとてもいい。

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あまりに美味しいのでもう一皿頂く。こうなると貝柱中毒状態なり。

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由良の黒雲丹を全部頂く。かなり贅沢な大人食べなり。。

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胡瓜巻を2本頂いて雲丹を乗っけて頂く。即死状態になるが意識をしっかりと持ってしっかりと味わう。世の中でこれほど美味しいものはないといつも思う。銀座次郎を遥かにしのぐ高級大衆寿司店である。オバマつれてきてあげたいな。ぺろぺろミシュラン星3つなり。

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
15:30〜24:00
月休

 

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そのあとは近くの中国人居酒屋で軽く歌う・・・


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鮨処よし田

島根に嫁いでいる姉がGWに父の顔を見に来てくれたので姉の夫婦と3人で弊社の近くの表記の寿司店を訪問。以前こちらのお店に来たときにあまりの美味しさにすっかりファンになり数日前からなんどもここに連れて行ってくれと電話があるほどのお気に入り。

というか姉だけではなく現在は地元で一番の繁盛店かもしれない。 全国から取り寄せる食材と下町価格と敷居の高くない雰囲気に平日も満席。

ネタはよりすぐりで妥協は一切なし。 店主は超イケメンのロックンローラーのような感じでまっ黒のユニフォームの胸元に光る金のネックレスが格好よすぎる。 しかし超速サウスポーで握るすしはかなり繊細。
おすすめのお任せコースは2貫ずつ8種類で茶碗蒸しがついて5000円くらい。一つのネタをそれぞれが違う味わいにして出してくれる。

お店はカウンターと奥にテーブル席が一つだけなので7時ごろは超満員。。。夜の9時くらいだとネタが少なくなっているので予約が必至。

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パンパンに膨らんだホタルイカを酢みそで所望する。生ビールと一緒に食すと最高の出会いを見せる。

定番の蟹味噌グラタン(写真なし)もビールとよく合う定番の肴

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義理の兄が大好物な毛ガニが一匹3500円。湯がきたてなのでミソもふわふわで身と一緒に食すと天にも昇る心地がする。甘口の燗酒と一緒に楽しむ。

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この日の寿司のコースの始まりは平目とカンパチ。連休で市場は休みなのにまずまずの品揃え。一つは塩でもう一つはおろしポン酢で供される。それぞれの魚体の味の差を比べるもよし同じ魚を食べ比べるもよし。。

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シマアジも同様で一つは塩で、もう一つは染めおろしで供される。大きなサイズのアコウを始めとする高級魚がケースからのぞく。

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北海道の甘い雲丹(写真なし)のあとで淡路の雲丹を追加で頂く。食べ比べると味の異なりがわかって楽しい。

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タコは一つは塩でもう一つは梅肉で供される。下ごしらえがいいので独特の生ダコの臭みやクセは皆無。イボの歯触りが心地よい。

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価格高騰中の鰻は白焼きは塩とワサビで供される。カリッと焼かれているけどジュワッと脂が染み出す旨さは秀逸。

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高級魚の山陰産ののどぐろ。これもかなり大きなサイズで焼かれた皮目と身の間の脂がとても美味しい。一つは塩昆布を乗せてもう一つは染めおろしで供される。上品な脂が口の中でスーと溶ける。

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最後は大トロ。私は苦手なんで別のものを握ってもらう。62才の姉も大満足。本日もたくさん頂きました。

大阪市住之江区東加賀屋3-16
06-6683-4084


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すし寛 5月

友人女性2人と共に個人的にヘビーユースする西成の飛田商店街にある表記の店を訪問。天王寺美術館で「山の神仏」の特別展を見て早い時間に小上がりをリザーブ。最近はこの店に月に一回くらいのペースで気の置けない友人と訪問している。

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店は地下鉄動物園前駅から徒歩5分。今や観光地となった新世界界隈よりも数倍ディープな空気をくぐりながら商店街を南下。

しばらくすると見るからに大衆的なファザードの店舗が見える。お店は10席くらいのカウンターと4人掛けの小上がりテーブル席が3つ。客層はスーツ姿は私だけで結構家族連れも多い。カウンターお一人様もよく見かける。

大きな水槽にはこの日は3キロオーバーの天然とらふぐや平目などがわんさか入る。メニューには一切価格表記なし。ネタケースにもキンキやのどぐろなどの高級魚がぎっしりと姿のままで陳列される。創業60年の老舗は現在イケメン若大将と素晴しい気配り目配りの奥さん、72才のお母さんの完全家族経営。この日は娘さんもアルバイトで3世代でお客様をアットホームな雰囲気で温かく迎えられていた。

いつもお母さんにしょうむないお土産を持って行くんだけど(この日はビスコ)予想以上に喜んでくれるのでとても嬉しい。

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ビールで乾杯してこの日も好きなものを好きなだけ頂く。車エビの炊いたんはしんみりした甘い味加減に柚子の香りがアクセント。海老好き星人の私はとても嬉しい。

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続いてトコブシを所望すると超巨大なアワビ状のものが2個登場。一緒につく子芋や筍の炊いたものもかなり美味しい。仕入れの目利きに感動する。

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マナガツオの西京焼も所望する。甘鯛とどちらにしようかと迷ったがこれで正解だった。魚の美味しさもさながら味噌の加減がとてもいい。「浦霞」の冷やを合わせるとすこぶる美味しい。何を食してもネタがすこぶるいいのにいつも驚く。

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続いて毛蟹を所望。自分で食す場合剥きながらになるので集中して味わう事が出来ない。。堅蟹ではないけどしっかりと身も詰まってみそもたっぷりあって大満足。殻に白鹿の燗酒を注いで頂く。。いわゆる甲羅酒。

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水槽に泳ぐかなり大きなオコゼ君と目が合ったのでさばいてもらう。最近は漁獲も少なくて超高級魚。この日頂いた400グラムオーバーのものは仕入れ値で3000円くらいはする。

「値段高いだろうな」「破産しないかな」と言ってたら女将さんがすかさず「ここはすし寛だから大丈夫!」との答え。

オコゼは別名「山の神」と言われていてこの日に見学した美術展と同じ名前ということに一人で感慨に耽る。

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オコゼ君がなかなかいい顔なので食べながら知り合いの〇〇さんに似てるなとか考える。淡白な白身なんだけどほんのりとした上品な甘味が比類なき旨さ。オコゼは雑菌をとる為に塩水で身をさっと洗うんだけどそうする事で余分な脂が抜けて甘さが余計に引き立つ気がする。白身魚のキングオブキング。

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オコゼの三種の神器と言われる皮とキモと胃袋。胃袋は昔から妊婦の母乳が出る薬として有名。オコゼの肝は勢力が旺盛になるとも聞いたことがある。ポン酢で別に出して頂く。どれもが美味しすぎる事に感動。

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頭や尾びれは唐揚げとなって再び登場。ちゃんと行き届いている事に驚きと感謝。この頃になるとお店は超満席。カウンターの中ではご主人とベテラン調理師2名がフル回転。出前の注文もあるのでかなり忙しいんだけどすべての客にカウンターからもちゃんと接客されているのに敬服する。

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しこたま食べて飲んでやっと寿司を握ってもらう。マストアイテムの巨大な甘エビと甘酢で炊いた白板昆布に生姜をはさんだトロトロの締め鯖。自家製の烏賊の塩辛の三種盛り。日本酒がどんどんすすむものばかり。

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大好物のタイラギ貝。煮詰めと塩と煮切り醤油の3種類のお味。営業開始時間が16時なんでその時間に入店すると確実に入る事が出来る。前日までの予約は基本できないシステム。。

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淡路島の雲丹を発見したので胡瓜巻と一緒に箱ごと所望する。いわゆる大人注文なり。

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自分で作る雲丹胡瓜巻。淡路の由良の黒雲丹と呼ばれる赤雲丹は口に広がる磯の香と昆布の香り。ミョウバンの味も全くなく上品な甘味が口にぷわ〜と広がるのが特徴。

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玉子〆は玉子焼き。砂糖も入っていて煮詰めの甘さも悪くはない。焼きたてでふわふわでこれで又一合冷酒を注文する。実に酒がすすむ玉子焼きなり。お腹もパンパンになってお支払い。いつものように相場の半額。。そりゃ繁盛するわな。。

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
15:30〜24:00
月休


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